警察車両も修理します。

いろんな自動車の修理をしますが、時々警察車両も修理します。

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今回の修理車はできるものなら自分自身この先、お世話になりたくない事故処理車です(笑)

修理の内容は運転席側のヘッドライトの球切れです。
ベースになってる車は日産のキャラバンE25型です。

ワンボックスカーというのは構造上ヘッドライトなどの球を替える時はボンネットのある車と違って、ヘッドライトの裏側には手が入らないので、室内側にあるカバーを外したりヘッドライトそのものを外したりしないといけません。
この車は室内にはカバーが無かったのでたぶんヘッドライトを外して交換しないといけないんだろうな、と整備書を調べると真ん中のグリルと呼ばれる部品を外してからヘッドライトの取付ネジを外して、浮かした状態で球を替える、となってましたので作業開始。

すんなりと事が運ぶと思ってたらグリルの前に「赤色点滅灯」が・・・
このあたりは特装車ですね。
グリルを外す、と言うことが考えられずに特装品が付いてました。

「これはひょっとしたらバンパーと一体で外さないとあかんのか?時間掛かるな~」

と一瞬戦慄が走りましたが、なんとか点滅灯をずらすことでグリルが外れました。

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お客さんの車を修理するときにはいかに預かる時間を短くするかというのもプロの腕だと思ってますが、警察車両の場合作業中に事件が起こるかもしれないのでいつも以上に時間には気を遣います。
昔、パトカーが修理終了と同時ぐらいに事件の一報が入って当店からサイレンを鳴らして「出動」したこともあります(笑)
近所の人たちの目が点になってたことを思い出します。

今回も何とかバンパーを外さずに作業できたので時間的には短く済んでよかったですが、メーカーも頻繁に分解して消耗品を交換しないといけない部分の手順を考えて特装車を作ってほしいですねぇ・・


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カテゴリー: 修理   作成者: てんちょー パーマリンク

てんちょー について

専門家や職人は仕事の話をするときに専門用語やら隠語を使わないとお客さんと会話できないという習性に疑問を持ち、自動車に関して自分の知ってることや機械の原理をいかにわかるように説明できるかを考え続けてるちょっと変わった自動車修理の職人。 仕事の質ももちろん、その仕事の内容をお客さんに理解してもらうことを自分自身の生き甲斐にしてるおっさんである。

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