空気系のフィルター

4月に入り車検ラッシュも一区切り
一番うれしいのは車検場が空くことです。
車検を受けるための待ち時間が減ると効率が良くなります。
さて今回は空気を清浄するフィルターについてのお話し
スズキキャリイ DA16T 平成26年式 走行2万㎞
初めての車検ですね。
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いろいろ消耗品を点検する中で今回は空気系のフィルターについてのうんちく
自動車の消耗品のうちで、空気をきれいにするフィルターは代表的なモノでエンジンが吸う空気用のフィルターとエアコン用のフィルターの二つがあります。
メーカーの基準で言うとエンジン用のフィルターは4~5万キロで交換。
エアコン用のフィルターは車検ごともしくは1万㎞で交換というおおよその目安があります。
けれども自動車の使われ方というのは人それぞれ、業種それぞれそんな一律な基準では計りきれないほど千差万別です。
その使われ方を加味して部品の交換時期をチョイスするのも我々プロの判断です。
このキャリイは建築現場などで活躍するためのお車です。
そうなると舗装されてない現場などに入っていくわけでこれだけでももう基準の度台は変わります。
エンジン用のフィルターはたった2万㎞でこんな感じ
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エンジンが空気を吸いにくくなると燃費の悪化(鼻づまりはしんどいですよね)やガソリンの燃焼が悪くなって排気ガスが汚れます。
エアコン用のフィルター
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暑い夏に職人さんが作業してすぐに車のるとたぶんエアコンの風量は最大。
汗をひかすためにずっとその状態で室内を冷やそうとするでしょう。
そうなればフィルターを通過する空気量が多くなる上に現場の砂塵が室内で舞うでしょう。
使われ方を想像しておおよそ予想を立てて、経験からその車の部品交換の計画を立てるのも我々の仕事の一部なんですよね。
時々その予想が外れるときがあります。
それはそのお車の使われ方が変化したとき。
あわてますよね・・・


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カテゴリー: 車検   作成者: てんちょー パーマリンク

てんちょー について

専門家や職人は仕事の話をするときに専門用語やら隠語を使わないとお客さんと会話できないという習性に疑問を持ち、自動車に関して自分の知ってることや機械の原理をいかにわかるように説明できるかを考え続けてるちょっと変わった自動車修理の職人。 仕事の質ももちろん、その仕事の内容をお客さんに理解してもらうことを自分自身の生き甲斐にしてるおっさんである。

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