スバルレガシィ BH5 平成12年 走行約175000キロ
年式・走行ともそれなりに使い込まれたレガシィ。
お客様の併有車で今回当店では初めての整備となります。
2年前まではディーラーにてメンテされてたようで記録簿によると前回車検時に水ポンプからの漏れとオイルポンプから漏れがあり、そのあたりはごっそりタイミングベルト・テンショナーも含め完全整備済み。
車検作業をご用命いただきリフトアップ。
初めて整備させていただくお車はなにかとドキドキします。
リフトアップして (゜◇゜)ガーン
・左右ドライブシャフトブーツ
・左右ステアリングラックブーツ
・右側タイロッドのガタつき
・ブレーキローターの錆による段付き
などなどとても軽整備とは言えない不良箇所満タンでした。
ご依頼ただいたときは2日あれば作業終了するだろうとたかをくくってましたがなんのなんの・・
お客さんにもお見積を伝え状況を説明して日程ももらい、お店の中の予定も仕切り直し、気持ちも仕切り直していざ作業開始。
ドライブシャフトのブーツ交換
作業着も途中のグリスを拭くためのぼろ切れもあっと言う間に真っ黒
この作業は汚れますよ~
組み終わって車輛に取付。
取り付け前には飛び散ったグリスをひたすら清掃も必要。
そして・・・
ハンドルを切ったときにホイルを動かす「棒」であるタイロッド。
ここをカバーしてるゴムのブーツがパックリ口を開けてたので交換。
不具合も発生しますし車検の基準に抵触します。
ブレーキディスクローターの錆。
駐車してる場所が舗装されてなくてに湿気が多いとか、サンデードライバーで車が止まってる時間が長いとか言うお車はブレーキのディスクローターが錆びてきます。
その錆が外周と内周から「侵食」してきて本来ブレーキパッドと当たる面積が狭くなってきます。
またそれくらい腐食してるディスクローターは厚いところと薄いところができあがってしまってブレーキ力のムラも発生します。
そうなると設計通りの制動力が得られなくなるので手当てをしなければなりません。
一般的にはディスクを交換、というのがオススメコースみたいになっていますがコストが掛かります。
当店は修整する機械があるのでコストを書けずにディスクローターの「復活」をさせます。
錆びたローターでブレーキパッドも変な減り方になりその結果また錆の幅が広がるというパターンです。
ディスクローターを外していきますが同時にブレーキの摩耗粉で汚れた箇所や車市区付近の錆も同時にとっていきます。
そして錆止剤を。
これは後側のディスクローターです。
同じように錆びて同じようにパッドが変な減り方になってます。
修整が終わると同時に防錆塗装を施します。
パッドの段付きも修正してどちらも平面になったブレーキ一式を組み立てます。
あとはブレーキのフルード入替です。
before
作業中
after
この作業以外にもレガシィは
・エアコンガスの補給
・エンジンオイル&フィルター
・ATFフィルターの交換
・ワイパーゴム
・エアコンフィルター
・ワイパーアームの簡易塗装
などなど消耗品の手当て作業を行いました。
たぶんこの4年でかなり若返ったと思います。
自動車はいつかの段階でちょっと気合いを入れてお金を掛けないといけない時期があります。
人間で言う更年期症状かもしれません。
そこを何とかやり過ごすとまたしばらく御機嫌良く走ってくれるもんです。
その時に「かなり乗ってるから」と整備を怠ると加速度的にお別れがやってきます。
その踏ん切りが難しいんですけどね~(笑)
こうしてレガシィはお客様の元へ帰って行きました。
しっかり働いてね~!!
595-0063
大阪府泉大津市本町5-23
二葉モータース
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