トヨタパッソの車検 ブログのご愛読者から車検入庫いただきました

トヨタパッソ KGC10 平成19年 走行27000㎞
メールにてお問い合わせでご来店いただきました。
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ご要望をお伺いし、かなりメンテにはご理解のあるお客様である程度は自分でする、とのご要望と、当店にお任せいただく内容の打ち合わせをさせていただき着工しました。
当店のことはずっとブログ見てましたとのうれしいお言葉
ご希望にお応えすべく張り切ってまいりませう~!!
整備する順序はいろいろあると思いますが、自分はいつの頃覚えたのか、親父・過去に在籍した従業員・他工場の整備してるひと、などなど思い出しますが、正直思い出せません。
すべて「見習った」という方がいいかも。
あまり口頭で「ああしろ、こうしろ」と習った覚えは無く、全ては自分の興味から覚えていったのかなあ?
と言うわけで自分の手順はブレーキから
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目視から入って、基本は清掃。
清掃の中に不具合発見の手順ありという感じ。
あと信念として
次に分解するのも自分
というわけでハメ合わせとかのサビは取り除きます。
分解の時にさび付いて大変なことになるとなんか情けなくなる性格なので、
次には絶対、苦労せず楽して分解してやる
と言う思いですね(笑)
後のブレーキ
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そしてモリブデンで乾燥潤滑
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きれいにお化粧です
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前ブレーキ
表面の硬化した部分を一皮むいておくと効きが復活、と信じてる
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あとこのブレーキパッドサポート
グリス塗る人もいますがどう考えてもブレーキの粉でどろどろになるので自分は乾燥潤滑にこだわってます。
前回の整備はグリス有りだった模様
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油脂分はきれいに落として
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モリブデン加工
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ここの滑りを確保するだけでも絶対ブレーキは効く、と信じてます
そしてブレーキパッドとパッドシムの間のグリスを打ち替え。
ワコーズ社製の専用グリスを使ってます。
耐熱性から来る寿命の長さがいいので愛用してます。(かなり髙価~)
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一番外にはグリスは塗らない派です。
理由はパッドサポートと同じ。
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ローターの接合部も必ず一度錆びて固着してる部分を外してすきまに潤滑剤
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ブレーキキャリパーのスライドピンへの注油も欠かしません。
大阪では凍結防止剤などまかないのでピンが固着してる車は少ないですが、これも必須。
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ブレーキフルード入替
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そしてエアコンガスリフレッシュ。
デンゲン社製エコマックスジュニアⅡで規定量にバッチリ合わします。
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吹き出し温度も計測
この日の外気温は28.3度
作業前のエアコン吹き出し温度は12.9度です。
エアコンガスを一旦回収して重さを量り、リフレッシュしたガスと新しいガスを追加して規定量充填。
全て「重さ」で管理するのがいまのエアコン整備です。
小排気量車であればあるほどエアコンがオンの時のパワーダウンが顕著になります。
それを防ぎ、なおかつ冷房能力を高める
ニューテック社製
コンプブースト NC-200
軽自動車には特にオススメです!
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NC-200を新ガスと同時に充填出来るのもエコマックスジュニアⅡのいいところです。
回収ガス量は160gだったので規定量の約半分しかガスが無かったことになります。
これで300gきっちり入りました。
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施工後の吹き出し温度は9.1度になりました。
作業してる自分もうれしくなりますね(笑)
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和泉市からお越しのNさま作業内容のご報告を兼ねてブログをアップしました。
引き続きブログのご愛読&お車のお世話はお任せ下さい。
当店を選んでいただきありがとうございました。