平成30年11月のスズキのリコールについて

店主自身がスズキの車が好きだとお客様もスズキ車に乗って頂ける量が増えます。
よく聞かれるのですが「なぜスズキが好きなの?」
スズキが好きな理由はありません(笑)
ただ先代の親父がスズキの販売店協力店をやってたこともあり幼少の頃からスズキの車に接してることが多かったからかも。
またスズキの車を扱う回数が増えると修理の経験値も増えて、故障診断に慣れた車の方が診断時間的に有利に働くなど、相乗効果でスズキ車に乗ってもらうとアフターフォローにも自信が付いてくるのでつい勧めてしまうとか・・・
そんなわけで今回スズキ車のリコールがいろいろ発表されましたが、必然的にうちのお客さんにお乗り頂いている中にも対象車が出てきます。
それが近年まれに見るほどたくさんヒットしてしまいました。
ま、リコールというと響きは悪いのでうちでは「無償バージョンアップ」とお伝えしてますが・・・



んでどんな不具合かという事をざっくりと。
平成30年11月1日発表
エブリイ、キャリイのAGS(オートギヤシフト)のリコールについて
http://www.suzuki.co.jp/recall/car/2018/1101a/
クラッチをつないだり切ったりする部品(レリーズベアリング)の不具合をメインに自動的にクラッチを切ったりシフトを変更する装置の部品の強度不足などなどを対策された部品に交換する作業。
変速機を一度取り外しての作業になるので数十分でできるとかいうものではないので入庫日の調整など打合せが必要ですね~
車が車なだけにお仕事で走り回ってる事が多いでしょうから余計に止めてもらいにくい。
ただクラッチまわりは新品になるので既にたくさんの距離を走ってるお車はクラッチオーバーホールの工賃が一回分お得かも。
平成30年11月15日発表
ワゴンR、スペーシア、アルト、MRワゴン、スイフトの補助電源モジュールのリコールについて
http://www.suzuki.co.jp/recall/car/2018/1115a/
スズキのエネチャージという方式を受け持ってるリチウムイオンバッテリを使った「補助バッテリーの基板」が不具合起こすみたいです。
これは助手席のおしりに下に設置されてる補助バッテリーモジュールを交換するもの。
時間は余り掛からないでしょう。
平成30年11月15日発表
ワゴンR、スペーシア、アルト、ハスラー、MRワゴンの補機類駆動ベルトのリコールについて
http://www.suzuki.co.jp/recall/car/2018/1115b/
発電機とかを起動してるベルトの芯線に強度不足があり、ある時に突然切れてしまうそうで、対策されて強度を増したベルトに交換するもの。
作業だけであれば1時間ぐらいでしょうけど車のリフトアップが必要なので必然的にリフトの空きが影響してきますから作業は要予約・要相談でしょうね。
平成30年11月15日発表
ワゴンRのパワステコントローラーのリコールについて
http://www.suzuki.co.jp/recall/car/2018/1115c/
これはパワステコントローラーと呼ばれる操舵力のアシスト量を調整するコンピューターが、車のバッテリー電圧が下がりすぎたときなどに機能を停止してしまってパワステが効かなくなってしまうもの。
これは部品そのものは交換せずにプログラムの書き換えでOK。
書き換えるにはスズキ車専用の診断機が必要なのでそれを持ってるところでないとできません。
作業は15分くらいかなあ?
と、ざっくりとスズキ車のリコールについてお知らせしました。
同じお車でリコールが重なってる場合もありますね。
13日にはソリオなど普通車のリコールも発表されてますが対象車が当店には存在しないので割愛。
当店はスズキ車のリコール対応できます。
・キャリイとエブリイはいつもお世話になってる南海スズキさんと連携して作業してもらいます。
・それ以外の不具合対策はいずれも作業日程を打ち合わせた上で部品を手配。
部品を供給してもらって準備が整えばうちのお店でも対応可能です。
いつから部品が供給されるかは今日現在ではまだ連絡はありませんが大量リコールの場合、どうしても部品の供給に遅れが発生しがちですからその都度確認してもらった方がいいでしょうね。