目の前でベルトが裂けた

日産キューブ 平成17年式 距離8万㎞。
車検でご入庫です。
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諸々の消耗品を手入れしないといけないのですが、入庫してきたときの受け入れ点検でベルトがこんな感じ。
ひび割れがかなり進んでいます。
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これは要交換と言うことで予定を立てて作業開始。
ブレーキまわりなど作業を終えてエンジンオイルを交換したのでエンジンを一旦まわしてたら、「パチパチパチパチ!」ととてもイヤな音。
明らかにエンジンまわりで何か異常が発生したのは瞬時にキャッチできたので慌ててエンジンストップ。
自動車の整備では、
「鳴っていい音」
「何らかの手を打った方がいい音」
「してはいけない音」
があり、今回のは「してはいけない音」
なんの音??
エンジン壊れた?
オイルちゃんと入れたよな・・・
いろんなことが頭の中を巡ります。
いま頭の中は最悪コースの妄想で満タン(笑)
も一度エンジンを掛けてみると「パチパチパチ」とやっぱりする。
えらいこっちゃ、一体何が??・・・
で、落ち着いて良~く見て見ると、なんかベルトが変。
あれ?幅が足りない。
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なんと交換予定のベルトが自分の目の前で破損。
まさに寿命を迎える瞬間に立ち会うことになったのです。
ベルトが切れたのでなく、「裂けた」のです。
最近のベルトは山型になった部分が5個ぐらい整形されたベルトを使っています。
昔のV型のベルトに比べて動力伝達効率やら寿命はかなり延びましたので、ブチッと切れることはなくなりましたが一山一山裂けて行くようになりました。
その瞬間を目の当たりにしたのです。
裂けた破片がまわりの部品を「しばく」音が謎のパチパチ音だった、のでした。
裂けた破片
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お客さんが乗ってるときに起きたらびっくりしたことでしょう。
自分もびっくりしました(笑)。
消耗品のリフレッシュは大事ですよね。