ふたば車検

泉大津市の「ふたば車検」のブログ。
車検をはじめとする工場の日常や車に関する豆知識を紹介。
当店はキャッシュレス消費税還元事業対象店です。
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パワーウィンドウスイッチ 粗悪コピー品のリカバリー
一昔前は自動車修理の補修部品というのは純正ルートのみ,という時代でしたがいまや通販でいろんなコピー品がかんたんに手に入る時代です。
とはいえしょせんコピー品なので品質はいまいちなのが多く、使用目的を間違うと満足を得られないことになります。

イグニッションコイルなどの精密性を求められる部品はこの粗悪コピー品により「再度のトラブル発生」により信頼を失ったりしますので、中古車にお化粧してその場限りの修理をするにはいいのかもしれませんが、ちゃんと修理をするには「どうかなあ??」と思います。

その事例は以前にブログで書きました

自動車を修理するとき、メーカー系のディーラーは失敗できないので必ずと言って純正部品を使います。
失敗すると鬼の首を取ったようにお客さんに責められるので自衛をします。
これは当たり前のことです。

できるだけ安く直したいというのはお客さんの要望でもあり、またお客さんのお役に立ちたいという零細自動車整備業の親方も同じ事を考えています。
零細な修理屋さんはお客さんとの距離も近く、「あかんかったらまた次を考えてみよう」という相談が出来たりしますので、安いコピー品を使うことに対してお客さんに了承を得てチャレンジできる点ではとても心優しいお客さんに包まれて感謝しております。
私、失敗しない”つもり”です、ぐらいのイメージ?(爆)




アルト HA24S 平成16年式 約5万
定番のパワーウィンドウスイッチの不良によるガラスの開け閉め不能でご入庫。

今回は

・助手席ドアガラスが下げられるけど上げられない。
・助手席のスイッチでは両方できる

ということでメインのスイッチの接点不良は確定です。
この症状の場合ほとんどはスイッチレバーの摩耗による事です。

ダイハツ系はスイッチの「支点」部分の割れが多いです。


というわけで車も古いしそんなにお金かけたくないし・・・
といういつものご依頼ですのでこれで大丈夫かなとコピー品をチョイス。


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しかしながらパワーウィンドウスイッチはコピー品の中でも割と当たり外れの多い商品でちゃんと動かない物が多いです。

不具合が多いのは「AUTO機能」で、ちゃんと働かなかったり、スイッチの基板が熱で暴走してガラス自体が動かなくなるケース。

最初から品質を疑ってるので(笑)単体でハーネスの接続してテスト。
すると

嫌な予感

はバッチリ当たりました。
AUTOモードではリレーがチャタリング(接点がくっついたり離れたりを早い周期で起こす)。
テスト中に反応しなくなる。
などなど・・・

通販先にクレームを行って取り替えてもらうか?、
とはいえ品物自体設計が悪ければいくら新しいのを送ってもらっても結果は一緒か?
送り返して新しいものが届くまでまた部品待ちが延びるなあ・・・
どうしようかなあ〜

と、思案してるとふとひらめきました。


そうだスイッチをコピー品から取り出して基板は純正を使おう!
痛むのは接点を押す突起が発熱した部品で溶けるからそこだけ使おう ♪

こういう風に溶けます

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大丈夫な場合と比較するとこんな感じ

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純正部品(左)とコピー品(右)を並べて移植開始。

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移植後全部を元通りにして再度単体テスト。
無事正常なパワーウィンドウスイッチの動作に戻りました。

あとは車輛に取付

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内装を外さないと爪とかビスで留まってるのでじゃまくさい

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一旦ピンチを迎えましたが無事修理完了。
お客様の要望もかなえつつ部品を待たないでなんとかお車をお返しできました。

コピー品を使うリスクを覚悟して作業しないと痛い目に遭いますからこれも経験の一つですね


┐(´д`)┌ヤレヤレ ホッとしました。


595-0063
大阪府泉大津市本町5-23
二葉モータース
TEL 0725-32-1741
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| 修理 | 00:41 | comments(0) | - | - | - |
臨時休業のお知らせ
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誠に勝手ながら2月3日(月)は研修のためお休みさせていただきますので2月2日(日)〜3日(月)は連休になります。
ご不便をおかけするかもしれませんがご容赦ください。

