まさかタイヤ交換になるとは

タイヤのパンクと言えば「釘を踏んで空気が漏れる」というイメージですよね。
しかしもう【釘】は地面に落ちてないようで最近はもっぱら【木工用のビス】がパンクの主体です。
建築の材料にも時代の流れがあるようです。
ビスを踏むと遠心力で抜けていきなり空気が漏れるという最悪のアクシデントは皆無になりましたが、踏み込んだ穴がギザギザで荒れて、なかなか外から詰め物をして穴を塞ぐという技も通用しないケースも増えてきました。
詰め物とタイヤのゴムが密着してこそ空気の漏れが止まるのですが、穴が荒れているときっちり止まらないんです。
あとタイヤで修理できないのが側面。
ここが痛むとタイヤは交換せざるを得なくなります。
スペアタイヤが搭載されていない、話題の時にも書きましたが、側面は直ちに走行不可能になります。
応急手当の方法もありません。
そんなときに珍しいケースというか不運なパンク修理が発生しました。
なが~いビスでパンク。
まずこんな長いビスがきっちり刺さるという不運その1
ss-DSC_0682.jpg
そしてそのビスの刺さった向きがタイヤの側面に接触したと言う不運その2
その結果タイヤの内側から内部の構造物を痛めて人間で言う動脈瘤みたいになってしまったのです。
もう少しでタイヤが破裂する寸前でした。
ss-DSC_0684.jpg
ss-DSC_0683.jpg
ss-DSC_0685.jpg
普通にパンクした、と聞けば普通なら「すぐに修理できるよ」という話なのですが、結果的にはタイヤの交換が必要になってしまったケースです。
刺さったビスが内部から側面を傷つけてタイヤがアウト!というアンラッキーなケースでした。
なかなかレアな出来事でしたね。


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カテゴリー: 修理   作成者: てんちょー パーマリンク

てんちょー について

専門家や職人は仕事の話をするときに専門用語やら隠語を使わないとお客さんと会話できないという習性に疑問を持ち、自動車に関して自分の知ってることや機械の原理をいかにわかるように説明できるかを考え続けてるちょっと変わった自動車修理の職人。 仕事の質ももちろん、その仕事の内容をお客さんに理解してもらうことを自分自身の生き甲斐にしてるおっさんである。

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