バートルの空調服

毎度のことながら夏は暑い。
地球温暖化は信じてませんがヒートアイランド現象は間違いないなとは思います。
人が活動すれば熱が発生するので田舎よりは都会の気温が上がるのは致し方ないかなと。

まあ局所的な温暖化は避けて通れないので同じように仕事をするにしても暑さ対策は必須の今日この頃。
工場全体に対してエアコンを設置するのも雇用対策と言うことで思い切って設備投資されてる他工場もありますが、一人親方の当店は自分が我慢すればいいか?とエアコンなど夢のまた夢。
なんとか【風の量】で夏を乗り切ろうと必死です(笑)

数年前から狙っていましたが空調服。
今年はついに購入しました。
購入するにあたって、どこの何を買えばええんやろ?、とずっと迷ってたまま2年という感じですが、たまたま工場の屋根を修理に来てくれた建築関係の人に
「もし空調服買うとしたらどこの奴を買うの?」
と聞いてみたら

「そりゃバートルでしょ」

と即答。

へえ~バートルというメーカーがあるんやとググってみると確かにある。
じゃあそこの空調服にしよう、ということ購入。
お盆前から大活躍してます。
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買ってからこれを見た人が

「あっバートルですやん?」

「バートルいいでしょ?」

とよく言われます。
やっぱりブランドなんやなと実感。
(自分は知らんかったけど)
みんな口を揃えて「電池長持ちしますよね」と・・・

 

電池はこんな感じ
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電池が持たないと役に立たないからやっぱりこれですよ、と異口同音で教えてくれます。
たしかに価格帯からすると高い部類に入る商品ですが、1日しっかり役に立つことに目的を持てばこれらしいので間違った買い物ではなかったのかな、と思います。

30℃くらいであればほんとに涼しく体力の消耗がかなり違いますね。
ただ32℃くらいを越えてくると、ないよりまし、ぐらいに効果激減。
34℃とかなると空調服着たまま事務所の冷気でクールダウンしてます。

ただクールダウンの時間が素晴らしく短くなるのでこれはこれで使えるかなと。

 

一つ歳を取るごとに暑さへの耐久力が減ってるような気がするんですが・・・

カーエアコンステーション エアコン配管 フラッシング

70系ノア 平成23年 走行10万㎞

ご同業のご依頼で

「冷えが悪いのでコンプレッサーやらエキスパンションバルブ(エキパン)などは交換するのでフラッシングをお願い」

ということで入庫です。

バンパーなどは既に外した状態で入庫いただいたので当方にとってはその分作業を省略できるので助かります。
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エアコンコンプレッサーから配管を外してアタッチメントを介してスナップオン社製カーエアコンサービスステーションデュアルに接続します。
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液体のままのフロンガスを配管内に圧力を掛けたり逆流させたり脈動させたりして汚れを洗浄して配管途中にフィルターを設置して鉄粉や異物を取り除きます。
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作動中の液体フロンガスの流れです。

 

 

 

そして作業後のフィルターはこんな状態
一目瞭然ですが上が新品ですね。
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そして回収された配管内のコンプレッサーオイルはこの状態。
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痛んだコンプレッサーなどの部品を交換してそのまま普通にガスを充填しただけならこの汚れがずっと回り続けるわけですからぞっとしますね。
70系ノアのガスの規定量とコンプレッサーオイルの規定量はこうなってます。
225ccが基準で実際の回収されたオイル量は200cc近いですからほぼ全量回収出来たと思います。
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作業後出てくる記録紙
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ツインエアコン車なのでリヤエアコン配管もあります。
その関係もあって実際フラッシング中には2000グラムを越える液体フロンが出たり入ったりして洗い流してます。

そしてこのカーエアコンサービスステーションデュアルのオリジナル機能であるフロンガスの精製装置で洗浄に使ったフロンガスを不純物と分離しまた配管内を流れることで洗浄するを繰り返します。
この機械でないとできない機能です。

配管内を洗浄と聞くと、壊れたときだけ,という風に思いますが,このコンプレッサーオイルの入替、が予防整備に繋がります。
エンジンオイル交換やATフルードの交換と同じようにコンプレッサーオイルの交換がこの作業、として考えるとわかりやすいと思います。

 

エアコンガスを規定量に保つのはもちろん基本です。
プラスアルファーで愛車を末永く乗るためにもこういうエアコン廻りの予防整備もどうでしょうか?

というわけでノアはご同業の所へ帰って行きました。

新しいコンプレッサーを取り付けたあと、そのお店のエアコンマシンをつかってきっちり規定量のガスを充填されて、しっかり働いてくれることでしょう。

夏期休暇のお知らせ

誠に勝手ながら夏期休暇をさせていただきます。
令和4年8月11日(木)~令和4年8月17日(水)
18日より平常営業です。
ご不便をおかけしますがご容赦ください。

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エブリイ エンジンの力がない エンジンがガタガタ揺れる

スズキ エブリイ DA64V 平成19年 走行20万㎞
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朝から着信でお客さんからのお話は

エンジンがおかしい

これだけではわかりません(笑)
というわけでじっくり問診するためにお客さん宅へ。
そこでの話は、

・エンジンは掛かる
・動こうとクラッチをつなぐも車が重い
・エアコンを入れようものならクラッチ合わせすらきつい
・取りあえず少し走ってみたが信号待ちで車全体が揺れるほどの振動がある

そこで自分が乗ってエンジンを掛けてエンジンからの声を聞く(笑)
自分自身の「お尻センサー」から伝わってくる振動で

3個ある燃焼室の一つが燃えてない

ということはわかったので代わりの車をおいて工場まで引き取る。

 

エンジンの燃焼室が燃えてない。

基本点検は先人がらの言い伝えでちゃんと燃えるには

良い圧縮

良い燃料

良い火花

もうこの3つに限るという感じ。
まあこのあたりで火花がヤバいというのは薄々感じてるんですが、そうじゃなかったら遠回りしてしまうので基本に則って診断。
入庫したときに排気ガスが臭いので、燃料はエンジン内までは行ってると後回し。
火花を診断するにはカイセ社製のイグニッションアナライザーが使えるので3個調べる。

 

1気筒目
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2気筒目
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3気筒目
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波形の細かい説明は省略で3個の波形が似てるかどうかが判断材料。
明らかに3気筒目が違うのは一目瞭然。
2番目と3番目のイグニッションコイルという部品を入れ替えてみたら入れ替えた2番目が働かなくなる。
だんだん絞り込めてきました。
どうも良い火花ではなさそうなのは間違いない。

 

良い圧縮を確認。
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20万㎞も走ってるので良くはないけど燃焼しない原因までではないので除外。
燃えてない3番目が一番良い値なのはご愛敬。

そんなこんなで点火プラグも大丈夫だったのでイグニッションコイルがお亡くなりになってるのは間違いないと判断。
ついでにエンジンオイルがプラグホールに漏れてたのでそこも同時に手当。
イグニッションコイルがオイル漬けになってたのも遠因かも。
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エンジンオイルはすごくマメに交換してるオーナーさんなので距離にしてはとても状態は良好。
部品が揃ったのでイグニッションコイル×3、プラグ×3、カムカバーパッキン、などなど交換。
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交換後の波形
1気筒目
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2気筒目
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3気筒目
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全てがおおよそ同じ形、というが完治の証拠。

 

ついでにはたらく車のタイヤも交換。
2年、1.5万㎞足らずでこの状態。
よく 「走り・止まり・曲がる」 くるまです。
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エブリイはお仕事するためにオーナーさんのもとへ帰ってきました。
しっかり働いてね~