タカタ製エアバッグのリコール未改修車両 車検で有効期間を更新しない処置

2018年5月以降、タカタ社製エアバッグ搭載車両でリコールの案内が届いてるにもかかわらず対策が行われていない車両は車検が通らなくなるそうです。

国土交通省は8月30日、タカタ製エアバッグのリコール改修促進のため、異常破裂する危険性が高い未改修車両の約170万台について、車検で有効期間を更新しない措置を講じると発表した。施行時期は2018年5月を予定している。

 

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国交省によると2017年7月の時点で国内の改修率は78.1%で、約410万台の未改修車があるとしている。このうち異常破裂する危険性が高い未改修車の約170万台については、車検で有効期間を更新しない措置を講じる。
 対象となるのは2017年4月以前にリコール届出されているもので、異常破裂する危険性が高い特定のインフレーターを使用したエアバッグを搭載した未改修車。
 車検申請を受けた運輸支局等では、自動車登録検査業務電子情報処理システム等を活用して、措置対象未改修車両の場合は車検で有効期間を更新しない。該当する場合は、ディーラー等にて改修を行なった上で車検を受けることが必要となる。
 なお、国交省では今回のリコール改修促進策について、電子政府の総合窓口(e-Gov)において8月30日~9月29日の1カ月間パブリックコメントを実施する。

 

 

引用元 http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1078217.html
いままででもリコールが出てるお車で、車検を受けると車検証更新時に
この車にはリコールの案内が出ていてまだ対策されていないので速やかにリコール作業を受けてください
という案内文書が一緒に発行されてましたが車検そのものは通ってました。
有効期間は取りあえず更新されてその後でも作業をすれば良かったのですが今回はその措置から一歩進んだような扱いですね。
それだけこのエアバッグ問題が深刻で、なおかつ現存車両が結構多い上に対策されていない車も多い、という扱いを受けてると言うことなんでしょう。
とはいうもの現実的な実情と照らし合わせると、整備業を営むものも検査場へ行ってからリコール未対策車と言うことがわかった、てなことで約束の納期が遅れたり、ディーラーもすぐに作業できるかどうかは人的なキャパに限界があるのでパンクしてしまうかもしれませんね。
そうするとますますお車を預かる日程が伸びるということになりいろんな面で困った場面が出てきそうな予感ですね。

 

 

 

 

 

 

 

日産モコ(スズキMRワゴン)の車検

日産モコ スズキのMRワゴンのOEM車です 平成20年式 走行約13万㎞
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ご来店はネットでの検索でしたがいまやおなじみ様になっていただいたお車です。
当店を気に入っていただいてるようでほんとにありがたいです。
この度も車検整備をご用命いただきましたので整備内容の報告も兼ねてアップします。
日頃からお車の消耗品については見識があるお客様なので日常の整備はほぼ完璧。
整備工場ならではの点検と整備がご希望です。
前ブレーキ
ブレーキパッド残量2.5ミリ。
交換時期はビンゴでしたね
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後ブレーキ
残量はまだOKでした
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プラグは整備記録からも3万㎞走っていますので予防整備も兼ねて交換。
プラグの摩耗によるイグニッションコイルへの影響を考えるとこのあたりで交換がお勧め。
もしコイルまで壊れると痛い出費ですからね。
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ブローバイガスというエンジン内で発生する未燃焼ガスを再度エンジン内に戻すためのバルブパッキンが寿命でオイルと混じったブローバイガスで汚れてました。
パッキン変えて汚れを清掃。
きれいなヘッドカバーは気持ちいい!
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エンジンへの空気ダクトの取付クリップが風化して脱落。
ここのクリップがなくなるとエンジンの振動とともにこのダクトが音を出します。
その音が思いもかけず室内に響いて不快ですので当店ではほぼ車検ごとに交換します。
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あとは金色と思ったホイルは清掃したら実はシルバーでしたという笑い話
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岸和田からお越しのS様
今後ともよろしくお願いいたします。

夏期休暇のお知らせ

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勝手ながら
8月11日(金)~8月16日(水)まで夏期休暇にてお休みさせて頂きます。
もし故障や事故でお困りの節はJAFもしくはご加入の保険会社のレッカーサービスなどご利用の上急場をしのいでください。

初代ワークス CA72V 15回目の車検

アルトワークス CA72V 昭和62年式
通称 「初代アルトワークス」 ですね。
何度のなくこのブログでも掲載してますがこのたび30歳になりました。
15回目の車検を終えたので記念撮影しておきました。
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少しだけうんちく
軽自動車初のツインカムターボ車としてこの世に誕生。
550cc(当時の軽自動車の排気量)で64馬力。
バイクのようなエンジン回転数でタコメーターは9500回転からレッド。
まあとにかく走る走る。
ちなみに現在の軽自動車のターボ車の馬力が64馬力に横並びなのはこのワークスがたたき出した馬力が「これ以上はだめ」と当時の運輸省からの通達がいまでも生きてるから。
30年前の通達がまだ・・・
まあいまとなっては普通の軽のターボ車に全力で必死についていくという感じですが当時は画期的でした。
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そんな走りをこのご老体に強いてあげるのもかわいそうなので最近は
「動態保存」
を心がけてますが、いまでも本気を出せば・・・なんとやら。
グレードもRS-Xというスポイラーいっぱいのグレードが一般的でしたが、これはRS-Sという改造ベースの飾りっ気のないグレード。
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新車からのシートはスポンジがぼろぼろに朽ち果てて仕方なしにグレード外の中古で手に入れたピンクのシート。しかも4WDと書いてある。
本来はシルバー色の地味なシート・・・
少しだけ残念。
オリジナルの方が渋くていい。
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生まれが昭和ですから車種別のオーディオ取付のためのオプション部品は結構売ってました。
これなんかもパイオニア謹製のこの車専用のオーディオボード。
オーディオの取付にこんな厚さ10ミリの合板を使うなんていまはマニアしかしません(笑)
当時はごくごく当たり前な話でした。
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いろんな部品が製造中止で、どこかが壊れたときには四苦八苦しそうで恐ろしいですが動かせる間は動いてもらいましょう。
チラ裏の乱文失礼しました