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| 修理 | 02:43 | comments(0) | - | - | - |
ウィングロード サーモスタット開き不良の修理
ニッサン ウィングロード 平成13年 走行22万 GA15エンジン

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12ヶ月点検と言うことでご来店。
お店の前から作業場に車を移動しましたが、この気温なのにずっと冷却ファンが回ってます。
エアコンのスイッチが入ってるのかな?と確認するもオフ。

「あれ〜?ずっとラジエーター冷却ファン回ってるのはおかしい」

となにか異常が起こってる、と第一印象。

お客さんは「じゃあお願いします」と帰られそうだったので「ちょっと待って!」と呼び止めて、なにかしら重大な故障が潜んでるかもしれないので時間があるのならお待ちを、と引き留めてとりあえず診断開始。

その時頭に浮かんだ選択肢は

・ファンをコントロールするセンサーの故障
・サーモスタットが開ききっていない
・ラジエーターが詰まってしまって能力低下

などなど。

サーモスタットというのはエンジンが冷えてるときはエンジン内だけで冷却水を流して、熱くなるとラジエーターへ水の流れを切り替えてエンジンの温度を一定に保つ「弁」です。


エンジン回転上げてしばらく水が流れるホースの温度を手触りやら非接触温度計などで点検。
水温センサーあたりの配線やら接触不良確認。
診断機を繋いで水温センサーが出力している温度を実測。
診断機からファンそのものをオンオフして水温の状態を観察。

そして導き出した答は

・サーモスタット開き不良
・ラジエーターのつまり

の二つ。



ラジエーターのつまりを確認するにもサーモスタットの開き具合の確認も取りあえず冷却水を一旦抜くという作業は一緒なので、両方同時に点検。

冷却水を抜いてラジエーターの中を目視。
見たところOKっぽい。
なので今度はサーモスタットを。

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これがサーモスタット現物

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テストは熱湯風呂で(笑)

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温度計を見ながら開弁温度になったらちゃんと開くかどうかをチェック

熱湯風呂テストの様子




新しい(右側)サーモスタットとの比較。
明らかに弁の開き具合が違います。
これぐらい症状がきっちりわかると安心して症状断定できますね。

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新しいサーモスタットを取り付けてエンジン始動。
水温が上がってファンがonになったらすぐに温度が下がりファンが停止。
無事サーモスタットの交換のみで設計通りの作動に戻りました。

お客さんも出費が最低限で済み喜んでいただけました。
オーバーヒート⇒廃車、という最悪のケースに至らないで延命できました。
12ヶ月点検しないとね、というユーザーさんの心がけが大きな出費を防ぐことが出来ました。

こうしてウィングロードはユーザーさんの通勤の足として活躍すべく帰って行きました。

| 修理 | 18:44 | comments(0) | - | - | - |
ドラレコ選びの要点 2019年11月版
東名の煽り運転事件でドライブレコーダーのご相談がかなり増えました。

ドラレコは諸外国では結構普及が早く、中国やロシアなどではかなり普及しています。
そのあたりで普及する理由は「誰も自分を守ってくれないから」の一言だそうで、お国柄を反映しているようです。

日本でも結局のところ「変なグローバル化」が進んでドラレコの普及に火が付いてるわけです。
これってええことなんでしょうかね??


とはいえやはり良くも悪くも事件が映像化されるというのは助かることの方が多いですから、無いより有った方が安心なのは間違いないです。



そしてお客さんからの問い合わせは大半が、

ドラレコってどれがええん?

ですね(笑)



自分なりに整理をしてみました。

1,買うか、借りるか
いま、自動車保険契約に「ドラレコ特約」って言うのがありますね。
本体を借りる+緊急通報機能やらなにかしらの特典付き。
保険会社から借りるという方式もありです。


2.買うとしてカメラはどうする?
・前のみ撮影タイプ
・前後同時撮影タイプ
・360度撮影タイプ
の3種類でしょうか?


