アルトエコの燃費

エコカーと言えばなんと言っても最大の目的は省エネ。
訳のわからん「二酸化炭素を出してはいけない」という呪縛に縛られた結果出てきた車です。
ガソリンを使わない=二酸化炭素を出さない=良いことをしてる、と言う世論操作に逆らえず存在する車です。
でも乗る側からするとエコカー=維持費の掛からない良い車、という思いで乗ってます。
実際はエコカーを名乗るための新機構やらそのための設備にコストが掛かるため普通よりも高い車を買わざるを得ないのが現実。
財布には優しくないのがエコカーです。
 
このギャップが埋まる頃にはエコカーはこの世から亡くなってるような気がしますが、まあそれはまた今度、ということで、エコカーというのだからどれくらいエコなのかが一番気になるところです。
普通世間が期待するエコカー=低燃費と言うところだけをとらえてみました。
 
350キロほど走りましたがチョイノリでずばり16~18km/Lと言うところです。
奈良県の吉野まで往復しましたがその時行くときは高速で18Km/L、帰り深夜、水越峠を越えて最後に100円高速だけを通って22Km/Lで、帰宅直後は20.1Km/Lを表示、それから短距離の走行ばっかりでメーターの平均燃費計は18.1Km/lを表示してます。
そのアルトエコを使ってアクセルの踏み込みだけでどれくらい燃費が違うのか臨海道路を走ってるときに撮影しました。
加速時(まわりの車の加速に合わしての発進) ss-20120320154639-208.jpg
流すためにアクセルを戻し始め ss-20120320154659-656.jpg
さらにアクセルを抜いた状態(わずかながら速度が落ちてくるような状態) ss-20120320154753-983.jpg
 
その後完全に減速状態に入るとガソリンカットしますので停止直前までガソリンは使わず走行します。 
最近のエコカーと飛ばれる車にはこうして瞬間燃費とか平均燃費がディスプレーで表示されます。
実はこれが一番のエコだと信じています。
燃費の良い運転をしましょう、急加速をやめましょう、っていくら言われてもあんまりピンとこないものです。
でもこうしてちょっとした自分のアクセル加減でこんなにも燃費が違うのか、と思うと自然にアクセルを空けてる時間が減り、ちょっとでも定速走行を心がけようと思うのが人情です。
 
いろんな装置を積んだり、新しい機構を組み込んでコストが上がるのなら、既存の車に燃費計を付けただけでたちまち低コストのエコカーのできあがりだと昔から思っています。
「あなたは出来が悪い」と言われるより「あなたは○○点」とはっきり言われた方が次の対策が立てやすいのと一緒じゃないでしょうか?
 
昔、この温暖化詐欺が始まった頃ある会合で、「身近ににできるエコ活動はないか?」という議題を頂きました。
そのときおおきな会社であれば会社の数十台の社用車に燃費計を付けて、燃費貢献度により報奨制度を儲けたら燃料費が激減する、と提案したことがあります。
燃費計なんてへたをすると1万円でおつりが来るぐらいのものがありますから、それを設置してそのコストは燃料代で充分ペイできると思います、と。
 
私のモットーはお客さんの財布に対して「エコカー」でないと意味が無いと思ってます。
 
あと乗ってて思うのは、今の時期「寒い車」です。室内がなかなか暖まりません。
信号待ちごとにアイドリングストップするので水温がなかなか上がらず寒いです。
なのでつい温まるまでエンジンが止まらないように操作してしまうのが人情です(笑)
これって夏はエンジンが止まるとクーラーは送風状態になるので逆のことが起こっていつまでも室内が冷えないと言うことでしょう。夏こそエンジン止めたくなくなってしまうでしょうね。
 
エコカーじゃなくなるかも(悪)

短距離走行の繰り返し シビアコンディション

 短距離走行の繰り返しは「シビアコンディション」と呼ばれ、エンジンオイルの交換距離を早くしないといけないと言われます。

 その理由は暖機運転中に余計に送り込まれたガソリンでエンジンオイルが希釈されて、本来の粘りけを維持できなくなるとか、ガソリンが燃えたときの水分がエンジンオイルと混じり、その水分が蒸発しない間にエンジンを止めると言うことの繰り返しにより、だんだんオイルと水の混合物がエンジン内にたまると言うことです。
 なので、早い目にエンジンオイルを交換してそれらの「混じり物」を排出しないと、そのままのエンジンオイルではエンジンが傷んでしまうのです。
水分が蒸発しないとどうなるかと言いますとこんなことに
 
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 2キロ(約10分)の通勤走行を毎日朝晩半年間続けた状態の車です。
水と油の混合物、まさに 乳液 状態です。
 この状態のエンジンオイルがエンジン内を駆け巡るとエンジンに致命的なダメージを与えることになります。 
 この混じった水分は2時間でも走行するとエンジンオイルの温度が上がって水分だけ蒸発していくのですが、用事もないのにただただ走ってください、と言うわけにもいかないのでこういう使用状況であればまめにエンジンオイルを替えるしか方法はないですね。
 お買い物車として短距離しか走らない車はシビアコンディションのまっただ中に居ると言うことを覚えておいてくださいね!

