エアコンガス規定量充填サービス(エアコンガスリフレッシュ)

世間ではカーエアコンガスリフレッシュキャンペーンとかいう名前でいろいろ告知してますが、ガスリフレッシュという言葉に違和感をもつ当店は
エアコンガス規定量充填サービス
と命名してます。
エアコンが冷える仕組みを説明するとちょっと長くなるので割愛しますが、簡単にいうと
「エアコンガスが設計通りの量が入ってる」
が大前提。
エアコンが冷えないという故障を診断するに当たってもまずは、量がきっちりあるか、を診断スタートの土台としなければ診断結果に間違いが出ます。
いままでのエアコンサービスというと「ガスの圧力」で判断していましたが、それがごまかしです。
エアコンガスの圧力だけでは「重さ」は量れません。
エアコンガスの管理は圧力でなく「重さ」でしないといけません。
そして重さを量るには「重量計」が必要。
重量計にガスを載せるのは容器に一旦回収してその重さを量らないと答はでません。
それをこなすのが当店設置の
エアコン整備機器の専門メーカーデンゲン社製
「エコマックスジュニア」
ご来店のお客様はトヨタのレア車 WiLL VS
エアコンは冷えてるけど実際自分のお車のエアコンガスの状態を知りたいのともう少し乗りたいのでここら辺できっちりとガスの量を把握しておきたい、とのご用命で以前からのブログの記事を見つけて頂いてご来店です。
ss-DSC_5138.jpg

エコマックスジュニアを接続しますが、実際の施工前に現在の状態を把握しておきます。
つないでガスを計量するだけではプロの仕事は言えませんからね。
おおよそのエアコンの状態を把握するにはガスの圧力は手がかりにはなります。
ややこしいですね(笑)
人間の血圧計測と血液検査みたいな関係でしょうかね??
ss-DSC_5130.jpg
ss-DSC_5131.jpg
ss-DSC_5129.jpg

ユーザーさんのおっしゃるとおりエアコンの状態は悪くはありません。
そしてガスの重さを量るために回収開始
ss-DSC_5134.jpg

そして同時にnutec社製のNC200を注入。

施工後のに同じ条件でエアコン吹き出し口の温度を計測。
あきらかに入庫時と比べて温度が下がりました。
施工の結果
ss-DSC_5147.jpg

規定量490グラムのところNC200を充填する分を差し引いて460グラムに設定
追加が60グラムということは総合的に
490グラムから90グラム減っていた
ということになりますね。
約10%減っていたということになります。

よくある「炎天下では冷えが足りないけど朝晩はよく冷える」という状態はこのサービスを始めてからの経験則で、ガス量が足りてない、ことが多いですね。

冷えてるけど能力が足りないと言うことです。

冷えないためエアコンは冷やそうとがんばります。
するとその分エンジンパワーを食うことになり燃費にも影響します。

特に軽自動車のワゴンR・ムーブ・タント・スペーシア・エブリイ・アトレーなどなど背の高いシリーズのお車は室内容量も大きくてエアコンの効き、エンジンパワーのロス、が顕著に影響を受けますのでエアコンガスの管理は他の車よりも重要です。

今年の夏も快適に乗り越えるためにもエアコンガスを規定量にきっちり合わしてすごしましょう。