ラクティス エアコンガスリフレッシュ

6月も半ばです。
去年の頃を考えるとまだうだるような暑さとは言えない日々が続いてますがゆうちょなことを言ってられるのもあとわずかで、それこそ死ぬような暑さがもう目の前。
ラクティス 平成21年 走行10万㎞です
エアコンのガスをきっちりとしたグラム数に合わせたいというご依頼でご新規さんのご来店です。
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何回かワコーズのエアコン添加剤を入れたことはあるとのお話しでその場合缶の中に入ってるガス分で多少は追加されてるという状態でしょうねとお話ししながらエコマックスJrⅡを接続。
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接続しながら本日の外気温を測定
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施工前のエアコン吹き出し温度を測定。
全然冷えてない、てなことは無い状態です。
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ガスをエコマックスに回収して真空引き。
配管内の不純物やら水分を完全除去した後規定量の新ガスを充填。
そして施工後のに再度吹き出し温度を測定
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同じ条件で3度下がれば冷え冷えですね。
ちなみに充填したガスは40グラム
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想像したとおりいままで何もしてないお車よりは明らかにガスは入ってました。
その上でまだ吹き出し温度が下がるのですから同時に施工した添加剤もよく働いているようですね。
さて夏本番。
あの大阪の夏がやってきます。
少しで快適な車内を得られるためにもエアコンガスの規定量充填は必須です。
ぜひ当店にご相談ください。
※ 2022/05/22 追記
ガスの規定量充填を純度の高いガスで行えるスナップオン社製カーエアコンサービスステーションDUALPROという整備機器を導入しました。

こちらへどうぞ
大阪府泉大津市本町5-23
二葉モータース
0725-32-1741
※ 外国車は扱っておりません。

エブリイ エアコンが冷えない

お盆明けの本日から営業再開させて頂きました。
とはいえ明日は日曜日でまたお休みですね・・
お盆中は当店のお客さんには事故の発生はなかったみたいで平和にスタート、と思いきやエアコンが冷えないコールが立て続けに・・・
ことしは5~6月にはあまり修理依頼は無かったのですがお盆休み明けにやってきましたこのエアコン故障ウェーブ。
このエブリイの前にワゴンRが入庫してまして、そちらはエアコンコンプレッサーの焼き付きというお値段高めの診断。
現在修理されるか乗り換えるかのご検討中です。
そしてその後がこのお車。
本日連続入庫です。
スズキ エブリイ DA64W 平成22年式 走行距離約85000㎞
エアコンの風が生ぬるくて暑くて乗ってられないということで緊急入庫です。
同じ形式のエブリイを以前当店でエアコン修理をした事がある方のご紹介でおいでになりました。
まず症状がどの程度なのか自分の目と耳と肌感覚でお車に乗って確認。
・エアコンの風は出てる(風量は重要)
・コンプレッサーはちゃんと動作してる
・オートエアコンの動作は大丈夫っぽい。
でもぬるい・・・
エブリイのしかもこの形式のオートエアコン車は「エアミックスドア」という温風と冷風の比率を変える装置が電動モーターによる制御で、エアコンコンピューターから指示を受けて電気的に比率を変えます。
そのモーターの取り付けねじがどういうわけか緩んでモーターが浮き上がってミックスドアの軸が空回りするんです。
前回修理させて頂いたご紹介者のエブリイも同じでした。
DA64エブリイのオートエアコン車はこのネジ部分の増し締めは定番整備かもしれません。
というわけで上記の診断結果から一番最初にモーターの取付を確認。
足踏み駐車ブレーキのレバーの横にあります。
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そしたらやはり取付の部分から浮いてしまっておりぐらぐらでした。
緩むネジは丸印のネジ
場合によっては脱落して足元に転がってるケースも有りです。
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ここを軸に合わせてセットしてしっかり締め付けると無事冷風と温風の切替が出来るようになりました。
けれどやっぱりパンチがない、ということで今度はエアコンフィルター点検
しっかり(?)詰まってましたので交換。
そして仕上げにエアコンガス規定量充填
ちまたではエアコンガスリフレッシュとかエアコンがクリーニングとか宣伝してますが当店の呼び名は「エアコンガス規定量充填サービス」。
エアコンガスは重量できっちり管理しないと多すぎても少なすぎても効きが悪くなるんですよ。
当店では重量管理できる”エコマックスジュニア”というマシンを設置してるので自動車メーカーが設計した通りの規定量にきっちりガスを充填できます。
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これできっちりガス量まで合わして整備完了です。
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規定量340グラムのところ240グラムしか残っていませんでしたので100グラム足して340グラムきっちりに充填しました。
おいでになった時と帰るときの車内の気温の激変にお客様は歓喜の声をあげながら(笑)お帰りになられました。
これだけ喜んで頂くと仕事冥利に尽きます。
今回のケースはエアコンシステム(冷やすというシステム)の故障ではなく空気の流れを制御する部分に不具合があったわけです。
この場合部品の交換というのはエアコンフィルターと減ったガスの充填作業が主な内容になりましたので2万円でおつりが来ました。
ひとことで「エアコンが冷えない」というだけではなかなか原因が多義に渡ってしまい現車確認させて頂かないと原因はつかめません。
もしこれがガソリンスタンドや量販店などで診断していたら例の「取りあえずエアコンガス入れてみましょうか?」という流れになりかねません。
そうすれば「ガスを入れすぎで冷えない」となり誤診断ということで大変です。
エアコンが冷えない、という方は当店に限らず、お近くの修理工場に於いても電話ではなく勇気を出してしっかり足を運んで現車確認&相談してくださいね。
きっとその方が早く確実に原因がつかめます。
暑いのを我慢してたらもったいないですよ!