ワゴンR Dレンジに入れても走らない

MH21S 平成17年式 走行19万㎞
朝出勤時はギクシャクしながらも走ったけど仕事終わりに乗ろうとしたらエンジンは掛かるけど、Dレンジ入れてもRレンジ入れてもうんともすんとも動かなくなった、ということでレッカーにて入庫。
仕事も終わっていたので預かるだけ預かって代車に乗ってもらい年越し決定。
その時に「もうそろそろ乗り換えですよね」とお客さん。
「もう天寿は全うしたと思いますよ」と当方。
というわけで新車に乗り換えることに決定でスズキのスペーシアにお乗り換えが決まりました。
預かったワゴンRは廃車決定になりましたが、よくよく見ると以前交換したウォーターポンプ以外の部分からも水漏れ発見。
ますますこれは乗り換えて良かったよな~と思いつつ、動かない車は例え軽自動車としても構内移動やら外部のガレージに移動するのも人力・・・
工場の一角を占領されても困るのでさてどうしたものか?と思案してました。
新年あけてワゴンRをしげしげ眺めてたら、そのときふと整備の神様から「ATフルードのストレーナー詰まってない?」とお告げが。
おお!それはあるかも
とオイルパンをめくってみました。
中はドロドロかなと?と思ってましたが見た目そんなに摩耗粉も残ってない。
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そしてストレーナーを外してみたら予想通り
詰まってました
向こう側が全然見えない。
ss-DSC_7541.jpg
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詰まったことでポンプがフルードを吸えずに油圧が発生しなくなったためATミッションの反応がなくなったんですね。
もしこれが故障として復活させるのならストレーナーを交換してフルードも全部入れ替えして,てな作業ですが
修理とまでもいかない程度にストレーナーを清掃。
ss-DSC_7543.jpg
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あと本来であればオイルパンは元に付いていたガスケットをきれいに清掃して、きっちり新しい液体ガスケットを塗って取り付けるところですが動けばいいので適当にガスケット塗ってそのままドッキング。
フルードも抜けた分をそのまま入れてエンジン始動、Dレンジ投入。
動きました(笑)
解体屋さんにドナドナされていくまでのわずかな時間ですが自走可能になったので車の移動が楽ちんになりました。
そんなこんなで2019年も二葉モータースをよろしくお願いします。


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カテゴリー: スズキ修理   作成者: てんちょー パーマリンク

てんちょー について

専門家や職人は仕事の話をするときに専門用語やら隠語を使わないとお客さんと会話できないという習性に疑問を持ち、自動車に関して自分の知ってることや機械の原理をいかにわかるように説明できるかを考え続けてるちょっと変わった自動車修理の職人。 仕事の質ももちろん、その仕事の内容をお客さんに理解してもらうことを自分自身の生き甲斐にしてるおっさんである。

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