公道ウルフ14巻 発売されました

公道ウルフ第14巻令和6年10月18日(金)発売されました。

知ってる人は知ってるヤングチャンピオン連載中の「公道ウルフ」
ご縁があって第3巻の130ページ~あたりの背景にうちのお店が出てきます。
第4巻にも、第8巻は表紙の見開きに・・・

二葉モータースは劇中の「双葉モータース」を応援しています。
まだ買ってない方はネットや書店でぜひぜひ購入して野口賢先生をいっしょに応援してください!!

1巻から13巻までもまとめ買いもできます。

令和6年 だんじりまつりでお休みです


令和6年10月12日(土)から令和6年10月13日(日)は泉大津濱八町だんじりまつりです。

うちのお店の前は2日間車輛通行止めになるため二葉モータースはお休みです。
14日は振替休日のため実質12~14日までお休みとなります。

また泉大津市内各所は12~13日はだんじりが動いてますので思ったところへいけない場合もございます。
時間帯や道順にご注意ください。(14日はまつりのお片付けがメインですから移動については大丈夫です)

まつりに参加される方はどなた様もケガが無いようお祈り申しあげます。

参考までに令和5年度のお祭り1日目の13時頃、お店の前の動画です。
ご参考に・・・・

※令和6年10月17日追記
令和6年度の動画です

1234yfガス用添加剤 NC-200 施工にご来店いただきました

新しいエアコンガス(1234yf)用nutec社製エアコン添加剤NC-200の入荷案内や施工例をご覧いただきまたまたご来店いただきました。
なんと今度の方は兵庫県の明石からはるばるご来店いただきました。

今回はダイハツムーヴキャンパス。          

ガスの選択をR1234yfに選択してまずは回収から。

規定量は290g。
これが大事。

施工時の外気温が26.2℃でおいでになったときのエアコン吹き出し温度が9.2℃。
オーナーさんが、冷えてないわけではないけどより一層の能力増大のために、というご希望でした。
吹き出し温度計測条件は風量最大・内気循環・アイドリング15分で、というパターンです。

施工前のガス圧はこんな感じでした。

規定量充填サービスの時に同時に添加剤NC-200 R1234yf用を注入。

施工後は高圧の数字が下がり低圧の数字も下がりました。
施工前よりガス量も増えているにもかかわらず圧力が下がるということはエアコンガス循環の効率が良くなってると判断しました。

同じ条件で施工後の温度は7.4℃ということで約2度下がりましたね。

施工後オーナーさんからgoogleマップへの口コミ投稿という形で感想をいただきました。

添加剤は期待通りの効果で、高速道路での中間加速がしやすくなってエアコンの負担が少なくなったことが体感できました。 R1234yf対応の機材が置いてあるところは少ないので、新し目の車をお持ちの方にはとてもありがたいお店です。2年に1回くらい施工すると良いとのことなので、またお世話になります。

まだまだ新しいお車でしたが施工後に効果を実感していただけたようで作業した甲斐がありました。

自動車のエアコンはすぐに壊れるという代物ではないですが、当店ではほぼ2年に一度車検時などでエアコンガス規定量充填サービスを行わせていただいてます。
作業するようになって管理車両ではほぼエアコントラブル(コンプレッサーの焼き付きなど)がなくなりました。
やはり日頃のメンテナンスが長い目で見ると修理費用の抑制に役立ってるのではとデーターや根拠はないですが日々の実感として感じています。

ここ最近の酷暑ではエアコンの働きは命に関わるところまで来ていますね。
エンジンの調子が悪いとかかからない方が安全だったりして・・・

 

エブリイ エンジンチェックランプ点灯

三菱 ミニキャブ つまりは スズキ エブリイ
業界内通称64エブリイですね。
平成26年式 走行16万㎞。
高速道路走行後、一般道で信号待ち中にエンジンチェックランプが点灯、何回かエンジンを止めたり始動したりしてたらそのうちランプが消えた、という一報にて入庫です。

エンジンチェックランプが点灯すると、なにをしても消えない場合とその内消えるというパターンがあります。
故障が回復していない場合などは常時点灯します。
一過性の不具合の場合、制御されてる電圧などがとりあえず範囲内に戻った場合で複数回エンジンを掛けたら消える、というプログラムが組み込まれてるということもあります。
ただし一度入力され記憶された不具合は診断機で見るとしっかり残ってることが多いので『消えたから治った」というのはちょっと違います。

入庫したところで早速スズキ純正の診断機を接続。
三菱だけどスズキの診断機で見れます。(キーの登録はだめでした)
しっかり記憶が残ってますね。

そしてフリーズフレームという部分を見ると車がどんな状態の時エラーコードが記憶されたかということも見れます。
この場合エンジンはしっかり暖まってて速度は0㎞、アクセルも踏んでいないアイドリング中に記憶されたということは推測できますので一報が入ったときの状況とほぼ同じということです。
ただ何時何分とかまではわかりません。

そしてエラーコードは
P0138
「リヤO2センサーの電圧が高くなり数分間そのまま張り付いた」
というエラーです。

この故障コードの場合、センサーそのものの特性がずれたということが多いですが、中には排気ガスをきれいにする触媒が劣化したときにも同じようなことにもなるので、この先の切り分けを慎重にしないといけません。
ここで診断する道を誤ると高価な部品を間違えて交換してしまい誰も幸せにならないのでいろいろ推測を確信に持っていきます。

