室内ファンモーターの中身を見るために分解してみた

ワゴンR 平成23年 走行約19万キロ

 

少し前から時々エアコンの風が出ない、と相談を受けていまして、距離や年式を考慮してできるものなら修理しなくて済むといいなと言うことで「完全に出なくなったらその時考えよう:」とお客さんと打合せは終わってました。

「もし止まってもグローボックスの下にモーターがあるから殴ってみて。動いたら儲けもの」ともアドバイスしてました。

けれど今回

「殴っても動かなくなった」

ということで交換することに・・・・

 

原因は回転してるモーターの軸に電気を供給するための接点、通称はブラシと呼ばれる部品の摩耗で回転軸と接触しなくなり回らなくなるという定番中の定番。
モーターも消耗品と言われる大きな原因でも有ります。

 

そういうわけでサクッとモーターを交換して故障修理は終了。
お客さんもこれで朝の寒さから解放されると喜んでお帰りになりました。

 

最後はうちの伝統的な定番作業
・ 捨てる前に中身を見る
・ 金属部品とプラ部品の選別
を兼ねて分解。

その時写真を撮った物をムービー化しましたのでご覧ください。
予測通りブラシが減ってスプリングで出てくる分も無くなって軸に接触しなくなってました。
長いこと働いてご苦労様でした、と独り言がでました。


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カテゴリー: 修理   作成者: てんちょー パーマリンク

てんちょー について

専門家や職人は仕事の話をするときに専門用語やら隠語を使わないとお客さんと会話できないという習性に疑問を持ち、自動車に関して自分の知ってることや機械の原理をいかにわかるように説明できるかを考え続けてるちょっと変わった自動車修理の職人。 仕事の質ももちろん、その仕事の内容をお客さんに理解してもらうことを自分自身の生き甲斐にしてるおっさんである。

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