3,メーカーはどこが良い?
これは自分的にはオススメできるのは「国産の知ってるメーカー」の一沢です。
パイオニア・ケンウッド・コムテック・ユピテルなどなど。
Amazonやらいろいろ通販サイトで「お〜安いな」っていうドラレコがいっぱいあります。
今までの経験で「安物買いの税失い」ケースをかなり見てきましたので・・・


というわけで取付中です。
お客様の要望は「あなたならどれ付ける?」です。

今回チョイスしたのはケンウッドのDRV-MR745
前後タイプで、リヤガラスがスモークガラスでもしっかり撮れる、のが売り文句です。
駐車中に監視撮影できるオプションの電源コードも使用しました

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リヤカメラの設置は前から後まで内装をめくってケーブルを通すのでどうしても作業代が・・・

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今日、この時点でドラレコ付けるならこの機種かなと思います。
(自分ならこれにする)

とはいえパソコンやスマホは現時点である程度のところへ行き着いてますが、ドラレコはそれこそ日進月歩の状態で、性能&映像の美しさ、はまだ進むでしょうし性能対価格も進むと思いますから半年もしたらまたエエのが出るかも(笑)

| 修理 | 01:03 | comments(0) | - | - | - |
エブリイ エアコンが冷えない
お盆明けの本日から営業再開させて頂きました。
とはいえ明日は日曜日でまたお休みですね・・

お盆中は当店のお客さんには事故の発生はなかったみたいで平和にスタート、と思いきやエアコンが冷えないコールが立て続けに・・・
ことしは5〜6月にはあまり修理依頼は無かったのですがお盆休み明けにやってきましたこのエアコン故障ウェーブ。

このエブリイの前にワゴンRが入庫してまして、そちらはエアコンコンプレッサーの焼き付きというお値段高めの診断。
現在修理されるか乗り換えるかのご検討中です。

そしてその後がこのお車。
本日連続入庫です。

スズキ エブリイ DA64W 平成22年式 走行距離約85000

エアコンの風が生ぬるくて暑くて乗ってられないということで緊急入庫です。
同じ形式のエブリイを以前当店でエアコン修理をした事がある方のご紹介でおいでになりました。

まず症状がどの程度なのか自分の目と耳と肌感覚でお車に乗って確認。

・エアコンの風は出てる(風量は重要)
・コンプレッサーはちゃんと動作してる
・オートエアコンの動作は大丈夫っぽい。

でもぬるい・・・

エブリイのしかもこの形式のオートエアコン車は「エアミックスドア」という温風と冷風の比率を変える装置が電動モーターによる制御で、エアコンコンピューターから指示を受けて電気的に比率を変えます。
そのモーターの取り付けねじがどういうわけか緩んでモーターが浮き上がってミックスドアの軸が空回りするんです。
前回修理させて頂いたご紹介者のエブリイも同じでした。
DA64エブリイのオートエアコン車はこのネジ部分の増し締めは定番整備かもしれません。

というわけで上記の診断結果から一番最初にモーターの取付を確認。
足踏み駐車ブレーキのレバーの横にあります。

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そしたらやはり取付の部分から浮いてしまっておりぐらぐらでした。
緩むネジは丸印のネジ
場合によっては脱落して足元に転がってるケースも有りです。

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ここを軸に合わせてセットしてしっかり締め付けると無事冷風と温風の切替が出来るようになりました。


けれどやっぱりパンチがない、ということで今度はエアコンフィルター点検
しっかり(?)詰まってましたので交換。

そして仕上げにエアコンガス規定量充填
ちまたではエアコンガスリフレッシュとかエアコンがクリーニングとか宣伝してますが当店の呼び名は「エアコンガス規定量充填サービス」。
エアコンガスは重量できっちり管理しないと多すぎても少なすぎても効きが悪くなるんですよ。

当店では重量管理できる”エコマックスジュニア”というマシンを設置してるので自動車メーカーが設計した通りの規定量にきっちりガスを充填できます。

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これできっちりガス量まで合わして整備完了です。

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規定量340グラムのところ240グラムしか残っていませんでしたので100グラム足して340グラムきっちりに充填しました。


おいでになった時と帰るときの車内の気温の激変にお客様は歓喜の声をあげながら(笑)お帰りになられました。
これだけ喜んで頂くと仕事冥利に尽きます。


今回のケースはエアコンシステム(冷やすというシステム)の故障ではなく空気の流れを制御する部分に不具合があったわけです。
この場合部品の交換というのはエアコンフィルターと減ったガスの充填作業が主な内容になりましたので2万円でおつりが来ました。


ひとことで「エアコンが冷えない」というだけではなかなか原因が多義に渡ってしまい現車確認させて頂かないと原因はつかめません。
もしこれがガソリンスタンドや量販店などで診断していたら例の「取りあえずエアコンガス入れてみましょうか?」という流れになりかねません。
そうすれば「ガスを入れすぎで冷えない」となり誤診断ということで大変です。