iPhoneが大変なことに

我が家の次男はauのiPhone4Sを使っています。

 先週、このiOSが5から5.1にバージョンアップしました。
 実はこのバージョンアップには大きな落とし穴があって、使ってる機能設定によってはアップデート完了後一定の画面まで行くと元にスタートに戻るというバグが隠れていたようでネット上で発表直後から大騒ぎになっていたようです。
 普段iPhoneを使わない私はそんなことはつゆ知らず、23時頃になって次男が
「やってもうた~」
っと落胆してしゃべりかけてきました。
 聞くと昼間出かけていたためにそういう情報は知らずにアップデートして、最後の段階で無限ループに陥ってしまったとのこと。 
 あわててネットを検索するとあちらこちらでもうその話題で持ちきりだったそうです。
 言われてみて自分も検索すると「iOS」って検索するだけでたしかにいっぱい引っかかってきました。
 現物を見てみると
 
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「iPhoneを使う」というボタンを押すと林檎マークに戻る、だけしか動作しません。 
 しばらくネット見ていますと次々と「こうしたら直った」とかいう方法が編み出されていきます。
 もうほんとにこのネット力というかアップル製品を使ってる人のマニアぶりというか、ほんとに感心しきりです。
 Aの方法、Bの方法、AもBも駄目だった人用・・・・
などなど情報交換がなされていきます。
 結局その日の晩は
 「もうねる」
 「明日になったらまた何か新しい方法が出てきてるやろ」
 ということで次男は寝ました。
 そして朝、私が検索してみると、AでもBでもCでも駄目だった人用、ということで「緊急電話112方法」とかいうやり方が確立されてしました。
 昼間に起きてきた次男に「こんなん編み出されてたで」と情報提供。
 するとなんと次男のiPhoneは無限ループを脱出することに成功して、通常のiPhoneに戻りました。
 「初期化しないと」
 「初期化は真っ白になるからイヤじゃ~」 
と、いいつつほとんどあきらめていた次男でしたが、なが~いアップデート作業(笑)が次の日の昼時に終了しました。
 うちの場合しょせん学生の持ち物ですからそれで終わりましたがネット上では「仕事のデーターがぁ」というふうになってたり「今日のスケジュールがわからんから仕事にならん」って切羽詰まってる人も居ました。
 ちなみにこれを書いた時点ではアップルからはまだ正式な対応は出てません。
 
この流れを見ててふと思ったのが、素人が研究して編み出した方法でみんなが助けられているというこの現実です。
 「自治」ってなんだろう?ってことです。
 地震+原発事故以後全くなくなった「国の威厳」を彷彿させる出来事です。 
大きな組織の対応を待ってるのではなく自分たちでとっとと次の対策をやり始める。
 「国は何もしてくれない」って待ってることは既に時代遅れになってるようにも感じさせる事件でした。
 上からなにも言ってこないから先走った行動ができない、で結構無駄な時間が流れたように思います・・・・

消耗したスパークプラグ

 最近の自動車はメンテナンスフリー化が進んで、一昔前から比べるとかなり「定期的に交換しないといけない」と言う部品が減ってきました。

 とはいいつつメンテナンスフリーにするには各部品の質を上げたり高価な原料を使わなければならないことが多いため、コストの掛けられないコンパクトカーや軽自動車は相変わらず消耗品は昔のまま、という場合も多々あります。
 スパークプラグという部品・・・・
最近若い人に
「スパークプラグって知ってる?」 
 というと30代の人で7割ぐらいの人は
 「知らない」 
 「何をしてる部品かわからない」 
 と言う返事が返ってきます。
 スパーク=火花 プラグ=盲栓
(点火プラグという表現もありますが)
直訳するとなんのこっちゃわかりませんが、
 「火花を飛ばしてそれを火種にエンジン内のガソリンと空気の混合気に点火するもの」 
 
です。
 身近なものではガスコンロの「パチパチ」と点火したり、電子式ライターなどが原理は同じです。
 あれをエンジンの中でやってるわけです。
 それもエンジンが動いてる間はとんでもない回数を・・・・ 
 一度火花を飛ばすとそのたびにわずかながら電極が「蒸発」して減っていきます。
 ついでに点火した混合気は一瞬数千度になりますのでその温度でも消耗していきます。
 なので決まった距離を走ると交換が必要になるのです。
 その交換推奨距離は軽自動車で2万キロ、2000CCクラスで3~4万キロと言われています。
 このスパークプラグは軽自動車でなんと7万キロ無交換で走ったものです。
電極のすきまが広いと火花が飛ばなくなって点火できなくなるのですが、何とか走っていました。
 
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 ものの見事に「消耗」してます。 
 これで普通に走ってたのですから驚きです。
 これだけを見ると
「推奨交換距離って何なん?」
「エンジン調子よく動いてたで」
ってな感じです。 
 けれど、このすきまに火花を飛ばすために高電圧の電気を作る「点火コイル」と言う部品があります。
 それにかなり負担が掛かっていたと推測できます。
 近い将来点火コイルがくたばってしまう可能性大です。
 
プラグはそんなに値は張りませんが点火コイルは値が張ります。
 全ては自動車を動かすトータルコスト、と言う観点からするとやはり推奨交換距離は大事だと思いますよ。