てんちょー について

専門家や職人は仕事の話をするときに専門用語やら隠語を使わないとお客さんと会話できないという習性に疑問を持ち、自動車に関して自分の知ってることや機械の原理をいかにわかるように説明できるかを考え続けてるちょっと変わった自動車修理の職人。 仕事の質ももちろん、その仕事の内容をお客さんに理解してもらうことを自分自身の生き甲斐にしてるおっさんである。

臨時休業のお知らせ

2025年 令和7年4月21日(月)は臨時休業 します。
ご不便をおかけするかもしれませんがご容赦ください。

公道ウルフ第16巻 2025年4月18日(金) 発売

当店のブログに何度も出てきてご存じの方は知ってると思いますがヤングチャンピオン連載の公道ウルフ。
当店の一部が背景に出てくるという御縁がございます。

その公道ウルフですが第16巻が発売になりますよ。
令和7年4月18日(金)です。ぜひ書店・通販ご予約の上ご購入くださいね。

二葉モータースは劇中に出てくる双葉モータースを全力で応援します。

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トヨタ リモコンキー 1ボタンタイプ 修理しました

トヨタのリモコンキーが根元で割れる

古いトヨタ車で使われている1ボタン式のリモコンキー。
経年劣化で根元のプラスチックの部分が割れて金属キーの部分がもげます。
まあある意味定番のトラブルですが・・・


さて修理を依頼されたので中身のリモコン用のトランスミッターを流用して外側だけ部品が出るだろうと思いトヨタモビリティーパーツに相談。

するとパーツリストが送られてきました。

外側だけでなく89070というくくりでトランスミッターも全て含んでの部品設定です、とのことでじゃあ部品が単品で出ないならひとかたまりで頼むしかないから発注します。

すると

「製造廃止です」

なんとまあもう手に入らんのか・・・・

というわけで何とか手当ての方法はないかとネット検索。
そうしたら
”トヨタリモコンキー1ボタンタイプ修理キット”
なるものが見つかった。

ありがたやありがたやということで早速発注。
2~3日で到着

まずは元のキーから金属部分だけを抽出。
これならキーカットも必要なし。

キットの構成部品は上下の蓋とキーの根元のパーツと取り付けねじ

これを組み立てていけば元通りに



さすがにコピー品ですね。
精度はいまいちでトランスミッターが中でごそごそ動く(笑)
あとトヨタのロゴはなくなる。
なんとなく根元がまた割れそうな一抹の不安はありますが手に入らないものがなんとか修理できてよかったです。

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探せばあるもんでほんとに助かりました。

ガロンバケツ ガロン缶 樹脂缶の注ぎ口アダプター

ちょっと整備士向けの話題ですが・・・

新しいオイルを購入したら今まで扱ったことのない注ぎ口でそのままオイルジョッキに注ぐにしてもオイル缶の上に残ってしまい後始末が大変。

適当な注ぎ口が無いかを探すにしてもキーワードが思いつかない
ガロン缶注ぎ口、ガロンバケツ、注ぎ口延長、とかいろいろ探してみたけれど見つからず・・・
日を改めてもう一度今度は画像検索をしてみたら

ありました
これこれ!
これを探していたんです

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これを取り付ければ今までの18リットル缶、一斗缶の注ぎ口と寸法が同一になるので既存のいろんな注ぎ口が使えるようになりました。

たとえばホームセンターで売ってる130円の注ぎ口

”コックン”と呼ばれるシリーズの商品も取り付けられるようになります。

思ってる商品にたどり着くまで手こずりましたがこれでガロンバケツの商品が来ても解決方法がひとつわかりました。

この注ぎ口のことを自分が知らなかっただけかもしれませんが・・・・


※ 2025-03-17 追記
ブログを見たご同業さんから「赤い蓋を付けたままひっぱたら注ぎ口が延びませんか?」とアドバイスをいただき
引っ張ってみたら・・・延びました(\(◎o◎)/!
情報ありがとうございました!!

