日産ノート E11 平成18年式 走行約11万㎞。
レンタカー上がりの中古車を購入されそのお車が今回車検です。
ノートで11万㎞、というと”経験コンピューター”は
・リヤブレーキシュー
・点火プラグ
の2点は一番にアウトプット。
それ以外は現車確認、という感じですね。
事前にご来店していただき現車を囲んで作業内容を相談。
これ大事!、ですね。
作業をする方も、お客さんも、方針が決まってから作業に掛かるのがセオリーですよ。
その結果
・いろいろその他の消耗品も交換時期に来てることをご提案。
・タイヤやバッテリーはお客さんの方で手配して車検入庫までにご自分で交換すること。
などなどが決まったので作業開始。
まずは後のブレーキから点検。
ノートは後のブレーキ残量を点検するに当たって再使用不可のロックナット必須。
点検だけでもロックナットは必要になります。
事前の予測通りブレーキシューの残量はNG
交換が必要でした。
交換までは紆余曲折の作業がありますが省略
交換完了
前のブレーキの点検に入ります。
しかし予想外の展開。
スライドピンと呼ばれる部品が給油不足からさび付いて固着。
結果、ブレーキパッドの片減りが発生してたのでやむなく交換が必要でした。
同じ右前輪側のパッドですが厚みが違います。
新しいパッドの異音防止シムの「裏側だけ」専用グリスを。
表側に塗る整備士の方もいますが自分は「塗らない」こだわり。
組立
新しいパッドに交換した後にブレーキを組み終えるのは達成感あり (笑)
ブレーキの各部品が交換できたのでブレーキフルードを交換
新油を補給しながら4輪各部で古いフルードを回収。
全て入れ替えます。
次は点火プラグの交換。
10万㎞に1回という長寿命型のプラグを使ってますのでエンジンの設計がプラグを交換しやすいようにはなってない整備士泣かせのエンジンです。
燃費やパワーを両立させるための設計なのですが・・・
点火プラグまで到達する道のりが遠いですね~
途中省略で吸気管部分分解終了。
やっとイグニッションコイルと言われる高電圧発生器4個とご対面。
そしてこの下に目標の点火プラグさんが居ます。
新旧点火プラグさんのそろい踏み
古いプラグさん、長きにわたりご苦労様でした。
同時作業でスロットルバルブのカーボン汚れ清掃
単体だとそれなりに工賃が必要ですがプラグを外すにはスロットルバルブも外すので同時に作業するのがお客さんの為。
きれいになったらカーボン汚れの分だけ隙間が空きます。
この隙間はあとで診断機を使って初期化します。
外した吸気管を戻すときにはパッキン類は絶対交換。
これ整備の鉄則です。
エアコンフィルター。
以前はいつ交換されたのでしょうか?
コンピューター診断機による故障コード(ダイアグコード)を読み取ります。
何個か以前に記憶されたコードがありましたが、消去するだけでOKなコードだったので初期化しておきました。
最後はエアコンガス規定量充填作業
専用の機械を当店は所有してるのできっちり設計規定量に合わして充填することが出来ます。
エアコンの冷房能力をあげる添加剤。
自身の所有車でも実証済みで効果大。
充填結果
ノートは本来450グラムが規定量ですが、添加剤の30グラムを引いて420グラムに設定。
まずエアコン配管の中にどれだけ残ってるかを全量回収します。
330グラムしか回収できなかったので90グラム足りないということですね。
420グラムをきっちり充填してノートの設計通りのガス量に復活です。
来年の夏はしっかり冷えるでしょう。
というわけでお車をお返ししたときはご主人はお仕事で留守だったので報告用にブログをアップしました。
高石市のHさま、当店の再度のご利用ありがとうございました。
1年後ぐらいにはエンジンオイルの交換をお勧めしますね!
またご来店ください、お待ちしております。
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大阪府泉大津市本町5-23
二葉モータース
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