オイルフィルターの距離による汚れを比較してみた

オイルフィルターネタが続きますが、前の記事でも書きましたが交換したオイルフィルターは分解して捨てます。
たまたま同じオイルエレメントで使用した走行距離が違うものが揃ったので見比べてみました。
左からオイルを替えずに11000㎞、オイルを2回替えた7000㎞、オイルを替えずに4000㎞。
全てスズキ純正の同じオイルフィルターです。
軽自動車の交換基準からすると
論外・標準的・まだ大丈夫
ですね。
ss-DSC_4637.jpg
あきらかにフィルターに使われてる濾紙の汚れ具合がわかりますね。
気になったのは一番左の1万㎞越えの濾紙のねじれ具合。
あきらかに濾紙にスラッジが溜まってオイルが通過しにくくなってねじれてるように見えます。
オイルフィルターは詰まってしまうとエンジン内にオイルが流れなくなるのでダメージを与えないように緊急バイパス弁が付いてます。
上の丸い弁がそうです。
ss-DSC_4645.jpg
ss-DSC_4647.jpg
このバイパス弁が開くということはエンジンオイルはフィルターの濾紙を通過することなくエンジン内を循環することになるのでフィルターがなくなったのと同然になります。
詰まるということは既にエンジンオイルは汚れきってる状態でそのオイルがそのまま濾過されることなくまたエンジン内を循環する・・・・
想像しただけで恐ろしくなります。
オイルフィルターの濾過性能も大事ですが、まずはエンジンオイルはをマメに交換してフィルターを汚さないように。
そしてある程度汚れたらオイルとフィルターをセット交換。
これを繰り返すことでどれほどお金儲けになるか。
無駄な金を捨てた現場を多数見た側からのおしらせでした(笑)


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カテゴリー: 修理   作成者: てんちょー パーマリンク

てんちょー について

専門家や職人は仕事の話をするときに専門用語やら隠語を使わないとお客さんと会話できないという習性に疑問を持ち、自動車に関して自分の知ってることや機械の原理をいかにわかるように説明できるかを考え続けてるちょっと変わった自動車修理の職人。 仕事の質ももちろん、その仕事の内容をお客さんに理解してもらうことを自分自身の生き甲斐にしてるおっさんである。

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