ガラスのひび割れ

同じような修理はどういうわけか同じ日に入ってきます。
それもしばらく無かった修理がです。
いつもながら不思議に思いつつ数十年と、いったところです。
今回は飛び石によるガラスののひび割れです。
2台続けてきました。
フロントガラスは法律で「合わせガラス」といってガラスが粉々に飛び散らないように2枚のガラスの間にフィルムをサンドイッチにしたような構造のガラスが使われています。
なのでひびは入っても決して外れたり粉々になったりはしません。
しかしひびが入ってると車検に不合格になりますので手当が必要です。
まずは日産のキューブ。
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しっかりひびが入ってますが、これは最初にこんな状態では無かったのです。
実際飛び石が飛んできたのは本人さんも忘れてるようなかなり以前の話。
その時のキズが気温の変化や車の車体のねじれなどが原因である日「成長」し始めるのです。
このキューブの場合も赤丸の中の「白い点」にきっかけがあるのです。
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お次はダイハツのムーブラテです。
これはガラスの屋根側にひびが来てます。
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ある日駐車場で見たらいきなりひびが入ってたというお話し。
これもキューブと一緒でいきなりひびが入ったのでは無く、矢印の所から成長したのです。
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最近の車はフロントガラスとかリヤのガラス自体にも車体としての強度を負担させてるのです。
ガラスがはまってるからこそ鉄板の厚みや補強をどれくらいにするか、という計算をするのです。
つまりは車が走行するときの外部からのよじれやひねりに対してガラスもストレスを受けてるのです。
そこに飛び石によるキズでガラスの表面がえぐられると、そこの力が集中して結果ひび割れへと進んでしまうのです。
飛び石が来たときにひびが入るのはまれで時間差があって起こるので「朝見たらガラスが割れてた」と言うことになるんですね。
相対的に高速道路を走る機会が多い車ははやはり飛び石によるえぐれ傷が多いです。
そこからひび割れに進むかどうかは「運」です。
ちなみにこういうガラスの破損は自動車保険の車両保険、なおかつ車対車限定の車両保険でもカバーできます。
こんなときにも車両保険は役に立ちますのでオススメです。
飛び石なんてまさに自分の責任で起こるわけでも無いですから正真正銘の「リスク」です
保険が大事になってきます。
キューブの場合ナビのアンテナも復旧しないといけないので約12万円、ムーブラテで約10万の修理代が認定されましたが、今回は2台とも車両保険に加入されていたので自己負担額は「0」でした。
車検の時に追加で払わないと車検有効期限の更新すらできません。
こんなこともあるので保険の見直しも考えてみてください。