診断機は G-scan LV を使っています

今や自動車はコンピューター無しでは語れないほどいろんな制御にコンピューターが使われています。
それもひとつではなく持ち場ごとに専用のコンピューターがありそれぞれがお互い連絡を密に取りながら協調して自動車全体を制御してるのです。
なので自動車整備にかかる側としてはそれらのコンピューターが今どんなことをしてるかを見て、整備士が車からの信号を把握しながら修理の材料とすることが必須となっています。

お医者さんでいう聴診器や血圧計(そういう工具も役に立つ)はもとより、血液検査の数値を自分で出す、あたりの領域に入ってる感じですかね。

そのためには「診断機」を用意しないとこの先の自動車と対話すら出来なくなってきています。
この診断機というのもそれはそれはいろんなメーカーが入り交じって

どこのこれはいい

これはあかん

などなど何を選んだら良いのかさっぱりという整備士さんも多いです。

まあこういうものは、買おうと思ったときの「エイや」という直感というか決断するのが何かの縁だろうと思ってるので、一番最初に決めた
インターサポート社製 G-scan という診断機をずっと使っています。

一番最初に買ったのはこれです。
当店ではG-san初号機と呼んでいます。
この診断機はサポート及び内部の新車データーの更新などが終わり過去の車しか診断できなくなりましたが未だに現役で使ってます。
立ち上がりが早くてちょっと軽く診たい、というときに重宝します。
ただ液晶表示がモノクロであり電圧グラフの描画などはさっぱりです。

 

少し前から車検の時に車のコンピューターの状態を車検事務所に送らないといけないルール改正がありそれに対応するために初号機では出来なくなったのでこの
G-san Tab
という診断機に更新しました。

これを選んだ理由は「OSがWindows」だからです。
Windowsで走ってるということは他のアプリがパソコンと同じものが使えるということです。
たとえばスズキの純正診断機のアプリもWindowsです。
トヨタもそうですね~
そして車検時に国交省にデーターを送るアプリもWindowsなんですよね。
なので「これ1台」で何にでも対応できる、というのが決め手でした。
タブレットなのでタッチパネルでスマホ感覚で使えることに大いに期待しました。

けれどG-scan Tab には問題がありました。
ハードウェア的なスペック、つまりは非力なんです。
使ってるCPUやらSSDの容量など普通に業務に使えるといえば使えるんですが、パソコン好きの自分にとってあまりにも非力で、クリックしてからの画面変換とか、CPU処理してる間のフリーズ状態が長くて待ちきれなかったりで不満満タンでした。
聞くところによるといまのTabはすこし性能が上がったとかなんとか・・・・

というわけで営業さんに良い方法が無いか聞こうかなと思ってたところなんと
G-scan LV
というマシンが発売されたという情報をキャッチ

これはノートパソコン型でスペックも上々。
展示会で触ってみたら  「使えるスピードやん」と思い、

なんとかライセンスはそのままでTabからLVにハードだけをバージョンアップしてもらわれへんやろうか?とお願いしたところ、料金は要りますけど可能です、というお返事。

というわけで現在のうちの診断機は G-scan LV になりました。
これも同じくwindowsで走り、他のアプリもWindowsアプリとしてインストールできますので、車検のための送信アプリも中に入れてこれ一台で完結。
スズキ車用の診断機としてもこれを使ってサクサク作業が出来ます。
モニター部分タッチ対応でそのまま180°折り曲げられるのでタブレットのような使い方も出来ます。

やっとこれで人並みの性能が手に入りました(笑)

このさきG-scanの購入をお考えの方はぜひ LV を選ばれることをオススメします。