4回目の使用で土台が割れて取れました(泣)
なんじゃこれは?
スペアキーが2個ついてるのは(全部で3個)こういうことか?
しかしキーの土台というかあの形状は普段感じないけれど偉大な存在です。
土台がなくなったら差し込んだ細いキー単体を回すのにどれだけ指先に力が必要か身をもって体験しました。
近くでペンチ借りようかと思ったぐらい。
月別アーカイブ: 2012年6月
日産ブルーバードシルフィー GC10 オイルパン交換
落石をまたいだ瞬間、車が飛び上がったと言うことで入庫。
飛び上がるほどのショックが有ったということはどんなことになってるのかとドキドキしてリフトをあげましたらオイルパンというエンジンオイルを貯めるに石が当たったらしく、それ単体で交換できるところで良かったです。
というわけで交換開始。
エンジンを支えてる「マウント」といわれる部分と、排気管をずらして取り外しますが、液体パッキンが塗られてるのでネジを緩めただけでは外れず四苦八苦。
それを切るカッターも持ってるのですがすきまが狭くて差し込めず、ドライバーなどでゆっくり剥がしていきます。
やっと外れた・・・
この部分は結構堅いのですがそれでも折りたたまれたようにヘコんでます。
かなりの力が加わったみたいです。
新しいオイルパンと比較。
新しいオイルパンを取り付ける前に古いパッキンをお掃除しないと、密着が悪くなってオイルが漏れてしまいます。
この作業がそれなりに時間かかります。
たぶん全作業時間の3分の1ぐらい。
めったに見れないオイルレベルゲージがエンジンないでどのあたりに存在するか。
マニア視線です(笑)
これでオイル量をみてますか?
教習所で見方を習ったはず・・・
オイルパンの底がヘコんだことでストレーナーと言われるエンジンオイルを吸い上げる部分がわずかながら曲がってます。
念のため交換しておきます。
新しいオイルパンに液体パッキンを塗って、所定の位置の取付ビスを締めて、マウント、排気管を元に戻して完成。
事故のような、故障のような部分の修理でした。
落石がたまたま微妙な大きさでオイルパンと道路の間にはさまった結果、走り抜けてしまいこのようなオイルパンの変形を起こしてしまいました。
これがもう少し小さい落石なら素通りできたでしょうし、もう少し大きかったらバンパーなどに接触してラジエーターまわりを損傷したかもしれませんね。
当たり所に寄ればエンジンそのものを降ろして周しなければならなかったぎりぎりのところでした。
一本タイプのベルトの交換
一昔前は、発電機、ウォーターポンプ、パワーステアリングポンプ、エアコンコンプレッサーなどなどは別々のベルトで回されてました。
こんな感じ
それが今ではコストダウンとか軽量化、あと製造メーカーでの行程省略、ついでにベルトの品質向上などもあってなが~いベルト一本で全てを回すという方式に変わってきてます。
例えばこんな感じ
交換するのにまずどのルートでベルトが掛かっていたかをメモするとか写真を撮らないと必ずベルトの経路がわからなくなります
一旦古いベルトを外して新品を付けるときに経路が複雑で「あれ?ここからどこへ行ってたかな?」となることうけあいです(笑)
それとどうしても一人は張力を作るテンショナーを支えつつ、この複雑な経路のベルトを復旧していくので手が4本ぐらい欲しくなります。
一人でやってるとへたすると数十分ぐらいかかるときがありますが、手が4本あると5分で済んだりします。
狭いスペースでこんなことになります。
この車はE25のキャラバンでしたが2人で15分ほどかかりました。
2人とはいえそれでも作業が終わったら筋肉プルプル状態でした・・・・
エアコンフィルターの汚れもいろいろ
車検から車検までの走る距離によってエアコンフィルターの汚れは比例するのが普通です。
単純に乗ってる時間=エアコンが動いてる時間なので走行距離が多い車はやはりエアコンフィルターもよく汚れます。
但しそれらは粉塵とか繊維のみじん汚れとかの場合です。
今回はそれに当てはまらずびっくりという例です。
2年間で5千キロぐらいしか走らない車の場合、フィルターを外して点検してもあまり汚れてなくて交換を迷うことが多いです。
今日入庫してたお車も4千キロ程でしたので、フィルターを外すまで交換を迷っていました。
「どうせ汚れてないやろうなあ」と外してみました。
外してびっくり!!
