AZ10キューブ シフトレバーを動かしてもパーキングレンジから動かないので走行不能

日産キューブ 初代のキューブなのでAZ10 平成14年 走行約9万㎞

シフトレバーを動かしてもメーター内のP(パーキング)表示から変わらずレバーがやたら軽く動いてエンジンはかかってるのに走行不能、ということでレッカーにて入庫。

お店の前でレッカー屋さんから「搬送ご苦労様でした」、と受け取ってみたもののシフトレバーを動かしてもキューブは動かせません。
でもシフトレバーを動かした瞬間に「あ~ワイヤーが外れてるか切れてるかやなあ」という感触は得たので、さてどのように応急的に動かそうかとしばし考えてみました。

このあたりはある意味旧車で内装周りは質素でなおかつネジで留まってるので分解は簡単。
ハンドル周りの内装を店の前の路上で分解。
とはいえ炎天下の車内は地獄。
その時の様子は嫁のインスタでどうぞ。

 

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シフトワイヤーが外れてるだけだったのでとりあえずレバーにはめ込み工場内へ取り込むことに成功。

つぎはなぜ外れたのか診断。

いろいろ触ったりしてたらブッシュと呼ばれる詰め物がポロリと脱落

ああ~これが劣化して割れたので外れたのか・・・
ということが判明。

では部品を発注して交換したらおわり、といそいそと日産部品に電話。

製造廃止です

はい悪魔の宣言。

この時点で仕事はどん詰まり・・・・

さてどうしたものか?
穴の中に埋め込むブッシュをアルミ管でも買ってきて作って埋めようか?
何か他のプラスチックで出来た部品を流用できないか?

などなど考えながらネットでも同様の症状が無いか検索してみると、キューブではないけども最近のマーチで同じような症例を発見。
でもキューブとマーチではそもそものシフトレバーの構造が違う。
でも写真を見ると軸の部分はよく似たような構造。
メルカリに「マーチのシフトワイヤー修理用ブッシュ」というのが過去には販売されていたような「SOLD」になってるけどもそれらしい部品がある。

ひょっとして手に入るかも、とGoogleレンズや写真検索を駆使して似た部品までたどり着いたのでアマゾンで発注。
この時点でも寸法とかは全く考えずにワラをもつかむ思いで部品到着を待ってました。

それがこれ

そして恐る恐るシフトワイヤーに挿入してみるとなんとこれがシンデレラフィット

そのままシフトレバーの軸にはめ込んでみるとこれまたぴったり

神様ありがとうございます。
なんとかキューブは動かせるようになりました。

固定が出来てないような気もするので応急的な修理とはなりますがしばらくは大丈夫かな?

久々に製造廃止の窮地から部品流用の「修繕」ができてちょっとすっきり

めでたしめでたし
キューブ君はもう少し走れそうです。

※ 2025/08/12  追記
DA64V エブリイバンのAT車のシフトレバー側のワイヤー取付部も同じサイズで応用が利くことがわかりました。
エブリイでも同じようにブッシュが破損してワイヤーが外れます。
シフトワイヤーは手に入りますが欠品が多いようですね。
緊急で動かしたい場合このブッシュが有効ですね。

 

 


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カテゴリー: 日産   タグ:   作成者: てんちょー   この投稿のパーマリンク

てんちょー について

専門家や職人は仕事の話をするときに専門用語やら隠語を使わないとお客さんと会話できないという習性に疑問を持ち、自動車に関して自分の知ってることや機械の原理をいかにわかるように説明できるかを考え続けてるちょっと変わった自動車修理の職人。 仕事の質ももちろん、その仕事の内容をお客さんに理解してもらうことを自分自身の生き甲斐にしてるおっさんである。

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