ワコーズ ヘッドライトリペア 施工した

私たち自動車整備工場の整備士として避けては通れないのがヘッドライトの黄ばみ。
整備士が直接影響を受けるのは車検の時のヘッドライトの向きやら明るさ等が保安基準(車検合否のルール)に適してるかどうか。

入庫してきた車たちのヘッドライトがくすんでる=どう手当てするか、がまずは考えることです。

ヘッドライトの日光によるくすみや黄ばみはヘッドライトの表面がプラスチック製(ポリカーボネート製)が使われるようになってから紫外線(つまりは日光)の影響を受けることとなり切っても切れない問題になってますね。

昭和の車はガラス製だったので割れることはあっても黄ばみなど全く発生しない代物でした。

それが人をはねたときに体にダメージを与えない形状とかいろいろ安全性能を高めるためには自動車のデザインを丸く作らないといけなくなり、そうなると複雑な曲面を造形するためにはガラスではとても無理でプラスチックによる造形に変わってきたわけです。
その上燃費競争も激しくなり車の軽量化という点においてもガラスよりも軽いプラスチックが重宝されるようになったんです。
その結果「ヘッドライト白内障」を生み出すようになったんですね。

嘘かほんとかわかりませんがヘッドライトを作ってるメーカーもこんなに変色するとは思っていなかったとかなんとか・・・
今生産されてる車にはヘッドライトメーカーが全力を挙げてプラスチック部分の耐久性を上げる研究がなされた表面加工がされているそうですが、それでも10年直射日光を浴びたまんまのヘッドライトがきれいさを保てるかどうかなんて塗装とほぼ同じでなのでは?と思います。

塗装やヘッドライトをきれいに保つには

日光に当てない

これ一択かと。
そんなん無理や、ではなく愛車の天井の塗装は仕方ないにしてもヘッドライトに関してはできるだけ木陰を狙って駐車するとか、ショッピングモールでは屋上に行かないとか、家や職場で駐車する向きを考えて壁側に向けて駐車するとか、ちょっとした心がけで愛車が一生のうちで浴びる日光の総量は削減できると思います。

そんな背景もあり曇ったらどうするということでいろんな洗剤やらケミカルメーカーからヘッドライトの輝きを復活させるためのグッズが発売されてるわけです。
量販店などでも所狭しといろんなグッズを見るようになりました。

今回、ワコ-ズの営業さんが「買ってください」と持ってきたのが「ヘッドライトリペア」という商品。
もちろん当店でも以前からヘッドライトをきれいにするグッズはそれなりに持ってるんですが、それらと比べて違いがあるのかを検証するためにも買いました。

ワコーズさんのいいところは販売の為の促進パンフやこういう施工説明書がカラフルに作ってくれるところ。
絵心の無い自分には到底自分には作れないわな、と感心しきり。

ヘッドライトリペアの施工説明書もとてもわかりやすいです。

説明書の通りにやってみました。
まずヘッドライトを大まかにきれいにする。

手磨きの場合、ヘッドライトリペアを何かにとる ※2024/06/11 修正

ヘッドライトに塗って15秒ほどおくと黄ばみが溶け出すのでそれから磨く

たしかに・・・

機械式の場合にはバフなどに新たにヘッドライトリペアを付けて磨く ※2024/06/11修正

磨き終えたら乾いた布で拭き取る。

きれいになりました

コンパウンド成分も含まれているそうなので黄ばみを溶かすだけでなく「磨く」こともできるそうです。

使ってみた感想ですが、営業さんの説明によるとバフとヘッドライの表面をすべらせる潤滑剤も含まれてるということでしたが結構バフが重かったです。
今まで使ってるものの方が絡みつきが少ないかと。
モーターも結構熱くなったのでやはり低速にしても荷が掛かってるよなあ~という感じでした。

※ 2024年6月11日追記
ワコーズの営業さんから再度レクチャーがありました。
上記手法でひとつ説明書の読み間違いがありました。
機械式ポリッシャーで磨く場合、ヘッドライトに液剤を事前に塗るのではなくバフに直接付けて少量を塗り伸ばし磨き上げるという使い方が正しいそうです。
つまりは液剤を付けすぎだからバフが重いのでは?というご指摘がありました。

きれいさは複雑な手順無しで簡単できれいになるという感じ。
正直「これは今使ってる他社製のものとは明らかに違う」というインパクトはなかったです。
ただこう言うものは使う目的でいろんなレベルがあっていいと思います。
これを使えばヘッドライト復活!というレベルのものではなく、当方のように「車検の時の光量維持」という目的には充分です。
あとは内容量に対する施工できる台数かなあ?
やはりコストというのも考えないといけないのでこれは一瓶使ったあとに考えることにしましょう。

2年実施期間が延びたとは言え車検でのヘッドライトテストの厳格化は頭の痛い話です。
古い車ほどドキドキする度合いが増えて最終的に「合格にはヘッドライト交換」という事態に陥ってはたしてその時製造廃止という難題を乗り越えて新品のヘッドライトが手に入るのか?という最悪のストーリーを想像すると気が重いです・・・


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カテゴリー: 自分なりの思い   タグ:   作成者: てんちょー   この投稿のパーマリンク

てんちょー について

専門家や職人は仕事の話をするときに専門用語やら隠語を使わないとお客さんと会話できないという習性に疑問を持ち、自動車に関して自分の知ってることや機械の原理をいかにわかるように説明できるかを考え続けてるちょっと変わった自動車修理の職人。 仕事の質ももちろん、その仕事の内容をお客さんに理解してもらうことを自分自身の生き甲斐にしてるおっさんである。

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