スペアタイヤは省略されてる??

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ここ3~4年以内に新車を買われた方は納車時に説明を受けて知ってるとは思いますが、最近の新車、特に軽自動車とかコンパクトカー、プリウスやらアクアなどのハイブリッド車は車両重量を軽くするためにスペアタイヤは搭載されてなかったり、オプション部品として購入しなければならなかったりします。
その代わりと言っては何ですが、車に接続する電動空気ポンプとパンク修理剤がセットで載っています。
もし釘などを踏んで空気が抜けた場合、
1,釘が刺さったままでパンク修理剤をタイヤに注入
2、ポンプで空気を入れ、応急的に修理できるとこまで走る。
3、しかるべき場所で本格的に修理してください。
という手順です。
まあしかしこの手順を知ってるいる人がどれくらい居るかとっても心配です。
その上、冒頭にも画像を載せましたがパンク修理剤に有効期限があります。
あまりにも古くなると固まってしまったり量が減ったりしていざという時に役に立たないという場面に出くわしてしまいます。
パンクするというのは災害に遭うのと同じようなもので、いつどこで繰り掛かってくるかわからないものです。
そういうものへの先行投資というのはなかなかピンと来ないですが、5年に1回はパンク修理剤の交換をお勧めします。
参考までに、スズキが売ってる純正品で2600円+税です。
自分的にはスペアタイヤがないという状態はとてもでは無いですが避けたいのものです。
どうしてか言うとタイヤがパンクして走行不能になり得るケースは「タイヤの横を切る」というケースの方が多いからです。
縁石などにこすってタイヤの横の部分に穴が開く、という表現の方がわかりやすいでしょうか?
そうなったらパンク修理剤は全く役に立ちません。
「釘やらビスを踏んだときだけ」助けてもらえるのです。
タイヤの横を切ったらその時点でレッカーサービスのお世話にならないと自走は不可能です。
燃費のための引き替えのリスクとしてはちょっと大きすぎますよね~
もう一つ裏を読むと、燃費のため、と言いながらスペアタイヤ分のコストダウンを図ってるというメーカーの本音がちらほら・・・・


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カテゴリー: 自分なりの思い   作成者: てんちょー パーマリンク

てんちょー について

専門家や職人は仕事の話をするときに専門用語やら隠語を使わないとお客さんと会話できないという習性に疑問を持ち、自動車に関して自分の知ってることや機械の原理をいかにわかるように説明できるかを考え続けてるちょっと変わった自動車修理の職人。 仕事の質ももちろん、その仕事の内容をお客さんに理解してもらうことを自分自身の生き甲斐にしてるおっさんである。

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