Skyactive-Xエンジンは点火プラグの方向が指定されてる

本日は1年に1度自動車整備士に義務づけられてる技術講習の1日でした。
毎年、新しい機構が出たものを学科として学び、最先端の整備技術、今なら自動ブレーキや前車追従するためのカメラの方向補正(エーミング)のやり方を実習したり、その時代に即した新技術を学ぶわけです。
そのテキストに一部で「ほ~っ」と思ったのがこれ
ss-DSC_7661.jpg
マツダのMazda3 とか Mazda30 などに採用されてるSkyactive-Xというエンジン。
難しい仕組みはさておきこのエンジン、点火プラグを取り付けるときに電極の位置まで指定されています。
これは今まで見たことありません。
繊細な燃焼制御をやってるんだなあ~とひとしきり感心した話でした。
なぜ感心したのかというと、プラグの電極の位置を揃える(より良い向きに揃えて取り付ける)というのは一昔前にオートメカニック誌で特集をやってたような覚えがあります。
燃費やらパワーを求めてプラグの向きを揃えたらどれだけいい方向に向かうかという実験特集で、あれこれプラグに印を付けてプラグの電極の向きを揃えて取り付けて走ってみるというもの。
で、その効果はオートメカニック定番の「よくなったような気がする」というギャグのような結論・・・
だったのですが、そのたわいもない技術がこの世に、それもメーカーの整備要領書に堂々と載ってることに感心したのです。
記事を思い出してなんか懐かしくて。
自動車の技術は日進月歩と言われて久しいのですが、こういう地味な技術の積み重ねもあって燃費向上やらパワー増大に明け暮れてるもので、生み出す人のくろうというのもまたすごい努力なんだなぁ、と。
けれど先日退任したスズキの会長、鈴木修氏から言わすと
「メーカーはつくってなんぼでは無く売ってなんぼ」
技術と販売・・・
奥の深い話ですね。

臨時休業のお知らせ

rinzikyugyou.png
令和3年6月28日(月)
1年に1度の整備主任者技術講習のためお店はお休みします。
ご不便をおかけしますがご容赦ください。

ラクティス エアコンガスリフレッシュ

6月も半ばです。
去年の頃を考えるとまだうだるような暑さとは言えない日々が続いてますがゆうちょなことを言ってられるのもあとわずかで、それこそ死ぬような暑さがもう目の前。
ラクティス 平成21年 走行10万㎞です
エアコンのガスをきっちりとしたグラム数に合わせたいというご依頼でご新規さんのご来店です。
ss-DSC_7481.jpg
何回かワコーズのエアコン添加剤を入れたことはあるとのお話しでその場合缶の中に入ってるガス分で多少は追加されてるという状態でしょうねとお話ししながらエコマックスJrⅡを接続。
ss-DSC_7480.jpg
接続しながら本日の外気温を測定
ss-DSC_7478.jpg
施工前のエアコン吹き出し温度を測定。
全然冷えてない、てなことは無い状態です。
ss-DSC_7479.jpg
ガスをエコマックスに回収して真空引き。
配管内の不純物やら水分を完全除去した後規定量の新ガスを充填。
そして施工後のに再度吹き出し温度を測定
ss-DSC_7482.jpg
同じ条件で3度下がれば冷え冷えですね。
ちなみに充填したガスは40グラム
ss-DSC_7484.jpg
想像したとおりいままで何もしてないお車よりは明らかにガスは入ってました。
その上でまだ吹き出し温度が下がるのですから同時に施工した添加剤もよく働いているようですね。
さて夏本番。
あの大阪の夏がやってきます。
少しで快適な車内を得られるためにもエアコンガスの規定量充填は必須です。
ぜひ当店にご相談ください。
※ 2022/05/22 追記
ガスの規定量充填を純度の高いガスで行えるスナップオン社製カーエアコンサービスステーションDUALPROという整備機器を導入しました。

こちらへどうぞ
大阪府泉大津市本町5-23
二葉モータース
0725-32-1741
※ 外国車は扱っておりません。