今回作業したのは日産モコ 平成20年式 MG22S
スズキだとMRワゴンでMF22Sあたり。
セルボのHG21Sとかもだいたい一緒の構造ですがとにかくオルタネーターを摘出するのに単体では物理的に無理な構造になってます。
整備士さんによりそれぞれ方法は持って居られると思いますが自分はリヤマウント外しが一番近道かなと思います。
マフラーをずらさないで済むのでエキマニとフロントパイプのボルトを緩めなくていけます。
ちなみの当方の地域は雪は振らないので4WD車がどうなるのかはわかりません。
オルタネーター交換の方法はこんな感じです。
タイヤを外します。
この時点でオルタネーター交換なのにどんな作業するのかという感じですよね。
どう見てもドライブシャフトを外さざるを得ないのが見えてきます。
とりあえず上からオルタネーターのアジャスターあたりを緩めていきます。
そして前後してますがバッテリーのマイナス端子を外しましょう。
オルタネーターの配線を外すのですから基本中の基本ですね。
ドライブシャフトを抜くのであらかじめATFは抜きましょう。
ちなみのこのATはドレンボルトがないのでレベルゲージから「上抜きで抜き取る」のが床を汚さないですよ。
オルタネーターとエンジンの結合を解いていきます。
支点のボルトを緩めますがフレームと当たって抜けないので、支点となってるアルミブロックも3本のボルトを外さないといけません。
外れたら支点のボルトを抜いて、バールでアルミブロックとオルタを分離ですね。
このとき使うバールは先端の角度が調整できるプライバーという工具が何かと便利
とりあえずオルタネーターをそこらに載せておいて(笑)ドライブシャフトをミッションから抜く準備。
足回りのナックルをずらしてシャフトを抜きます。
事前にATFを抜いてるのでミッションからはこぼれてこないはずです。
ナックルを外すときは磁石式のキャンバーゲージを取り付けておくと最後に組み立てて復旧させるときに元のキャンバーに戻せるのでアライメントのずれを抑えることができます。
そしたらリヤのマウントステーを外します。
エンジンを下から支えないとエンジン落ちてきます(当たり前)
フレーム側にマウント本体は残しておいてマウントステーだけを外した方がいいでしょう。
このステーが外れたらいとも簡単にオルタネーターの抜け道が完成して難なく摘出完了。
今回もリビルト品のオルタネーターを使います。
当店では信頼の置ける日産部品販売ルートの「グリーンパーツシリーズ」を使っています。
星の数ほどあるリビルト屋さんから迷いながら発注するよりメーカールートの信頼性と不具合が起こったときの窓口一本化のためです。
価格は高めですがやり直すリスクやお客さんへの信頼確保には失敗できませんからね。
リビルト品の不良による二度手間の作業はほんとに泣きたくなります。
あとは来た道を元に戻って作業完了。
そしてモコは通勤のため待ちわびるユーザーさんの元へ帰って行きました。
末永くはたらいてね~
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二葉モータース
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