C-HR・プリウスなどハイブリッド車のエアコンガス規定量充填

いよいよ大阪あたりでは車のエアコンが働き出す季節がやってきました。
ということは仕事中に汗をかく季節がやってきたと同じ意味で少し憂鬱な自分です。

トヨタ C-HR 平成30年式 走行距離約35000㎞
車検でご入庫ですが夏に向けてエアコンのお手入れもしっかりと作業しておきます。
このC-HRだけで無くハイブリッド車はメーカー問わずほとんどが「電動コンプレッサー」を使用しています。
いままでの車はコンプレッサーの動力源はエンジンの回転で、ベルトを使ってコンプレッサーを駆動してました。

電動と機械式とではコンプレッサーを潤滑するオイルの種類が違います。
電動ということでオイルに「絶縁性(電気を通さない)」が必要なんだとかで今まで使っていたオイルとは種類が変わっています。

機械式のオイルは電気を通すため、このオイルを電動式に使うと(混じる)と電動コンプレッサーがショートして壊れるということで

「混ぜるな危険」

らしいです。

今までのエアコンガスを手入れする機器では電動コンプレッサーなんて言うものを想定していなかったのでそのまま使うことはできなくなりました。
そのままでは悲しいので当店はあたらしい機器に設備投資しました。

これでハイブリッド車が入庫してもエアコンガス規定量充填サービスを安心して対応できるようになりました。

 

というわけで作業開始
このPAGというのとPOEというのがコンプレッサーオイルの種類で機械式がPAGでした。
このお車はPOEを使ってるのでオイルの種類を切り替えます。

するとホースの中をクリーニングせよ、と指示が出ます。
これによりPAGとPOEが混じらないようになるわけです。

洗浄用の接続口にホースをつないでクリーニングします。
これによりハイブリッド車への接続が準備できます。

それからは普通の作業を同じ手順で、まずは車のエアコン配管内のフロンガスを一旦カーエアコンサービスステーションデュアルに回収します。
今回回収出来たのが390グラム。
規定量は470グラムですから80グラム足りないということになります。

そこから今度は配管内を真空にしていきます。
配管内を100%フロンガスで埋めるのと、配管内の水分などを除去するために真空にします。

おおよそ15分真空状態を保ち、それが終わったら新しいガスをきっちり重さをはかって充填(じゅうてん)。
普通はあんまり充填なんていう漢字見ませんよね(笑)
まあつまりは詰め込むというような意味です。
470グラムに向かって現在420グラム入ったとこの写真です。

ガスが入ったら圧力計でちゃんとガスが流れてるかを確認します。

オプションでより一層冷えるための添加剤を追加充填。

作業前の写真を撮り忘れましたが作業前の吹き出し温度が5.6℃だったのが作業後は3.8℃まで冷えるようになりました。
このあたりの温度域になると吹き出し口の冷気が肌に突き刺さるような感覚になりますね。

作業後は機械から印字された紙が出てくるのでお客さんに持って帰ってもらいます。

 

このC-HRをはじめ、既存のお車はエアコンガスの種類が134aと呼ばれるガスで、同じガスを使いながら機械式と電動式で作業が変わります。
その上、令和の初めごろから製造された車はガスそのものが1234yfという種類のガスに変わってきています。
この新しいがを使った車にも機械式と電動式があるわけですから、4種類の作業が必要なわけです。
ついでにお伝えしておくと、1234yfガスは現在とても髙価なガスなので「ちょっと足しておきますか?」なんて簡単にオススメするような雰囲気ではありません。

お客さんも作業者側も覚悟を持って作業しないといけないんですよね~

まあそのうちもっと大量生産できる体制が整えば価格も下落していくと淡い期待を持っています。

エアコンのガスはタイヤの空気と一緒で配管の隙間から自然に漏れていくのでどこかで補充してあげないといけません。
ガスが足りなくなって冷えなくなるのは全量の30%切ったあたりからです。
そこまでは冷えてないのに「冷えが悪いかな?」ぐらいですごしてしまうもんです。
結果本当に冷えなくなるまでにエアコンに無理が掛かり高額な修理代が必要となってくるんですよね。
そうならないためにも定期的にガスを補充してあげるのが結果的にお金儲けになります。

 

さてこれでC-HRは暑い夏に立ち向かう準備ができました。
しっかりお客さんを冷やしてあげてほしいものです。

 

