プレートパクった犯人が捕まった。

去年の10月1日にナンバープレート盗難で書いた犯人が捕まったとの連絡が警察からあり、出向くことに。
供述調書とやらを作成するのにご協力を、ということで盗難届を出したときよりも詳細に状況の質問にたいしての説明をして最後に刑事さんが作成した供述調書を確認して署名捺印。
めったに見れない供述調書なので
「写真撮っていいですか?」
と聞くと
「それはだめです」
とにこやかに断られた (^^ゞ
どういう状況の事件でどうプレートと繋がったかは捜査上の秘密らしいけど、別件で捕まった犯人がうちのプレートを持ってたらしい(笑)
裁判の傍聴にでも行けばわかるでしょうけど、いつどこで、なんていうのもお知らせは来ないし、別件が殺人事件ぐらいのこともなければ証人に立つわけも無いからお呼びも無いでしょうし・・・・
余罪で盗難品に繋がるという話はお客さんからも聞いたこと有りましたが、今回もまさにそんな感じみたいです。
ちなみにプレートを取られた車両本体も車検切れで廃車されてますから本体の無くなってからの話でした。

スカイライン やっぱりコイルが・・・

加速不良で修理したスカイライン ECR32 平成3年式 走行134000キロ
前回の作業で配線替えてしばらくは調子よかったみたいですが、「配線は替えたけどコイルがこの車の寿命を迎えるまで持ってくれるかなあ」と、その時感じてたカンが当たったようでイグニッションコイル本体がやっぱり死にました。
信号待ちしてたらエンジンが振動するし加速が悪くなった・・・と帰ってきました。
あきらかに6個あるシリンダーのうち1個が失火してる振動と音です。
前回納車時にコイルを交換すると金額が張るのでお客さんとも
「駄目かもしれないですが天寿を全うすることを願っております」
と相談して、淡い期待をしてましたが、やはり車よりもコイルの方が先にお亡くなりになりました。
お客さんも
「やっぱり投資せなあかんかあ・・・」と。
思い切って年末にやっとけばよかったという気持ちと、その時の修理のベストプライスを提案する、という思いとの狭間で迷ったあげくの判断でした。
そのあたりはお客様とも情報の共有が出来てたのであっさりと理解してもらい、修理させてもらうこととなりました。
というわけで前回と同じような部分まで分解。
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純正品のイグニッションコイルを選択せずに外品の商品をチョイス。
いちおうチューンナップ商品として発売されてますが、純正品より安いのがありがたい。
使ったのはこれ。
コイルが6個セットになってます。
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古いイグニッションコイルとプラグ。
なんせ6個必要というところが価格を跳ね上げさせ交換するのを躊躇させる原因。
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たぶん熱負荷が高い一番シリンダーのコイルが死んでると推測。
プラグを外して観察。
1番のプラグ。
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2番~6番のプラグはほぼ一緒の色合い。
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やはり1番シリンダーのプラグは外した直後はしっとりのガソリンで湿ってましたし(燃えていない)、電極の色が他のシリンダーのプラグと違います。
この色具合で我々プロはガソリンの燃焼状態を判断します。
コイルは1番だけ交換、としてもいいのですがここはもう全てを思い切って全部のコイルを交換します。
新しいコイルは青色してます。
いかにもチューニングしてます、と50代のおっさん世代の気持ちを高ぶらせます(笑)
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取り付け完了!!
黒い無機質なコイルに比べて明らかに華やかなルックスがうれしくなります。
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がしかし、ただひとつ残念といえば、せっかく交換したすがすがしい気持ちに蓋をする「カバー」が存在すること。
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作業が終われば外観上は何の変哲も無いRB25DEという型式のエンジンだけが見えるだけです。
今度は完璧に問題箇所を払拭できたので気持ちよく試運転に出発。
あたりまえですが不良箇所を一掃したのでエンジンの調子は絶好調!!
すがすがしいきもちで一件落着。

リフトの修理

自動車を整備するための工具も工業製品なのでゴムのパッキンとか可動部分は摩耗します。
お店のメインのリフトもシリンダー内のゴムパッキンが摩耗してオイル漏れしてきましたので、専門業者にお願いして修理です。
我々の自動車修理もゴムのパッキンからのオイル漏れや摩耗した部品の交換などをやってるわけで、工具も同じです。
使えば手入れが必要です。
この部分が油圧を受けてアンテナのように伸びます。
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パッキン交換のためシリンダーを引き抜きますが、このあたりの工夫はさすがプロやなあと。
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実際交換する部分はここだけなんですが、ここにたどり着くまで大変な作業量です。
自動車でも似たようなところが多々あります。
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あとは作動するためのオイル量を調整して、ワイヤーの遊びを調整してもらって完了。
4本の柱にある持ち上げ部分がきれいに水平に上がるようになりました。
工具や自動車その他工業製品はなんでもそうですが「機械の本来の正常な状態」に戻ると自分自身、気分がスカッとします。
そのスカッとした気分を味わうために毎日仕事をしてるようなもので、自動車でも工具でも末永く気持ちよく動いてほしい・・・。