国から自動車特定整工場に認証されました

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自動車にまつわる関係法規で国土交通省から決められた広さや、整備用の工具・機械、資格を持った整備士を満たしてる整備工場は国から認められた「認証工場」として営業が出来る仕組みがあります。
お客さんから預かった車の作業で、たとえばホイルを外してタイヤを交換したり、ワイパーのゴムを交換したりするのは問題ありませんが、ブレーキを分解したり、エンジンを車から外して整備したり、サスペンションと言われる足まわりの部品の交換などはこの資格がないと作業してはいけないのです。
(お客さん自身が自分の車を管理する目的で作業するのは問題ありません)
あくまでも営利目的で作業するのはだめと言うことです。
世の中にはこの資格を持たずに営業してるお店はいっぱいあって通称「未認証工場」とか「もぐり業者」といわれてます。
この資格があるかどうかはお客さん目線からするとわかりにくくて判別しにくいのも事実です。
無免許運転10年やってりゃうまくなる
が未認証工場の屁理屈で「免許より腕」も事実と言えば事実なんですが・・・・
その認証制度なんですがこれまた歴史が長くて戦後すぐぐらいに法律が整備されて今に至ってるわけで、ルールが決まったときの自動車の仕組みと現在の自動車の仕組みが大幅に違ってきてるのになかなか進歩がなかったんです。
ルールが決まったときに自動車をコンピューターによる制御するとかハイブリッド車なんていう言葉もなくアナログな時代です。
自動車業界もそのことに気付いてはいて「ルールの改正は必要やよね」というかけ声はずっとありました。
そしてこの度やっと新しいルールが制定され、その基準に達してる工場は
自動車特定整備認証工場
という資格になります。
この特定という意味は主にいままでの「分解整備」に加え「電子制御関連の整備」を加えた整備という意味です。
含まれるものはいろいろありますが具体的には「自動ブレーキをつかさどるカメラの方向の校正」等がわかりやすいでしょうか?
フロントガラスに傷が入って交換したり、単に車の前側をぶつけただけでも校正が必要な車が世の中いっぱい走ってますからそう言う作業への対応です。
新しいルールなので講習を受け仕組みを理解して最後は対応できる整備士として試験を受け合格したスタッフが居り、なおかつそれに対応する敷地の広さ、整備機器を整えたお店と言うことで国に申し込んで許可を得られるものです。
この度当店もあたらしい自動車に対応できるようも無事認証資格を得ることが出来ました。
新しいステップを踏み出していきたいと思っています。
これ以外に自動車関係で大きな変革と言えば、数年後には
車検証がカードになる
とか、車検の合格基準に
コンピューターの中に記憶されてる故障コードがないことを検査員が読み取る
とかデジタル化が数段進むようです。
時代の流れにしがみついていかないと・・・・


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カテゴリー: 日常の出来事など   作成者: てんちょー パーマリンク

てんちょー について

専門家や職人は仕事の話をするときに専門用語やら隠語を使わないとお客さんと会話できないという習性に疑問を持ち、自動車に関して自分の知ってることや機械の原理をいかにわかるように説明できるかを考え続けてるちょっと変わった自動車修理の職人。 仕事の質ももちろん、その仕事の内容をお客さんに理解してもらうことを自分自身の生き甲斐にしてるおっさんである。

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