これはもうゴムではない

アルトのエンジンの上の方にあるオイル漏れを止めるパッキンです。
特に真ん中の大きな”輪ゴム”は既にゴムとはいえないぐらいカチコチ。
柔らかいものはこういう切れ方をしません。
長年の経年劣化、とくにエンジンの温度変化でだんだん堅くなっていき最後には堅いプラスチックのようになり、弾力性がなくなり、「隙間を埋める」機能を失ってしまいます。
そうなると液体は自由にその隙間を流れ出てしまいます。
俗に言う「オイル漏れ」の原因です。
ちょいのりの多い自動車は意外に短期間でこんな事になってします。
整備とはこういうところを点検し維持していくためのものです。
距離を走らないから、は整備代が少ないという公式は成り立ちません。
オイルは漏れたままで、燃費や環境に気遣ってる人が多いのはご愛敬。