スズキ ラパン エアコンが冷えない

H17年式 スズキ ラパン HE21S
走行距離 65000㎞
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エアコンの冷えが悪くネットで検索、当店のブログを見てご来店いただきました。
『カーエアコンガスリフレッシュ』 です。
カーエアコン整備機器デンゲン社 『エコマックスジュニアⅡ』
全自動エアコンガス回収再生充填装置の出番です。
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普通に使用していても年々知らない間に減少するエアコンガス・コンンプレッサーオイルを一度回収してリフレッシュし規定充填量で入れ直す。
その作業を全自動でエコマックスジュニアが自動的に行います。
ラパン HE21S型の既定ガス量は320±30グラム
今回追加したNUTEC NC-200 (エアコンパワーロス防止剤)はフロンガス量換算で30グラム
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ですので300グラム+30グラム=330グラム設定でエコマックスジュニアⅡをセット。
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結果をみると
今回の設定充填量 330グラム
回収できた冷媒ガス  90グラム(少ない!!)
補充したガス 210グラム + NC-200 30グラム
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本来あるべき冷媒ガスが1/3以下になってました。
10年経つと2/3ぐらいになってるお車が多いですがちょっと減り方が多いです。
作業後少し入念に漏れてる箇所がないかを目視点検してみましたがそれらしいところもなく・・・
余りに短期間に同じような状態になるようであれば次のステップへ診断を進めないといけないかもしれません。
リフレッシュ直前
外気温に対して1度しか冷えてなかったです
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リフレッシュ後同条件で計測
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ガス圧のメータからでも冷えの度合いをある程度見ることも出来ます。
黄色い針が入庫時のガス圧。
赤い針がリフレッシュ後の圧力。
一番外側の圧力を見るのではなく2番目の赤字で書かれている想定温度計で室内側のエアコンユニット(エバポレーター)の冷えを確認できます。
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これだけガスが減っていたなら冷えないのでエアコンは制御上コンプレッサーを回し続けるため燃費も悪くなります。
それにコンンプレッサーも機械なので、ガスが少ないと潤滑オイルの循環が不足して、故障する確率も上がりますね。
当店ではエアコン整備機器専門メーカーである”デンゲン社”製オイルとお客さんのご希望でNUTEC社製 「NC-200」をご相談の上、作業時に選んでいただいてます。
軽自動車などの排気量の少ないお車にはエアコン使用時のパワーロスを低減する効果を併せ持つNC-200をオススメしています。
エアコンの冷媒ガスがどのくらい充填されているか?を調べる方法は一つだけ。
全量回収した上での計量しかありません。
ディーラーにおいても、当店においても、圧力計をつないで診断をやってますが、つかめるのはガスの流れ方、とか、熱交換がうまく行ってるか、とかを判断してるのであってガス圧を見ても正確な冷媒量は分からないですね。
(慣れるとだいたいは「想像」できますが・・・)
まずはガスの量を重量管理で目分量ではなくきっちり把握しないと本来の性能にはならないのです。
ヤバいのがスタンドなどでよく聞く
『冷えが悪いので1本入れましょうか?』とのあれ・・・。
安易な充填をすると過充填になる場合が多いです。
(正確に不足分を足していただけるのならそれは有りです)
もうフル稼働しまくってるカーエアコン。
シーズン到来です
大事なお車のカーエアコンの故障を予防する先回り整備にもなります。
冷えが悪い、悪くない、の診断は「規定量のガス」からスタートです。
その上で冷えが悪ければ機械的な故障や制御系の故障へと診断ステップを進めないといけません。
夜は冷えるけど昼間がなあ~、とおっしゃるあなた(外車は除く)
ぜひまずはガス量を設計時の規定量に合わせてから次のことを考えましょう!!
高石からカーエアコンガスリフレッシュにお越しのS様
当店を見つけていただきありがとうございました。
ご来店ありがとうございました。

半日休業のお知らせ

平成27年7月25日(土) は所用により午後から出かけますので
半日お店を閉めます。
ご不便をおかけしますがご容赦ください。

臨時休業のお知らせ

連休明けの平成27年7月21日(火)

整備主任者技術講習会参加のため臨時休業します。
ご不便をおかけしますがご容赦ください。

車検証をジックリ眺めてみるのもいいかも

我々は毎日接する自動車の車検証ですがお客さんはたぶん「見たことない」という人の方が多いでしょう。
ひょっとしたらいままで一度もじっくり見た覚えがないとか・・・
日常生活において一般的な人が車検証を見る、というのは
・ 交通事故の時に警官に提示する
・ 保険契約の時に
・ 車検期日がいつやったかな?
ぐらいのものではないでしょうか?
確かに昔の車検証の中の情報は我々が業務上必要な分ぐらいしか書いてなくてほんとに単なる「登録証」ぐらいのものでした。
しかし情報技術も発達して、国土交通省やら軽自動車検査協会などのデーターベースも拡充され、カタカナ表記であった部分も漢字になったり。
その発展形として車検証の
「備考欄」
にはいろんな事が書かれるようになってきてます。
QRコードなんかも下の方に入ってきてます。
その中でちゃんとした工場で車検を受けたか、なんて言う情報が書かれてるの知ってましたか?
見るべき部分はここ
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分解記録簿なし、と書かれていればそれは認可を受けていない「もぐり」の業者経由の車検であったり、ユーザー代行車検などで、ちゃんとした整備工場でない証拠。
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以前にも書きましたがフロントウィンドウガラスの左端に張られてる丸いステッカー。
これを貼ることができるのも正規工場の証
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普段行きつけの整備工場だから大丈夫と思わずに一度ご自分の車検証をジックリ眺めてみるのもいいかも。
正規手順に乗っとってまじめに営業してる整備工場であれば必ず有効期限を延ばすだけでなく点検の後「分解記録簿」を発行して、それを提示してるはずです。
提示できること、丸いステッカーを貼れること、にプライドを持ってるのがプロの整備工場ですよ~