ブルーインパルスのスモークが付着した事件について

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(画像は読売新聞から拝借)
低高度でスモークをサービスで出したら車などにスモークの成分が付着したというこの事件。
車に付着と言うことで職業柄
「スモークって何で出来てるのか?」
「溶剤とか使ってるのか?」

とかいろいろ思いました。
マスコミは
水で洗っても落ちないので塗装が必要、と書いてましたが自分は
「ほんとにそうかな?」
という思いが先に。
塗装にしみ込むような成分であればこれはヤバくて塗装もやむ無しという気になりますが、昔スモークって油をジェットエンジンの排気ガス直後に出して煙にしてる、って聞いたことがあったようななかったような・・・
不確かな記憶なので自信は無いですが。
もしややこしい成分で無く塗装に乗っかってるだけならパーツクリーナやらコンパウンドで落ちるのでは?
と思ったりもしてるのでスモークのついた車が手元にあるならあれこれ試してみたい願望がムラムラ。
でも自分が一番心配なのは万が一ほんとに全塗装しなければならないような成分で磨きとかの修復が出来ないととなったとき、
残価クレジット組んでたら揉めるよな~
ということ・・・
残価クレジットは最初から下取り価格を引いた金額だけを分割で払うというルールなので、車が無くなったりすると最終的に全額払うことになるというバクチみたいなローン。
まともに車があって損傷状態が適正内でローンの払い終わりまでゴールしてこその「新車代半額」の達成です。
車がなくなるというのは盗難とか言う意味では無くて「事故」も含まれます。
保険でまかなうことが出来ればOKですが一筋縄でいかないことが多いと聞きます。
今回のように他の人からに被害でなおかつ全塗装とかになれば下取り車の価値が減ってしまうので、その減った価値に対して誰が補うのかと言うことです。
たしかに「事故で落ちた価値」を認めてもらった判例もありますが、それは所有してる車だから。
残価クレジットの事故落ち分は認められる可能性が少ないのでは?と勝手に思ってるので、もし今回のスモーク事件で残価クレジット中の車の損害額認定のもめ事が露呈すればそれはそれでどう解決できるのか興味津々です。


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カテゴリー: 自分なりの思い   作成者: てんちょー パーマリンク

てんちょー について

専門家や職人は仕事の話をするときに専門用語やら隠語を使わないとお客さんと会話できないという習性に疑問を持ち、自動車に関して自分の知ってることや機械の原理をいかにわかるように説明できるかを考え続けてるちょっと変わった自動車修理の職人。 仕事の質ももちろん、その仕事の内容をお客さんに理解してもらうことを自分自身の生き甲斐にしてるおっさんである。

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