蒸気機関車メカニズム図鑑は構造のバイブル

知ってる人は知ってますが車だけでなく乗り物全般の構造を知りたくて仕方が無い私です。
その中でも鉄道車輛の構造探求が好きなのですが・・・
こないだ山口線を走るやまぐち号を「見に」行ってきましたがやはり本線上を全力で走る蒸気機関車は京都鉄道博物館に動態保存されている蒸気機関車が構内で往復運転する様子と比べると比較にならないぐらい圧倒的そして素晴らしい迫力を与えてくれました。
よく話しに聞くには、蒸気機関車が引っ張るイベント列車に乗る、というツアーなどがありますが、乗ってもおもしろくないというのが持論です。
マシンが好き、という自分の特性上、自動車でも鉄道でも船でも飛行機でも、「動いてる姿を見る」のが大好きなのです。
そしてそのものを見るにあたっては構造を知ってそこからその乗り物の動きやら操縦してる人の動きとか指示に従って動作する各部品などの連携を見ることが出来たらいくら時間が合っても足りない状態になりますね。
ま、毎日自動車とそう言う会話をして暮らしてるのですが、会話中の独り言を人に聞かれたら恥ずかしくてまずいかも(爆)
やまぐち号をそばで見て改めてこの図鑑があったからこそ100倍楽しめたのと言うのがこの本。
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1998年発行が初版ですがこの本のおかげで過去に自分が持ってた蒸気機関車の構造の知識が格段に広がってそれ以降展示されたりしている蒸気機関を見るときに確認する部分が大幅に変わったという本です。
書かれてる事と実物を対比して「お~なるほど」と唸ることが増えたように思います。
使われているイラストが秀悦でカットモデルを見てもわからない実際の動きを捕捉してくれてるイラストなので飛躍的に蒸気機関車の構造を理解することが出来た本です。
やまぐち号を見てふとこの本を久しぶりの開いてみたくなって今眺めてますが改めて実際姿を見た蒸気機関車が書いてあるとおりの動作をして走ってたんだと思うと思わず感動してしまいました。
教科書ってなかなか身につかないですけど心に残る教科書は永久保存版ですね。
ふと調べてみたら初版から21年経ってますがまだ販売されてるんですね。
(表紙のデザインが変わってる・・・)
少しでも蒸気機関車に興味がある方でしたら一度買ってみてはいかがでしょうか?

H4の球を止める針金 が折れてた

車検作業も大詰め。
あとはヘッドライトの光軸を合わせて・・・と思ったら左のヘッドライトの光軸が大幅にずれてる。
外から見ても何となくヘッドライト球の向きがずれてるように見える。
おかしいなあ~とコネクタの所を持って揺すってみると球がガタガタ動く。
なんで??~とコネクターを外してゴムキャップを外してみたら球を取り付けるスプリング(正式名称は何?)が折れてる。
バンパーを外して(この時点で萎えてる)、ヘッドライトを外して揺すってみると折れた破片が・・
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こりゃ大変!えらいこっちゃ!とこの先の対応をどうするか想像してあわてる。
時間が無いのもあるけど何よりその時の想像では
「ヘッドライトのこの部分だけなんて絶対部品設定されてない。
これはヘッドライト本体を替えないとあかんわ。」

でした。
過去にヘッドライトの球を外そうとしたときにコネクターごと引っ張ってスプリングが折れた人災、と思いますが、リカバリーの順番が自分に回ってきました(涙)
部品リストを見てみると想像通りそんな部分だけ売ってない。
ヘッドライト本体の価格は22000円。
見積金額は提示してしまってるしいまさら「価格訂正です」なんていうのも気まずくなりそうで言いにくい。
さてどうしたものかと途方に暮れてしまいました。
だいたいからして針金部分の正式名称すらわからないので「H4球を止める針金」でGoogle先生に質問。
すると
売ってる \(^_^)/
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早速注文
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ズバリそのもの同じ形ではなかったのでペンチを使って小1時間針金細工。
やっとそれらしい形に現物合わせ成功。
ある意味ワンオフで最低限の「修理」に成功!
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無事光軸をきっちり合わすことが出来て車検にも合格。
ホッとしました。
この部品のここだけあればなあ、と探してみても無くて、仕方なしにひとかたまりの部品を注文せざるを得ない今日この頃でお金が掛かってしまいユーザーさん共々がっかりすることが多いのですが、今回は「探して見るもんやなあ」と感動。
この部品のおかげでリーズナブルに修理できました。
発見したときの戦慄が走ったあの瞬間を忘れる良いお仕事が出来ました!

スズキエブリイ ベルト交換方法

スズキエブリイ DA17V 平成28年式 走行約6万㎞
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車検で入庫です。
いろいろ定番な部品交換ありですが、今回はお仕事の車と言うこともあってベルトを予防整備で交換です。
具合が悪くなってからではお客さんのお仕事の段取りを狂わせてしまうので経験と勘で痛みそうな所を先回りしました。
まずはボルト4本とクリップ4個でエンジンアンダーカバーを外します
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ベルト部分にカバーが付いてるので外します。
ボルト一箇所、ナット2箇所
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配線クリップを外します
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真ん中に見えてるコネクターを外します。
忘れると配線切れます。
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全部外れたらカバーを反時計回りに回しながら下に引き抜きます。
いろいろ引っかかりますがそのあたりは様子を見ながら・・・
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カバーが外れたらベルトが丸見えになります。
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この形式からエブリイはエアコンベルトがストレッチベルトになりましたので調整機構はなく、専用工具を使って外すか、時間を短縮するのであれば切断して外します。
取り外すときは汎用のストレッチベルト脱着の専用工具で外れます。
工具を取り付けてクランクプーリーをぐるっと廻します。
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使ってる汎用の工具はアマゾンでも売ってます。

オルタネーター兼ウォーターポンプベルトは調整機構を緩めて外します。
テンショナープーリーの真ん中のボルトを緩めます。
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調整ネジをスパナを使って緩めます。
廻す向きは普通に右ネジなのでねじ込む方向に回すとテンショナーが緩む方向に動きます。
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ベルトが外れました
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エアコンベルトの新旧比較です
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新しいオルタネーター兼ウォーターポンプベルトを取り付けます。
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テンショナーの中心ボルトは整備要領書に書いてあるとおり、ボルトを着座させてから80度~100度緩めて調整します。
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音波張力計に所定の数値を入力して測定しながら規定値に合わします。
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あとはエアコンベルトの取り付け
スズキから購入した専用の工具で取り付けます。
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これにて完成。
外した順番にベルトカバーを取り付け、コネクターを取付、配線クリップを取り付けます。
最後にエンジンアンダーカバーを取り付けて完成。
もしエンジンオイルを替えるならアンダーカバーを取り付ける前にドレンボルトにアクセスした方がレンチが簡単に掛かりますね。
ストレッチベルトは脱着にそれぞれ車種ごとに工具が必要でじゃまくさそうですが替えたあとの調整の手間が減るので最初に感じたストレスはかなりましになってきました。
またストレッチベルトは材質やら長さは繊細なものですから純正部品の使用をお勧めします。
専用工具無しに交換したりしてる方もいますが自分は安心してきれいに仕事が出来る専用工具を使う派です。
工具無しに交換する方の知恵とアイデアは感心するものばかりで自分にはそんなセンスはないなあと・・・
ないので工具を購入して使い回すんです。
知恵がない分工具への投資が必要なので日々精進です。