シエンタの簡単バンパー修理

商売の基本として大成功を収めたものは「消費者が望んでるものと商品が合致した」といわれます。

自動車整備業の場合は整備技術で不具合を治したり車に関するいろんなお世話をするというのが売り物なんですよね。
売るものは形が無かったりするのですが最終的にはお客さんの希望に対して回答を見つけるのが大きな流れです。

お客さんが望むこととお店側のしてあげたいこととが大きくずれてると満足してもらえない、というジレンマはずっと抱えています。
お客さんの希望と自分がしたい仕事が合致したときは自分が思ってる以上の感動と感謝をいただけて「そんなに?」とひたすら恐縮してしまったりします。

バンパーをちょっと膨らませて、手元にあるタッチアップペイント、しかもこの車の色ではない似た色を吹き付けるわけでも無く筆でちょちょっと塗っただけなのでお金をもらえるほどの仕事でもなく自分の出来る範囲でやっておこう、と思って作業したんで「こんなもんでOK」くらいな気持ちでいましたがお客さんからは

「気になってたからめっちゃうれしい」

と大きな感動と感謝をいただいて、あまりの喜びように

「それほど喜んでもらえるのか?」

というのが本音でした。

感動してもらえたので結果オーライなのですが、お客さんが求めるものと我々がよかれと思ってするサービスが乖離してると自分が「ええ仕事をした」と思っても意外に喜んでもらえなくて、これでええんかな?と思ったことがやたら喜んでもらったり・・・

商売の難しさも感じる出来事でした。


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カテゴリー: 修理   作成者: てんちょー パーマリンク

てんちょー について

専門家や職人は仕事の話をするときに専門用語やら隠語を使わないとお客さんと会話できないという習性に疑問を持ち、自動車に関して自分の知ってることや機械の原理をいかにわかるように説明できるかを考え続けてるちょっと変わった自動車修理の職人。 仕事の質ももちろん、その仕事の内容をお客さんに理解してもらうことを自分自身の生き甲斐にしてるおっさんである。

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