クラウン カーエアコンガスリフレッシュしました。

クラウン GRS182 平成16年式 走行56000㎞
中古車で購入され、いろんな所を自分なりに車両管理をリセットして行きたい、とのご要望で、エアコンガスのリフレッシュができるお店をインターネットで検索、当店のブログを見つけて頂き、お電話で問い合わせの上でおいでになられました。
カーエアコンガスリフレッシュといっても、ガスの入替だけならエコマックスジュニアⅡ(EcoMax Jr Ⅱ)を使えば誰でもボタンひとつでできますが、我々プロが作業するのですから、機械のボタンを押すまでのいろんな診断が大事です。
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ガスをリフレッシュする前に二つのメーターからいまの
・ エアコンの働き具合とか異常箇所がないか、
・ 診断機を使ってエアコンの電子制御機能に問題がないか
・ 機械的な問題はないか
などなど。
またお客さんの問診によって普段のエアコンの作動状況で問題を察知されてないかなどをぜ~んぶ混ぜて、組み立てて、リフレッシュは進んでいきます。
ガスだけではエアコンは成立してないんです。
なので冷えが悪いんですけど~、と来店。
「取りあえずガスを補充しておきますね」の”とりあえず”は情けない判断です。
スタンドとかにありがちです。
あえていうとディーラーでもこんなやりとりは多分にあります。
実はこのお車も当店に来る前に、エアコンが効かなくなってガスの補充で復活した、とのことでした。
うちにおいでになったときには順調に働いていましたが、さてガスを補充した量はどんな計り方をしていたのか興味津々でエコマックスジュニアⅡのボタンを押しました。
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結果は規定量650㌘の所710㌘入ってました。
だいたいの予想通り「入れすぎ」です。
サイトグラスというエアコンガスの流れ具合を見る窓が付いてる車の場合どうしても泡の量でエアコンガス充填具合を「予想」しがちです。
重さを計ってないのですから「これぐらいかな?」で終わりです。
ですのでエコマックスジュニアⅡでNC-200エアコンパワーダウン抑制タイプのコンプレッサーオイルを注入、エアコンガスとNC-200no総合計で650㌘に合わした上でちゃんと充填。
「コンプレッサーオイルは普通タイプとどちらにしますか?」
オーナーさんは即決でNC-200をご希望。
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ディーラーの作業でもまだまだエアコンガスの重量管理は出来てないないんですね。
650㌘に合わした上でなおかつエアコンの能力判断をすべき所だと思いますが・・・
堺市からおいで頂いたKさま。
当店のご利用ありがとうございました。

休業のお知らせ

来る 5月16日(土)は臨時休業させていただきますので
16~17日二日間お休みです。
5月18日(月)から平常営業します。
 

スズキ リモコンキーのネジあります。

当店に入庫してくるスズキのお車でリモコンキーのネジを紛失してふたをテープやらバンドエイド(笑)で止めてる方が居られます。
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クリックで拡大

ネジだけ手に入りますのでどうぞご来店ください。
1本税込み100円でお分けします。

<2022/12/10更新>

遠隔地の方で来店不可能な方は
切手を貼って返送先を書いた貼返信用封筒と、ネジ1本につき84円切手1枚を同封の上、下記住所まで送っていただければ郵送対応しますのでどうぞご利用ください。
Q&Aページの問い合わせフォームからメールアドレスなどご記入の上からご用命ください。

キューブ カーエアコンガスリフレッシュ 冷えが足りない・・

ニッサン キューブ AZ10 平成14年式 走行28000㎞
エアコンガスリフレッシュでご来店です。
インターネットで当店を見つけて頂いた方は東大阪在住。
キューブのオーナーさんは堺在住の方。
お友達が中古車を買ったのでオーナーさんの代わりに車大好きのメンテ担当(?)の東大阪在住Yさんがメールで打ち合わせの上、本日ご入庫頂きました。
中古車であるがためまずはいろんな消耗品のリセットが目的ですね~
わかります、そのお気持ち(笑)
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まずは全体的な診断、エコマックスジュニアⅡをセットして、作業前の初期のガス圧などを測定してエアコンシステムの診断。
ここでエアコン自体に異常が無いことを確認しておかないとエコマックスとはいえ「修復」はできません。
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外気温が26度で、ドア全開・風量最大・内気循環の条件での吹き出し温度は12.8度(最低気温の表示がそうです)
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開始前に注入するコンプレッサーオイルを選択して頂き、パワーダウン抑制タイプのPitwork製NC200を選択されましたのでエコマックスにセット。
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ここでエアコンガスリフレッシュを開始。
配管内の圧力で自然に出てくるガスを回収、それが終わったら真空ポンプで残った配管内のガス、その上配管内の水分も一緒に引き抜きます。
その間に事前に相談させて頂いてたエアコンフィルターの交換をします。
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回収されたガスは300g。
このキューブの正規量は400g
追加してエコマックス内で不純物を取り除いてリフレッシュされたガス300gと新規のガス100gを追加して全体で400gを充填。
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作業後のガス圧も正常。
吹き出し温度を再測定。
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エンジン1800rpmで10.0度になりました。
これで走行するとあと数度下がると思いますので、エアコンの能力としてはバッチリです。
これからエコマックスジュニアⅡが活躍の時期です。
冷えない理由は多義に渡りますので一概に「エアコンガスの不足」だけではないです。
エアコンサイクルの原理を踏まえての診断が大事です。
全く冷えない、というのは別次元のお話しです。
冷えてるけどパンチ力がないかなあ?なんていうかたには一度エコマックスジュニアⅡでガスのリフレッシュをオススメします。
※ 2022/05/22 追記
ガスの規定量充填を純度の高いガスで行えるスナップオン社製カーエアコンサービスステーションDUALPROという整備機器を導入しました。

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