エアコンが冷えない、という方は当店に限らず、お近くの修理工場に於いても電話ではなく勇気を出してしっかり足を運んで現車確認&相談してくださいね。
きっとその方が早く確実に原因がつかめます。
暑いのを我慢してたらもったいないですよ!


| 修理 | 23:45 | comments(0) | - | - | - |
ホンダ エリシオン スターターモーターの交換
ホンダエリシオン RR1 平成16年式 走行約12万

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エンジンを掛けようと思って最初は3回に1回ぐらい反応がないときがあったけどその内全く反応がなくなったとのこと。
まだ始動できてたときにガソリンスタンドでバッテリーチェックをしてもらったら良好だった。
たしかに当店の整備歴でも2年前にバッテリーは交換してるのでそんなに早く傷むことはないだろうということで、これらの問診からセルモーター本体かセルモーターへの電気回路の故障と判断。
JAFにより牽引にてご入庫です。


では作業開始。
ところがセルモーターはなんと吸気管の下。
交換しようと思ったら吸気管あたり一式ごっそり分解コースでした。
意気消沈。

気合いを入れてレッツ分解!



組み立てるときの備忘録として記録した写真をただただ羅列しておきます(笑)

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吸気管が外れてやっとお目当てのセルモーターさんこんにちは!
セルモーター本体へのアクセスが出来たので本来の取り外しへ

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外した吸気管同士のパッキン類も再使用不可です

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配線外して最後のボルトを緩めてやっと分解作業のゴール

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外したモーターの新旧比較動画。
最初が新しいモーターであとが古いモーターです。
外したときは古い方は回転すらしなかったのですが、ショックを与えて固着が解放されたら取りあえず動くように。
けれど回転音がいかにも「機械的に軸がずれてる」、という音です。
消耗品としての寿命ですね。




新しい、とはいえ中古再生品のセルモーターを使ってコストダウン、お客さんの負担をできるだけ減らします。

元気いっぱい回るセルモーターが掛けるエンジンの始動はいたって快調。
通勤の足として活躍するためにエリシオンはユーザーの元へ帰って行きました。

| 修理 | 15:42 | comments(0) | - | - | - |
C25 ニッサンセレナ ラジエーターのアッパータンク水漏れ 割れたので修理
C25 セレナ H19年 103,000

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お客様自らクーラントのにおいを察知され、お勤め先の近くで修理工場を検索。
以前に当ブログでアップしていたC24セレナの記事から当店にご来店いただきました。

診断するまでもなくラジエーターより冷却水が垂れており、漏れ箇所も定番のアッパータンクの金型のパーテーションに沿った部分からの割れです。

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漏れ箇所と漏れ方から判断してC25セレナ定番のラジエーター交換が決定です。
というわけで作業スタート

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C24セレナと違うところがこのECU取付ブラケット。
これが邪魔して冷却ファン一式が外れてこないので一時外して退避。
こういうところがエンジンルーム内部品が目一杯の現在の車あるある。

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サーモスタットも念のため交換予定なので、ロアホースはサーモケースごと取り外し。

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といわけで狭いスペースを気遣いながら冷却ファン一式とラジエーター全体を車輛から抜き出し成功。

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このあとは到着した新しいラジエーターを組み付けていきますが、必ず手を抜いてはいけないのがスポンジで出来たこのエアパッキン。
どんな車でもこのささやかな部品はここをきっちりしておかないと冷却性能だけでなくエアコンの冷えにも大きく関わるので快適性も損なわれます。

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新しいパッキン取付

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余計な取り外しが必要だったECUあたりも復元

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部品を全て組み付け終わると冷却水の再充填&エア抜き
業界内では有名な「ラジタン」のお世話になります。

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充填終わったら圧力を掛けて各接合箇所から漏れがないか最終チェック!

