JAFの素晴らしいところ

自分が若かった昭和~平成の頃、レッカーサービスと言えばJAF(日本自動車連盟)オンリーでした。

家業を継ぐ、継がないはさておき社会人として経験を積むため自動車ディーラーの営業マンとして働いてきなさい、と武者修行に出されてる間も、営業マンの営業成績の一部に『JAFを新規で〇件成約しなさい』と言われたものです。

そういう仕事上の命令は関係なく、JAFというのは何かアクシデントがあって困ったときの頼みの綱だという事はプロであるがゆえ「いざというとき」に役に立つのは一般の人より理解してました。
なので営業トークでなく常々お客さんにJAFは入ってた方がきっと役に立ちます、とお話ししてました。

嘘かほんとか知りませんが、JAFができたきっかけはモータリゼーション華やかな頃のディーラーが急激に増えた顧客の愛車が道端でエンコした車を引き取りに行く時間が割けないため専門の組織をメーカーまたいで共同出資で作ったのがJAF、と聞きました。

そんなメリット満点のJAFですが、最近は自動車保険に付属の「無料レッカーサービス」が幅をきかせてきて、加入してた人も『会費がもったいない』という理由で会員資格を継続する人が減ってきてます。
まあレッカーサービスだけを見てると重なったサービスであり必要ないと思われるの仕方ないですね。
けれどもやはりJAFならでは、という利点はあります。

パッと思いつくのは
・ キーのとじ込みを開ける訓練をずっとしてる(今はとじ込みもなくなりつつありますが)
・ 訓練された職員さんが来るので何かと相談事に乗ってくれる
・ パンク修理は可能であればその場でやってくれる
・ 提携してるお店や施設では料金の割引をしてもらえる
・ 原付や2輪で困ったときも対応してもらえる
などなど。

そのほか、お客さんから聞いた話で

当店の営業時間外にタイヤを破損して、JAFに救援を依頼、来た職員さんが営業してるタイヤやさんを探してくれて、そこまでレッカーしてくれた。

とかを聞きました。
移動手段としてのレッカーサービス以外に盛りだくさんな施しをしてもらった、と言う感動話を聞くことが多いです。

直近では・・・
タイヤのサイドを切ってパンクしたお客さんがJAF呼んだらレッカーしますか?タイヤ貸しましょうか?という選択肢をくれたそう。
レッカーはつり上げに時間がかかります、タイヤ貸し出しならすぐに走れます。
修理が終わったら基地まで届けてくれたらいいです、

という対応やったとのこと。

基地も勤務先の近くにあるので返却にも手間が掛からないのと深夜だったこともあってタイヤ貸し出しを選択して今朝からうちにご来店。
修理が終わったからタイヤ返しに行ってくるわ、と。
この対応を知ってからJAFのホームページを見てみたら
会員限定タイヤ貸し出しサービスってちゃんとページもあって大々的に告知してました。
(しらんかった~)

自分は過去からずっとJAFには一目置いて、訓練された職員さんができるだけのサービスをしてくれる。
だてに会費は取ってない、と思ってます。

保険会社の無料レッカーもJAFも重ねて加入しても無駄ではないと思いますよ。
保険会社のレッカーサービスは車本体に掛かってるので他の車に乗ってたら使えません。
JAFは『その人』に掛かってるので車が変わっても使えます。
そのほか同乗者に会員が一人おればその車を運転してなくても使えます。
いろんな車に乗る人(社用車など)はJAF必須です。

あとスマホのJAFアプリも便利です。
会員になってる方もアプリを知ってる人は少なくて、スマホから呼んだら現在位置とかも説明要らんし、自分の車を事前に登録してたら車種の説明も要らんし、というと「なるほど!」って皆さん感動。
うちの事務所でアプリをインストールして登録して帰る人も居ます。
会員証を表示する、を押せば割引きにも使えます。
割引きしてもらえる店・施設も探せます。

けっしてJAFの回し者でもなく、昔のように新規契約のノルマもありませんので利害もありませんが、会員資格を失効してる方はいまいちどJAFの良さを再考してみてはいかがでしょうか?


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