ふたば車検

泉大津市の「ふたば車検」のブログ。
車検をはじめとする工場の日常や車に関する豆知識を紹介。
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ミニキャブ エブリイ コンプレッサーが壊れてエアコンが冷えない
三菱ミニキャブの振りをしたスズキエブリイ (OEM車) 平成25年式 約9万

車検終えて納めてからから1週間後「エアコンが急に冷えなくなった」の一報。
車検直後の予想外の「故障」はとても気まずい・・・

例えるなら人間ドックで決められた項目を検査して全て適正値に入ってて健康です、といわれた一週間後に熱が出るようなもの。
どうしても「車検したばっかりやのに」というお言葉が突き刺さります。

幸いなことにこのお客さんは今回の顛末をお知らせすると、消耗品というものに理解がある方だったので
「そりゃ故障やったら仕方ないわな」
と言って頂きホッとしました。


壊れるタイミングがたまたま車検直後というなにかしらすっきりしなくてモヤモヤしてしまう事例です。



原因は、というとエアコンガスを循環させるコンプレッサーというポンプの一種の内部が機械的に壊れて、ガスを循環させることが出来なくなったというもの。
金額が張る部品だけになかなか先もっての予防整備も出来ないので「壊れたら手当て」という部分ですね・・・



というわけで原因がわかったので修理開始。
まずは封入されてるエアコンガスを一旦回収。
そして付属部品を取り外して準備完了。

ss-DSC_3264.jpg



コンプレッサーを外したらこんな部品

ss-DSC_3270.jpg



コンプレッサーの中にはエンジンと一緒でオイルが充填されていますが、内部的な故障から出る金属粉が想像してたとおりオイルに混じりえらいことになってました。

ss-DSC_3271.jpg

ss-DSC_3272.jpg



こうなると配管内を洗浄しないと部品だけ替えても、この金属粉が後日また悪さをしてエアコンの調子を狂わすので追加の一手間が必要です。
その悪さの影響を受けるのがエキスパンションバルブという「絞り弁」
ここの通路が狭いので異物が詰まってしまいやすく、詰まるとまた「エアコンが効かない」となるわけです。
つまりは「修理したのに直ってない」と事態は最悪の方向に転がり落ちていくんです。

なのでコンプレッサーの内部故障は、できるだけ異物をとって元の状態にリセット、しなくてはいけない結構大がかりな修理になります。


エキスパンションバルブは真っ先に交換
細い方の通路がアルミの銀色ではなく黒ずんでしまってます。

ss-DSC_3265.jpg

ss-DSC_3266.jpg

ss-DSC_3269.jpg


そして配管をばらせるだけバラして洗浄剤できれいにして再組立。
文章では一行ですがここの部分が一番時間が掛かる。

エキスパンションバルブ以外でもリキッドタンク(ドライヤーとも言う)も同時交換。
これ異物事件(笑)以外でも交換はセットで行うべきものです。

そして今回の全ての原因のコンプレッサーも取付。
中古部品を再生した安価なリビルト品をチョイスして修理総額を抑えます。

ss-DSC_3274.jpg



本来のコンプレッサーオイルはこんな色

ss-DSC_3273.jpg


替えた部品
この細長い筒みたいのものがリキッドタンク。

ss-DSC_3281.jpg



一旦回収していたエアコンガスを再充填して配管内の圧力を測定。
教科書通りの圧力を示しています。

ss-DSC_3282.jpg

ss-DSC_3283.jpg


抜群に冷え冷えの状態が戻ったミニキャブ(エブリイ)はお客さんの大事なお仕事用車として帰って行きました。

車検直後は勘弁して・・・(心の叫び)

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