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新しいラジエーターキャップ装着。
地味な部品ですがこれも消耗品ですよ。

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交換した部品達

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最近の自動車の修理の原因は「プラスチック部分」に関わる箇所が大半です。
昔なら金属を使っていた部分を軽量化&低コスト化の旗印の下、プラスチック部品に代替しているのです。
金属並みの耐久性をメーカー自身も期待してるのでしょうけど現実にはその思いは届いてませんね。
特に熱を受けなおかつ幾度となく暖まったり冷めたりを繰り返す部分のプラスチックの劣化がひどいです。
このセレナに関わらず国産車のラジエーターのアッパータンクと呼ばれるエンジンからの熱くなった冷却水が一番最初に通過する部分が割れるんです。
その他の通路のプラスチック部分もよく割れます。

とある車種では配管の一部にプラスチックを使用していたのですが、破損して交換部品を注文したら金属部品に対策され変更されていた、ということもあります。

メーカーの「やっぱりだめでしたか?」という声が聞こえてきそうです(笑)


というわけでセレナはユーザーの通勤の足と家族のレジャーのために元気よく帰って行きました。
しっかり働いてね〜


| 修理 | 23:05 | comments(0) | - | - | - |
スペーシアのリコール作業など
スズキの一部車種でリコールが発表されましたが、結構大規模な台数だったので交換するべく部品がなかなか入荷して来ませんでした。
が、やっと順番が回ってきたので作業しました。

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このスペーシアのリコール部位は

1,ウォータポンプなどを駆動してるベルトの強度不足
2,リチウムイオン電池を利用したサブバッテリーの不良の2点。

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今付いてるベルトを外して対策されて強度の上がったベルトを取付
対策されたベルトは部品番号の末尾にRX0という識別番号が追加されています。

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最近はベルト交換の時、音波張力計、というタイプのテスターを使います。
今までであれば10圓領呂撚,靴燭箸のたわみが5〜10ミリとか言う基準である程度作業者のカンに頼る比率が高くて、整備内容にばらつきが発生してましたが、これを使うと「数値」でベルトの貼る力が測れるのでばらつきがなくなり、なおかつ作業する側も「これくらいかな?」という曖昧な仕上がりで不安にならずに自信を持って作業できるのでとても重宝してます。

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スペーシアやワゴンRの場合サブのリチウムイオン電池は助手席の下側にある小物入れのそのまた下にあります。

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サブバッテリーとはいえ制御基板も組み付けられたひとつの箱です。
スズキの「エネチャージ」をつかさどる大事な部品です。

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新しい対策されたバッテリーと交換

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あとはリコール扱いではないのですが、前側のサスペンションにガタがあるので同時作業。
http://www.suzuki.co.jp/about/recall/2015/0729c/index.html
これは発生対応という扱いで、不具合が出たら対応します、と言うものでリコールよりは重要度軽め。





で、発生してた(笑)ので当該部品を交換。


サスペンションを車両から外して、一番上の摩耗したゴムを対策されて減りにくくなったゴムに交換します。

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新しいゴム取り付け完了

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これを左右やって車両に戻して、足まわりを外したらタイヤの向きや傾きが微妙にずれるのできっちり確認して完成。




こうしてスペーシアはお客さんの通勤のお供として働くために帰って行きましたとさ・・・。

| 修理 | 19:44 | comments(0) | - | - | - |
ワゴンR Dレンジに入れても走らない
MH21S 平成17年式 走行19万

朝出勤時はギクシャクしながらも走ったけど仕事終わりに乗ろうとしたらエンジンは掛かるけど、Dレンジ入れてもRレンジ入れてもうんともすんとも動かなくなった、ということでレッカーにて入庫。
仕事も終わっていたので預かるだけ預かって代車に乗ってもらい年越し決定。
その時に「もうそろそろ乗り換えですよね」とお客さん。
「もう天寿は全うしたと思いますよ」と当方。
というわけで新車に乗り換えることに決定でスズキのスペーシアにお乗り換えが決まりました。

預かったワゴンRは廃車決定になりましたが、よくよく見ると以前交換したウォーターポンプ以外の部分からも水漏れ発見。
ますますこれは乗り換えて良かったよな〜と思いつつ、動かない車は例え軽自動車としても構内移動やら外部のガレージに移動するのも人力・・・
工場の一角を占領されても困るのでさてどうしたものか?と思案してました。


新年あけてワゴンRをしげしげ眺めてたら、そのときふと整備の神様から「ATフルードのストレーナー詰まってない?」とお告げが。

おお!それはあるかも
とオイルパンをめくってみました。
中はドロドロかなと?と思ってましたが見た目そんなに摩耗粉も残ってない。

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そしてストレーナーを外してみたら予想通り
詰まってました
向こう側が全然見えない。

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詰まったことでポンプがフルードを吸えずに油圧が発生しなくなったためATミッションの反応がなくなったんですね。



