猫は簡単にエンジンの上でくつろぎます

お客さんにエンジンルームに猫が入った跡ありますよ
とお伝えするとほとんどののお客さんは
「!!」
とびっくりされます。
そして次に出てくる言葉は
「どこから入るの?」とか「入れるの?」
とかいう疑問文。
一般の方が思うほどエンジンルームというのは密閉されたものでは無いので我々からするといたって「入っても不思議で無い」というのが正直なところ。
入るだけならそれでいいのですが、エンジンルームの中で寝ぼけてる猫がエンジン始動音に驚いて逃げようとするときに回転部分に巻き込まれて悲惨な結果になる事件があとを絶ちません。
入庫してきたお車ですが浸入どころかまったりとお食事した跡がくっきり
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入ってきた経路で逃げようとする部分にベルトによって駆動される発電機などがあるので巻き込まれます。
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うえからエンジンルームを覗くとしっかり画面中央に「地面のアスファルト」が見えてます。
簡単に猫は浸入してきます。
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走行してしばらく経ったエンジンルームはほこほこと暖かく、猫にとっては最高のパラダイスになります。
この季節は特に猫がエンジンルームの中でぐっすりなんて言うことは多々あります。
日産自動車は「ねこバンバン運動」というのをやってます。
乗る前にボンネットを叩いて猫を追い出してからエンジンを掛けましょう、ということです。
なかなか習慣にしないと出来ないことですが、青空駐車だけで無くご自宅のガレージあたりに猫を見かけたら「こいつら絶対浸入してるよな」という疑いを持って間違いないです。
猫を巻き込んでしまうと、ユーザーさんは気分悪いでしょうし、我々整備する側もいたたまれない気持ちと悲惨な現場の清掃が待ってます。
出来るだけ事件が起きないように「猫は簡単にエンジンの上で寝る」と思って扱ってくださいね。


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大阪府泉大津市本町5-23
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カテゴリー: 自分なりの思い   作成者: てんちょー パーマリンク

てんちょー について

専門家や職人は仕事の話をするときに専門用語やら隠語を使わないとお客さんと会話できないという習性に疑問を持ち、自動車に関して自分の知ってることや機械の原理をいかにわかるように説明できるかを考え続けてるちょっと変わった自動車修理の職人。 仕事の質ももちろん、その仕事の内容をお客さんに理解してもらうことを自分自身の生き甲斐にしてるおっさんである。

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