12ヶ月点検とはいえど・・・・

スズキエブリー DA64V 平成20年式 走行距離8万キロ。
リース会社からの指示で12ヶ月点検をすることに。
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まあしかしこれがたぶん整備らしい整備が初めてなんでは?という状態。
お客さんからのご指示は
ブレーキに効きムラがある
ということだけ。
効きムラはたぶんブレーキローターが偏摩耗してるんだろうなと言うことで分解。
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このあとローターを研磨修正に出します。
ブレーキパッドも残量半分以下だったので迷わず交換。
パッドを支えてる部品もしっかり清掃。
動きが軽くなれば効き味に影響するので。
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スタビライザーロッドと呼ばれる部品。
関節のゴムがアウト。
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エンジン冷却水を循環させるウォーターポンプ水漏れ。
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点火プラグ電極摩耗で要交換。
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エンジン冷却水温を一定に保つサーモスタットが開きっぱなしで冷却水温が規定値まで上がらず。
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というわけで診断した箇所をリースやさんに報告。
修理許可をもらって不良箇所を整備。
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ポンプの交換。
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ポンプを替えるときにベルトを外しますが、新車から一度も替わってなさそうですり減って細くなってるのでついでに交換。
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スタビライザーのロッドを替えたり
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研磨修正したローターが外注先から帰ってきたのでブレーキを組み立てたり
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あとはエンジンオイル&フィルター、などなど消耗品を交換。
冷却水入れてエンジン掛けてサーモスタットの動作確認。
ただこの車は水温計無いのでスキャンツールを接続して水温センサーの数値を読まないと水温確認できません。
水温が規定値まで上がったのでOK。
いまや水回りの修理にもスキャンツール必須です。
これを持たずに整備してる所ってこういう確認作業はどうしてるのだろうかと逆に心配(笑)
というわけで普通の車検作業よりハードな12ヶ月点検でしたが、つまりはその車の人生の中で、どこかでやらなければならない消耗品の手入れがたまたま今回の作業で廻ってきただけです。
次の車検時には軽い作業でOKでしょう。
10年10万キロ走るための消耗品にかかる費用(ライフコストと言う奴です)の合計はさほど差は無いですよ。
「いつやるか?」だけですよね。


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カテゴリー: 修理   作成者: てんちょー パーマリンク

てんちょー について

専門家や職人は仕事の話をするときに専門用語やら隠語を使わないとお客さんと会話できないという習性に疑問を持ち、自動車に関して自分の知ってることや機械の原理をいかにわかるように説明できるかを考え続けてるちょっと変わった自動車修理の職人。 仕事の質ももちろん、その仕事の内容をお客さんに理解してもらうことを自分自身の生き甲斐にしてるおっさんである。

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