もしこれが故障として復活させるのならストレーナーを交換してフルードも全部入れ替えして,てな作業ですが
修理とまでもいかない程度にストレーナーを清掃。

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あと本来であればオイルパンは元に付いていたガスケットをきれいに清掃して、きっちり新しい液体ガスケットを塗って取り付けるところですが動けばいいので適当にガスケット塗ってそのままドッキング。
フルードも抜けた分をそのまま入れてエンジン始動、Dレンジ投入。



動きました(笑)



解体屋さんにドナドナされていくまでのわずかな時間ですが自走可能になったので車の移動が楽ちんになりました。




そんなこんなで2019年も二葉モータースをよろしくお願いします。

| 修理 | 19:14 | comments(0) | - | - | - |
スズキ ワゴンR アルト セルボ あたりのエンジンマウント交換
セルボ HG21S 平成19年 走行約4万

自動車のエンジンはゴムのクッションを介して車体と接合されています。
これはエンジンは始動中、結構な振動が発生しているので直接車体に付けたら音やら振動やらが運転してる人に伝わってそれはそれは不快なものなんです。

このクッションのことは普通は「エンジンマウント」とか「エンジンマウンティング」とか表現します。
省略して我々は単に「マウント」と表現したりします。

エンジンマウントもあればミッションマウントもありますし車によればポンプマウントもあります。

どれをとっても重要なのは「ゴムで支える」と言うことです。

・振動をゴムを挟むことでまわりに伝えないようにする。
・対象物がブラブラ動いてはいけない

伝えないようにするにはゴムは柔らかい方がいい、けれどブラブラしないようにするにはゴムは堅い方がいい。
この相反する働きをゴムの性質、形状、支える位置、など知恵のだしまくりで車は成り立っています。
そして妥協点を見つけ出して世の中に出荷されているのです。

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ゴムは経年劣化します。
つまりは時間で堅さなどが変化していくので新車の時は設計通りだった「振動を打ち消しエンジンはしっかり支える」働きにずれが生じてきます。
そうなると
・信号待ちでDレンジで止まってると振動が伝わってくる
・加速時にエンジン音が大きく聞こえる
・アクセル離して減速したら振動する
・シフトをRに入れたら振動する
などなどエンジンの角度が変化したときに不快な症状が出てきます。

なので10年もたてば一度くらいは「マウント」を交換してあげるのが快適なカーライフをすごす一つの方法なんです。

ただ振動してても気付いてないお客様が多数なのも事実です・・・・
残念(笑)


というわけで不快感を感じるとのご相談があったので「確実になくなります」とのお話しでゴーサインを頂いたのでマウントを交換しました。


車体にエンジンがのっかって支えてる部品を外すわけですからそのままではエンジン落ちます、ので外す前には何らかの方法で支えます。

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そしてまずはエンジンの後側のマウント

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新旧そろい踏み。
あまり見た目は変化無し。

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エンジンの助手席側のマウント。
作業の都合上バッテリーを一旦外します。
復旧後のいろんな電装関係の初期化がめんどくさいのでバックアップは忘れずにします。

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新旧そろい踏み

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比べてみますがこのお車の場合見た目はあんまりわからない。
けれどゴムは風化してかなり堅くなっていました。

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そして新しいマウントは所定の位置へ

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セルボは3箇所のマウントで車体に取り付けられているので最後に運転席側のマウント

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同じく新旧

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見た目はゴムが長年の荷重により偏ってるのはわかりました。

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そして全てを元通り。
エンジンかけた瞬間に

振動がなく「お〜静かになった」とすぐにわかります。

走ってみて「エンジンの音が減った」

信号待ちであの嫌な「ブルブル振動」が消滅

加速してみたら「アクセルの対する車の反応が良い」

とお客様も大満足。


現在のお車の故障の原因や不快な症状の原因、液体関係のお漏らし症状、などはだいたい「ゴムの劣化」によることが多いです。
もっと身近のものではタイヤとかワイパーのゴムとか。

逆にそのあたりを予防整備していけば新車のフィーリングが甦り、維持できて、お車に対する愛情も復活しますよ。

もちろんそれに対する費用は発生しますが何度も乗り換えることができる人は別にして、自分も含めてできるだけ快適に末永く愛車を維持したいものです。

| 修理 | 11:08 | comments(0) | - | - | - |
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