ホンダストリームの車検

ホンダ ストリーム RN6 平成22年式 走行45000㎞

インターネットで当店を見つけていただいてご来店。
見積などさせていただいて金額的にもご了承いただいたのでご入庫です。
このあたりではめったに見ない「富士山」ナンバー。
何となくテンション上がります。

 

リフトアップしてタイヤを外しブレーキ廻りの詳細な点検からまずは後側。
ローターの状態、パッドの残りの厚み、ピストンの動き・錆、スライドピン給油、パッドホルダーの清掃など。
最後はピストンに給油して初期位置の押し込み。
  

前側のブレーキ。
最初にお見積もりした段階でパッドの残量があとわずかだったので交換前提の作業。ブレーキパッドを替えるときにはうちではローター研磨もほぼセットでオススメしてます。
せっかくブレーキパッドを交換するのですからローターもきっちりとした状態から使い始めたいので・・

ローターを研磨したら耐熱防錆塗装を裏側までします。
錆をできるだけ防ぎたいので他工場から依頼を受けたローター研磨でも全てやります。

錆がローターの外周から回り込んでこないためにも内側、外側、にも耐熱塗装しておきます。
組み上げて少し走るとパッドの当たるところはきれいに素材の色に戻ります。

ブレーキパッドの外側にはグリスを塗らない派なのでこのまま組み付けます。

ブレーキフルードも交換。

添加剤は自分で吟味したオススメ商品をチョイス。

エンジンのエアフィルター

エアコン吸入口のフィルター

車検の合格基準に「ヘッドライトの明るさ」というのがあるのと、やはりヘッドライトが曇ってると日常の運転でもライトが暗く感じるので磨きます。

エアコンガス規定量充填サービス。
新車から今まで一度も手当てされてなさそうなのでお見積時にオススメしました。

規定量500グラムのところ、回収出来た量は215グラム。
半分以下でした。
カーエアコンサービスステーションデュアルの大きな特徴で機械内で
新品のフロンガスより純度を高めたフロンガスを精製
できるので、そのガスを475グラムと、添加剤注入時に入る25グラムできっちり規定量の500グラムに合わせました。
もうすぐ温かくなるので炎天下での冷却能力に本領発揮することでしょう。

ユーザーさんからのご指示は無かったのですが、ちょっと気になったので塗装表面についた塗料をきれいにしておきました。
凹んだり塗装が割れたりしてると簡単には無理ですが、ちょっとしたサービスです。

これ以外にもバッテリー交換やワイパーゴム交換など消耗品重視でお手入れさせてもらいました。

というわけでストリームはお客さんのもとへ帰っていきました。
ご機嫌よくいつまでも走ってもらいたいもんです。

M様  不具合の相談とかまたおいでくださいね~

1234yfガスをグラムで計ってきっちりチャージ

エアコン用のガスは過去から3回変わってます。
カーエアコンが誕生した頃のガスはR-12と呼ばれるガス。
そのガスが大気中に放出されると上空でオゾンが破壊されオゾンホールができる。
ソウすると紫外線が増えて皮膚ガンになるというストーリーで生産停止。

オゾンホール問題を解決するために134aというガスが開発されて30年間ぐらい(ちょうど平成の30年間)使われてました。
その134aが今度は二酸化炭素 CO2 より温暖化を促進してしまうと言う理由から3年ほど前から生産停止

変わって出てきたのがHFC-R1234yfというガス。
通称「1234ガス」です。

正直、ガスの変移を見てると理由が後付けでほんとは誰かが儲かるためと違う??という疑念が無いわけでは無いですが庶民はそれに従うしか無いなあとあきらめてます。

そんな理由から令和のころから自動車のガスは1234ガスに変わってきてまして我々整備業もそれに対応せざるを得ない状況です。
この1234ガス、今はまだ髙価です。
134aガスに比べると7~10倍ぐらい。
製造元が限られてるというのが原因でしょうけどビックリするレベル。
いずれいろんなところで製造されるようになれば価格もこなれてくるんでしょうけど・・・

今回車検でご入庫のMAZDA3 令和元年式 走行3万キロ
初回車検ですがお客さんのご要望でガスをきっちり入れました。

この日のためにスナップオン社製カーエアコンサービスステーションデュアルを導入したのです。
とはいえ1234ガスの手当をするのは今回が初仕事です。
わくわくする半面、何事も初めてというのは何かしら緊張しますし「ガスが高い」と思うだけでも失敗してはいけないと余計に緊張。

