三菱ミニキャブ デファレンシャル オイル漏れ

きっかけはネットでご来店いただきましたが、もう車検3回目のご入庫。
気に入ってもらえてほんとにありがとうございます。
三菱ミニキャブ U61V型 平成14年式 走行距離 なんと12000㎞!!
12年掛かって12000㎞ですから年間に1000㎞を地道に(笑)積み重ねてきたお車です。
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よく「走ってないからなあ」というお客様で2年間に5000㎞ぐらいは走る方が普通です。
5000㎞といえばサンデードライバー的な車の使い方ですね。
土日の買い物、レジャーなどにだけ動くという感じ。
それよりも「ホントに走ってない」。
そんな車は消耗する備品もほとんど無くて、オーナーさんからしたら「車検と言うけど何にもすること無いやろ」と思いがちです。
けれども自動車にはゴムを使った部分があります。
その部分は「時間経過」で痛んでいきますのでやはり手当が必要ですね。
三菱ミニキャブの持病と言えますが、デファレンシャルギア(略してデフ)のプロペラシャフトの刺さる部分のシールパッキンが漏れ出してました。
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プロペラシャフトを外して中のパッキンを替えます。
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部品としてはこれだけの部品なんです。
約1000円。
けれども部品にたどり着くまでいろいろ外したり、パッキンを替えるのでオイルを抜かないと・・・・
などなど付属の手間の方がいっぱいです (^^ゞ
でもこの部分からのオイル漏れでギヤが焼け付き、プロペラシャフトねじ切れて、横にあるガソリンタンクを突き破り、その結果車両火災に繋がった事例があります。
そのため三菱自動車もわざわざこのあたりのオイル漏れ点検は十二分に行うように、と異例の通達を出してます。
車が燃えることに繋がる事例は三菱は特に、そしてどこのメーカーも神経質になってます。
ただ全部の車がそうならないためリコールまで行くかは微妙なところです。
12000㎞走っただけの車でも結構洩れてたんで「どうかな~?」とは思う修理でした。


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カテゴリー: 修理   作成者: てんちょー パーマリンク

てんちょー について

専門家や職人は仕事の話をするときに専門用語やら隠語を使わないとお客さんと会話できないという習性に疑問を持ち、自動車に関して自分の知ってることや機械の原理をいかにわかるように説明できるかを考え続けてるちょっと変わった自動車修理の職人。 仕事の質ももちろん、その仕事の内容をお客さんに理解してもらうことを自分自身の生き甲斐にしてるおっさんである。

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