まあ見事な「たばこのヤニ汚れ」でした。
ちなみに右は新品のフィルターです、って書かなくてもわかりますよね(笑)
外した瞬間に「これぞ、たばこ」と言う匂いを感じました。
これで室内に芳香剤やら消臭材があったりするのですから、何をしてるのやらという感じです。
汚れのアップです。
ほとんどほこりとか繊維のくずなどは付いてませんので、空気の通過率というのは低下してないとは思いますが、なんの躊躇も無くあっさり交換しました。
というか交換したくなりました(笑)
車の数だけ車の使われ方があり、他の車より痛むところもその数だけあるんです。
お客さんのお車の「使われ方」を把握して記憶にしまい込むのも我々の日々の仕事の一部です。
アプリオ 四号機 レストア完成
四号機の組立が終わりました。
じゃじゃ~ん
当時からも話題になった赤色の冷却ファンがきりっと見えます。
試運転もなんの問題も無く、傷んだ部品を替えたらむしろ今までに中で一番力強くスムーズに走ります。
このあたりはやはり素材が新車だからでしょう。
思ったよりお金が掛かってびっくりしましたが、できあがってしまうとむしろそれ以上の満足が得られました。
今しばらくは駆動用のベルトのならし運転とかあるので加速もほどほどにゆっくり走り込んでますが、夜に1時間ほど20Kmほど走ってきましたが問題なしでした。
明日には初号機が通学用に枚方へ出向くので、その前に3台揃って「土俵入り」の様子です。
まあしかし掛けてる時間と愛情はすごいものがあるなあ、と3台並べて眺めて感無量&自己満足(笑)
アプリオ四号機レストア その3
車体右側の付属品の組立開始。
右側には冷却ファン関係があります。
冷却風をエンジンに導くカバーなどを付けます。
それと同時にオイルの供給用のホース類を新品に。
インテークマニホールドと呼ばれる部品。
ヤマハのウィークポイントで劣化すると割れます。
もちろん新品に。
そして吸気系統を組立、ガソリンホースやガソリンコック負圧ホース、オイル供給ホースなどを取り付けて行きます。
駆動用のプーリー
車で言うとCVTにと同じ役目をするところです。
錆びて使い物にならんかったので泣く泣く交換。
こんな感じにセットされ駆動用のベルトを挟み込みます。
そのあたり専用のグリス。
専用と言われたらなんか使わないといけないような気がして今回始めて購入。
どっさりありますので必要な方はどうぞ(笑)
これを所定の位置に塗り塗りして組み立てていきます。
この重り一つで加速時の変速特性が変わってしまうというスクーター型の原付のおもしろいところ。
原付レースなどでは0.5グラム単位で調整したりするんです。
すごくアナログな部分です。
あとはお買い物バイク御用達のサイドスタンド
オイルとガソリンを少量入れて感動の(笑)火入れ式!!
わかりにくいですが煙を吐いて無事エンジン始動しました!!
動くとなれば次に大事なのはブレーキ。
フロントブレーキをデイトナ製の赤パッドに交換。
さてさてこのあとは最低限の外装とナンバープレートを付けて試運転開始です。
今年もツバメがやってきた。
ここ10年ぐらい毎年うちの店にツバメがやってきてます。
巣立っていたことどもなのか、同じ親がまた来てるのか、全く他人さんが来てるのかはさっぱりわかりませんが、たいてい産卵から巣立ちまで2クールしますので、だいたい6~10羽ぐらいの子孫が巣立ちます。
近所に蛇が追ったときは2クール目の雛が食べられるという事件が2年連続で有り、朝見たら巣が空っぽ、と言うこともありました。
その蛇もある年に捕獲して楯並橋の上から大津川にポイしましたのでそれからはお目に掛かってません。
捕まえるときめっちゃ怖かった・・・
その巣の位置なんですがだいたいからして店の中に巣があるのでいろんな意味で大変です(笑)
休業日はシャッターが閉まってるので、通路用に一つ窓を開けておかないといけませんが、大雨が降ると雨が入ってくるのでその兼ね合いに気を遣います。
特に深夜の大雨は一旦閉めますが彼らは朝が早い(笑)
閉めたままだと工場から出るに出られず中を出口を求めて飛び回ります。
なので日が昇るころに開けてやらないといけません。
ときどきペットでもないのに何をしてるんやろうと窓を開けながら空しくなります・・・
今日の親子です。
今のところ5羽います。
時々脱落して減りますからそれもあんまり見たくないです。
口開けすぎ(笑)
毎年観察してると親鳥の習性もいろいろあるんだなと気付きます。
今年の親鳥は夜に工場の中で蛍光灯を付けてると昼と勘違いするのかいつまでも外に出ようと工場の中を飛びまくってます。
飛ぶたびに雛が「えさ~」っと騒ぐので工場の中がうるさいです。
根性の座った親だと人間様が巣に近づいても動じなかったり、夜は休み、とばかりに夕方以降は一切飛ばなかったり、ツバメにもいろんな性格があるみたいです。
今年のツバメはビビりなんでしょうな。
よく「ツバメが来る家は栄える」と言われます。
毎年来てくれるの願ってやみません。
なぜなら
来てくれててこの生活ならもし来なくなったらどうしよう?
っと思って春を待ってるんです・・・
ダイハツ車のO2センサー
ダイハツ ネイキッド 平成13年式 L750S ターボ付き。
エンジンチェックランプが点灯したということで来店です。
ダイハツの車でエンジンチェックランプが点くと聞いたら一番最初に思いつくのがO2センサー。
排気ガス中の酸素濃度を測ってガソリンの量の微調整をするためのセンサーです。
エンジンから出た直後の排気ガスにさらされてるので働いてる環境はかなりきつい環境です。
コンピューターに診断機を繋ぎ、故障歴を呼び出してみるとあっさり P0135 コードが出ました。
「フロントO2センサーヒーター回路」に故障、と言う意味です。
O2センサーそのものは一時は延長保証になってましたが、この車の場合登録後11年目なのでとうてい保証扱いは無理です。
では修理開始。
O2センサーは配線の出た点火プラグみたいな構造ですからこういう専用のレンチを使います。
切り欠きがあるので配線を気にせずしっかり回せます。
こうしてセンサーを緩めます。
あっさりと抜けました。
あとは新しいO2センサーを取り付けて配線の取り回しをしたらOK!
けどここで忘れてはいけないのが、コンピュータの故障歴は部品を替えただけではリセットされずにずっと覚えてます。
キーを切っても忘れません。
最後に診断機を使って故障歴を消去。
これをしないともし次に同じところが故障したときに判断できなくなってしまいます。
結構これをしないところが多いんですよ。
試運転後にもう一度故障コードが入力されていないかを診断機で確認して完成!