ガスの充てん量もデーターベースを見たり現車を確認・・びびってびびって何度も何度も確認・・・

作業自体は全てエアコンサービスステーションデュアルがやってくれるのでスタートボタンを押すだけなんですがそれにしてもドキドキ

写真撮ったあと5g増えて最終340g回収でしたので結果は規定量に対して150g少ない状態でした

この結果なので「新車買ってから夏の昼間、炎天下ではエアコンの効きがいまいちやったからなあ~」というお客さんの感じ方はきっとまんざらでも無かったと思います。

134aガスにもR1234ガスにも対応のエアコンサービスステーションデュアル完備です。
冷えがいまいち、と思われる方は一度ガスをきっちり規定量に合わせてみましょうね。

カーエアコンサービスステーションデュアルについての詳しい説明はこちら

カーエアコンステーション エアコン配管 フラッシング

70系ノア 平成23年 走行10万㎞

ご同業のご依頼で

「冷えが悪いのでコンプレッサーやらエキスパンションバルブ(エキパン)などは交換するのでフラッシングをお願い」

ということで入庫です。

バンパーなどは既に外した状態で入庫いただいたので当方にとってはその分作業を省略できるので助かります。
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エアコンコンプレッサーから配管を外してアタッチメントを介してスナップオン社製カーエアコンサービスステーションデュアルに接続します。
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液体のままのフロンガスを配管内に圧力を掛けたり逆流させたり脈動させたりして汚れを洗浄して配管途中にフィルターを設置して鉄粉や異物を取り除きます。
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作動中の液体フロンガスの流れです。

 

 

 

そして作業後のフィルターはこんな状態
一目瞭然ですが上が新品ですね。
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そして回収された配管内のコンプレッサーオイルはこの状態。
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痛んだコンプレッサーなどの部品を交換してそのまま普通にガスを充填しただけならこの汚れがずっと回り続けるわけですからぞっとしますね。
70系ノアのガスの規定量とコンプレッサーオイルの規定量はこうなってます。
225ccが基準で実際の回収されたオイル量は200cc近いですからほぼ全量回収出来たと思います。
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作業後出てくる記録紙
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ツインエアコン車なのでリヤエアコン配管もあります。
その関係もあって実際フラッシング中には2000グラムを越える液体フロンが出たり入ったりして洗い流してます。

そしてこのカーエアコンサービスステーションデュアルのオリジナル機能であるフロンガスの精製装置で洗浄に使ったフロンガスを不純物と分離しまた配管内を流れることで洗浄するを繰り返します。
この機械でないとできない機能です。

配管内を洗浄と聞くと、壊れたときだけ,という風に思いますが,このコンプレッサーオイルの入替、が予防整備に繋がります。
エンジンオイル交換やATフルードの交換と同じようにコンプレッサーオイルの交換がこの作業、として考えるとわかりやすいと思います。

 

エアコンガスを規定量に保つのはもちろん基本です。
プラスアルファーで愛車を末永く乗るためにもこういうエアコン廻りの予防整備もどうでしょうか?

