空気系のフィルター

4月に入り車検ラッシュも一区切り
一番うれしいのは車検場が空くことです。
車検を受けるための待ち時間が減ると効率が良くなります。
さて今回は空気を清浄するフィルターについてのお話し
スズキキャリイ DA16T 平成26年式 走行2万㎞
初めての車検ですね。
ss-P1140131.jpg
いろいろ消耗品を点検する中で今回は空気系のフィルターについてのうんちく
自動車の消耗品のうちで、空気をきれいにするフィルターは代表的なモノでエンジンが吸う空気用のフィルターとエアコン用のフィルターの二つがあります。
メーカーの基準で言うとエンジン用のフィルターは4~5万キロで交換。
エアコン用のフィルターは車検ごともしくは1万㎞で交換というおおよその目安があります。
けれども自動車の使われ方というのは人それぞれ、業種それぞれそんな一律な基準では計りきれないほど千差万別です。
その使われ方を加味して部品の交換時期をチョイスするのも我々プロの判断です。
このキャリイは建築現場などで活躍するためのお車です。
そうなると舗装されてない現場などに入っていくわけでこれだけでももう基準の度台は変わります。
エンジン用のフィルターはたった2万㎞でこんな感じ
ss-P1140132.jpg
エンジンが空気を吸いにくくなると燃費の悪化(鼻づまりはしんどいですよね)やガソリンの燃焼が悪くなって排気ガスが汚れます。
エアコン用のフィルター
ss-P1140134.jpg
暑い夏に職人さんが作業してすぐに車のるとたぶんエアコンの風量は最大。
汗をひかすためにずっとその状態で室内を冷やそうとするでしょう。
そうなればフィルターを通過する空気量が多くなる上に現場の砂塵が室内で舞うでしょう。
使われ方を想像しておおよそ予想を立てて、経験からその車の部品交換の計画を立てるのも我々の仕事の一部なんですよね。
時々その予想が外れるときがあります。
それはそのお車の使われ方が変化したとき。
あわてますよね・・・