コックを取りつけるにあたってやはりアダプターは必要でこれが最終完成形(笑)


いやいやコックを付けるなら縮めてた方がスマートですね。

マイナンバーカード 10年目の更新は時間がかかる

マイナンバーカード
いろいろ賛否両論があってお客さんの中でも「持たない」と断言してる人や、「つくるのがめんどくさい」と放置に人やら、ひとりひとりいろんな思いがあるみたいです。

私は仕事柄 住民票や印鑑証明書が必要になることが多いのでコンビニで発行できるシステムを重宝してます。
市役所の窓口で発行してもらうよりも安いというのもメリットです。

あとは個人事業主ですから納税申告もオンラインで行うときにもマイナンバーカードの電子証明書は必須なのでどちらかというとこのためにカードを作ったというのが順番かもしれません。
そのためこの制度が出来たときの初期段階から持ってましたね。

そして令和7年3月25日からは運転免許証もマイナンバーカードに搭載できるようになるんですね。

そのマイナンバーカードは10年で期限が来ますので再作成が必要ですね。
ややこしいですがカードの中の「電子証明書」の部分は5年で更新しないといけません。

今年がカード本体の10年目でしたので市役所行って更新の手続きをしてきました。
更新自体は3ヶ月前から受付可能ということで運転免許証より早い段階で受付開始するんやなあと思いながら窓口で「写真は持参ですか?」と聞かれて、カード本体の作成やから写真も居るのかと焦ると「写真はこちらで撮影して良いなら無料でサービスします」とのことで「ハイどうぞ」でした。
申請用のタブレットで撮影して「これでいいですか?」と見せてくれるので「はいOK」。

その後発行までの説明の時にちょっと驚いた。

「発行まで数ヶ月かかります」

「え?」

「期限のかなり前においでいただいたので余裕がありますので大丈夫ですね」

運転免許証みたいなスピードではなかったことに驚愕。
何よりも自分みたいに日々の仕事で必要とされてる方々はくれぐれも3ヶ月前すぐに更新に行きましょうね。
でないと使えない期間が発生しますよ・・・

令和7年 1月から2月にかけて

気がつくともう2月も終わりそうということでビックリしています。

おかげさまで新年からお店はいろいろ忙しくさせていただいており気が休まる暇もありません。
店の様子などはインスタグラムなどにはぼちぼち投稿させてもらってます。

ブログが更新されないとお店が潰れたのか、とか変な心配が発生するので緊急避難的にインスタグラムの投稿を引用してお茶を濁しておきます。

全く話に流れに関係ない趣味の一枚。
めったに見れない蒸気機関車の後側・・・・

インスタグラムはここからどうぞ
よかったらインスタグラムのフォローもしてくださいね。

嫁のインスタグラムはこちらから ↓
https://www.instagram.com/futaba_shaken/?g=5

最近の三菱のCMを見て思うこと

自動車はあこがれの的で所有することは人生を送る上で当たり前で、なんなら持ってないことの方が「持ってないの?」と聞き返された昭和の時代。

それが燃費競争に明け暮れパワーという言葉は封印され、単なる道具に成り下がった平成時代。

最近始まった三菱自動車のコマーシャルを見て、自動車業界がエコから流れが変わって「ひょっとして楽しい車が復活するのでは?」、と思わせるコマーシャルですね。

昭和のおっさんが想像する楽しい車はやはり「走り」。
トヨタはラリー選手権でがんばってます。
ホンダは紆余曲折が有りながらもF1に参加しています。
三菱といえばラリーであったり悪路を走るというイメージ。
日産も国内レースを賑わせたり。

やはり「競争」というものに携わってないと車はつまらなくなりますね。

たしかに安全という方面も大事な要素です。
でもね~、というのが正直なところ。

そんなわくわく感がコマーシャルから感じ取れて業界全体がエコを脱出して新しい流れに進んで行って欲しいと思うのですが・・・

流れる音楽と共に思い出す企業キャッチコピー ⇒ ハートビートモーターズ

令和7年営業再開


本日令和7年1月6日(月)より営業再開させていただきました。
今年もどうぞよろしくお願いします。

おかげさまで新年早々いろいろな事案でご相談が舞い込んでおりちょっとあわてております。
年ごとに営業再開時にはとても静かな年と次から次へ待ってたかのように入庫ラッシュになる年とがございますが今年は切羽詰まるとこまでは参りませんがどうやら後者寄りのようです。

毎年言ってますが新年とは言え年を追うごとに正月という気分は薄くなり、本日もゴールデンウィークで1週間ほど休んだあとのような気分とあまり変わらない気持ちです。
カレンダーがひとつの節目でいろいろ掛け直すことが普段の長期休暇と違うかなという感じですね。
(だんじりのカレンダーは10月から9月ですが・・・)

きもちは月初という思いでリスタートします!