走行しながら電圧変化を見たり下のグラフはエンジンを空ふかしをして電圧の動きを見てるところです。

排気ガステスターで排気ガスの成分を調べたり・・

そんなこんなでほぼ間違いなくセンサーそのものが劣化して間違った電圧を出すようになった、と結論づけて部品を交換することに決定。
センサーそのものも安くはないですし触媒が悪くなってたらもっと高額な部品代が必要なので「ここ」と決めるまでいろんな想定をしていつものことながら診断項目に抜けが無いかビビりながら作業を進めます。

交換すると決めたらエブリイの作業は簡単なものです。
コネクター抜いてセンサーを緩めて新しいものにつけ替えるだけ。

新旧の部品です。

作業後のチェックでも想定通りの電圧の動きで完治したということでお仕事に復帰するためミニキャブ(エブリイ)はユーザーさんのところへ帰って行きました。

おおよそ最初の見立て通りの故障で、その裏付けを取るための作業だったため大きな波乱はありませんでしたが、スタートでこけると思わぬ遠回りをしてしまうのが故障診断。
毎回作業がおわるとホッと安堵するのが日常です。

 

ジャンプスターターが膨らんだ

バッテリー上がりの車を救援に行くとき、ン10年前ごろは補助バッテリーとブースターケーブルもって出張、とか言ったり言われたりして現場に向かったもんですが、今どきは補助バッテリーの事をジャンプスターターと言う名前になってたり作業そのものをジャンピングとかなんか作業名も聞き慣れない事になっています。
そのあたりはなかなかバージョンが書き換わってないようで若い方と話すると??マークが飛び交うのかもしれません。

ジャンプスターターもリチウムイオン電池が普及してきたおかげで小さいのに始動能力があるようになり、重たいバッテリーを持って現場に、ということもなく、なんなら原付バイクで現場に向かい、その場でエンジンを掛けてお客さんに『エンジン掛けたので止めずにそのまま工場まで乗って来てください」というパターンも可能になりました。

うちのお店の方針としては管理させてもらってるお車がバッテリー上がりで現場に救援に行くと言うことは迷惑掛けた、と言う気持ちになるのと、緊急なことが起こると自分の作業のスケジュールが変わってしまうということもあるのでできるだけバッテリーの寿命管理はお客さんとの共同作業で予防整備に力を入れてます。
ただ避けられないのはバッテリーの品質のばらつきによる不具合やらお客さん側の”ライトつけっぱなし”などのミスで上がってしまう、と言うこともあるので皆無にはできないですけどね・・

寿命を予測するためにもアイドリングストップもできるだけオフにしましょう、とお客さんにアピールしまくってますし、できればアイドリングストップキャンセラーをオススメして取り付けることでバッテリー劣化のスピードを今まで通りにできるようにしています。

ただここ最近バッテリー管理で恐いなあと思うのはドラレコの駐車監視モードです。
ドラレコが駐車中に撮影するための電力は車に載ってるバッテリーなので監視モード中は放電します。
放電電圧が規定値以下になったら監視が止まる設定やら、駐車してエンジンを止めたら何分まで撮影するのか、という時間を決めたりはできますが、我々整備士側からすると監視モードはバッテリーへの負担はとてつもなく過酷です。
その理由はバッテリーというものは電気を放電して充電してというサイクルが寿命を決める大きな要素です。
ドラレコで放電してエンジンが掛かったら使った分を充電する。
この繰り返しが普通に車を止めるだけの時より電気の出し入れが多いのでバッテリー寿命にかなり影響してくるのです。
できれば監視モード専用のバッテリーを増設した方がいいなと思ってます。

というわけで本題です(笑)

ジャンプスターターのリチウムイオンバッテリーがとうとう膨らんで危険な状態になりました。
膨らむのは危険な火災に繋がりかねない状態です。
ネットの動画などでバッテリーが激しく燃える場面を見たことあると思いますが火を噴く前兆がバッテリーの妊娠。
定期的に充電してたのですが充電が終わって手に取ってみたら何となく『膨らんでない??』ということで分解してみました。

そうしたらやっぱり膨らんでました。

これはヤバい、ということで使用は中止。
火を噴くまで至らずに良かった良かった

とはいえ救援時には大活躍のツールなので代替品を物色しなければ。

いろんな記事で今までのリチウムイオンバッテリーは「三元系」といい、同じリチウムイオン電池の中にも『リン酸鉄系」というのが有ると。
リン酸鉄系は発火しにくい、ということを学んでいたので次のジャンプスターターはリン酸鉄系にしようと思い検索。
中華製の安いものはきっと寿命が短いだろうと言う勝手な思い込みで日立製のPS-1600RPをチョイス。
日立と言っても中身はサーキットテスターやらバッテリーテスターなどで有名なkaise製のOEMらしいのでより一層安心かなと言うことで決めました。

電池だけでなくOBD端子を使ってのバックアップケーブルやらUSBコードやらいろいろおまけも付いてました。

できるだけ使わなくていいならその方が良い、という工具ですがそのうち活躍する場面が出てくるでしょう。
とりあえず昨日、整備でのバッテリー交換の時、車のコンピューターのバックアップに使ってみました。

燃えにくいバッテリーは安心できますね・・・・