スズキの好きな二葉モータースから見た鈴木修さんについて

当店は「スズキの好きな自動車屋」をキャッチフレーズにしてるぐらいスズキ車が好きです。
先代から店を引き継いだ頃は、日産・スズキの好きな自動車屋、として営んでいました。

でも日産はご覧の通り自分が思っていた日産からどんどんかけ離れていったので心離れました。

ところがスズキは一貫して昭和時代からの車作りのポリシーを変わることなく企業イメージを維持してきました。(トヨタもそうかも)
これもひとえに鈴木修さんのワンマン経営によるものだと思っています。
勘(かん)ピューターというセンスを全面に押し出し即決で経営を進めてきた功績の賜ですね。
インドへの進出が今のスズキの利益をもたらしてます。
提携してた外国企業との関係が崩れてこれはあかんとみると提携廃止。
アメリカや中国からのいさぎよい撤退。
すべて「勘」だったんでしょう。

ワンマンのおかげで時代に乗っかった新しい車を生み出すスピード。
これはどこのメーカもまねできなかったです。
軽自動車を普及させた初代アルト

2回しか参加してませんが講演会に行くと何かしらヒントになることをもらって帰ってきてました。

軽自動車は貧乏人の車、という名言(迷言)を聞いたときはマスコミや世論は叩きましたが自分は「その通りやん」と思いました。
車が走るというほかに、これはあったらいいという機能にしても、これだけあればいい、と思わせる切り捨ては基準が素晴らしく「これでええねん」という納得感がありました。

そもそも軽自動車というカテゴリーそのものが日本では「これでええやん」だったと思います。
その軽自動車が一家のファーストカーにまでなり得る車作りを徹底した。
これは日本の財産です。

自分からみる自動車というのはコンパクトカーが最高だと思ってます。
小さいながらも
・ そこそこの価格
・ そこそこの装備
・ そこそこの走行性能
が大事だと思います。

昔から歴代乗り継いできた車は途中で日産に勤めたことも有り日産車も乗りましたがそれ以外はずっとスズキの車を載ってきました。
そのスズキ車の中でも「コマネズミのように走るハイパワー車」が好きでいまもその気持ちは変わりません。

車が軽量

これは走行性能、旋回性能、燃費、全てにおいて最高の武器です。
これはスズキの車作りのポリシーです。

初代アルトワークスもこないだまで動態保存してました。

さすがに自分に何かがあってアルトワークスが残っても家族には値打ちが伝わらない(笑)ので終活として壊れてからでなくちゃんと動いてる状態で誰かに乗ってもらいたくて手放しました。
このくるまもスズキの素晴らしい名作です。
代わりの言っては何ですが代替車にスイフトスポーツを販売デモカーとして選びました。
そして選んだらなんとスイフトスポーツが終売・・・

オサムイズムの塊のような車だったスイフトスポーツが終売と同時に修さんが死去。
なんか運命的なものを感じてしまってなんともいえない思いです。

自分の仕事に多大な影響を与えてもらった鈴木修さんのご冥福をお祈りいたします。

この先スズキの方向はどちらを向くんでしょう?
ぜひ今まで以上に徹底した「スズキ」であって欲しいと思うのですが、本田宗一郎さんが思っていた方向と違う向きに進んでるようなホンダみたいにならないことを願ってやみません。

年末年始のお休みについて

令和6年も無事に営業を続けることができました。
年末は令和6年12月29日(日)よりお休みをいただきます。
新年は令和7年1月6日(月)より営業再開です。

今年1年ご贔屓賜りありがとうございました。
来年もお役に立てるよう営業して参ります。

皆様にとって来年がいい年であるように願っております。