というわけでノアはご同業の所へ帰って行きました。

新しいコンプレッサーを取り付けたあと、そのお店のエアコンマシンをつかってきっちり規定量のガスを充填されて、しっかり働いてくれることでしょう。

ガスの不足は圧力メーターではわかりません ダイハツミラ エアコンが冷えない

前回の記事「ガスの量は圧力計ではわかりません」を書いたあとにエアコンが冷えないミラが入庫してきました。
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何となく冷えてるけどとてもじゃないけど乗ってられない、というお話しです。
問診を終えてセオリーに則って診断してみましたが大きな問題や漏れは見えなかったのでスナップオン社製DUALPROを接続してみます。
接続後
おおよそのガスの流れ
を見るための圧力計として使うためです。
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エンジンを掛けてエアコンをオンにして読み取れるのは確かにガスが少ないと言うこと。
ただしこの段階ではどれくらい少ないかはさっぱりわかりません。
その判断は高圧側(右側)の値で読み取っています。
でも低圧側(左側)はいたって「普通」です。
簡易エアコンガスチャージホースのメーターはここを読み取ります。
風の吹き出し部分の温度は16.4℃。
外気温30℃でしたから冷えてないことはないというお客さんの訴えは正しいですけど、これではいつものように冷えてるとは思わないでしょう。
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ガスが少ないのは間違いなかったので規定量をチャージしました。
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規定量320gに対して入っていたガスの量は95g
本来の量に対して30%しか残ってなかったということになります。
これでは冷えないはずですね。
作業後の吹き出し口温度は8.8℃
アイドリングでこの温度でちょっとエンジン回転を上げれば温度センサー限度の7℃くらいまで余裕で冷えるようになりました。
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大事なのはきっちりとガスが規定量入ったときの圧力メーターの値。
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冷えるために大事な低圧側(左側)の値はどうでしょうか?
ガスの量が30%の時は0.23
規定量での圧力は0.19
ガスの量にしたらおおよそ3倍になってるはずですが・・・
この状態がエアコンが設計通りの働きなんです。
圧力だけでは何もわからないことがおわかりいただけると思います。
ガスがきっちり入ってる状態で低圧側の圧力が0.3を越えてくると別の原因でエアコンの冷えが悪くなってくると思います。
圧力計ではガスが入ってなくても入っていてもガスの量は曖昧な判断しかできないのです。
何度も言いますがメーターを頼りにチャージして結果的にガスの入れすぎになるのはエアコンを壊します。
暑い夏を快適に乗り越えるためにもエアコンは確かな整備工場でちゃんとメンテしてもらいましょうね。

SNAP-ON カーエアコンサービスステーション DUALPRO 作業の様子

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エアコンのシステム内のガスの量は重さ、つまりは「グラム」で決められています。
自動車を設計したときにこの車のエアコンの能力を発揮するにはこれぐらいの重さのフロンガスが必要、となっているのです。
整備するときに実際その自動車にエアコンガスがどれくらい入ってるのかを計るのは、一度全部引っ張り出して(回収)してその重さを量ります。
こうしないとわからないんです。
ガソリンスタンドや設備が揃ってない整備工場ではマニホールドゲージというメーターが2個ついた工具を使っていちおう「診断」します。

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マニホールドゲージでわかるのは「ガスの流れを推測」することです。
人間で言うと血圧計では血の流れを推測できますが体全体の「血液量」はわからないということです。
流れも大事ですがもっと大事なのは
量が規定量きっちり入ってることが前提条件で、まずそれが合格した上での流れ方はどうかな?
と言うのがエアコンガスの診断です。
デンゲン社のエコマックスもスナップオンのカーエアコンサービスステーションも基本的な動作は一緒です。
回収⇒量の計測⇒配管内の真空引き⇒規定量の充填
です。
エアコンサービスステーションデュアルは回収して重さを量り、真空引きのあとのガス充填の所に
精製装置により純度の高いフロンガスを使う
ところが素晴らしい機能です。
134aと1234yfという2種類のエアコンガスに対応。
ハイブリッド車に使われている電動コンプレッサー対応のオイルも既存のオイルと混じること無く対応できる。
のが大きな特徴です。

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実際の動作を見て見ましょう。
カーエアコンサービスステーションデュアルを接続

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施工する車両のガスの種類やら使用するコンプレッサーオイルなどを選択

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画面の一番上の動作表示が進んで行きます。
回収
全量回収した時点で初めてその車にガスがどれだけ入ってたがわかります。

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つぎの工程の配管内の真空引き。
真空にするというのは配管内に空気が混じらず100%フロンガスを満たすという意味と、使用過程で発生する水分を蒸発させる(真空では水は100℃にならずとも蒸発します)ためです。
それと同時にDUALPROは回収したガス+新品のガスを精製し始めます。
再生というのがその表示です。

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真空引きが終わるとエアコンの効率を高めるオイル添加剤などを注入
注入と言っても押し込むのでは無く「引き込まれる・吸われる」という感じが正しいですね。

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そして純度の高められたフロンガスを設計通りの量をきっちり測って注入。
(これも真空の配管に吸われるという感じです)

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これら一連の作業を自動的に行ってくれます。
もちろん単体作業をマニュアル動作で選ぶことも可能。
注入するコンプレッサーオイルの缶にもフロンガスが含まれているので充填するオイルはその分をひいて設定するというのも大事な工程。
でないと入れすぎになります。

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とまあこんな流れの作業です。
エアコンの配管にはゴムを使ってる部分があり、また接合部分にもゴムでできたパッキンがあるので自然に漏れていきます。
タイヤの空気と同じですね。
なので定期的に補充してエアコンの能力を低下させないようにするのが大阪の暑い夏を乗る越えるための必須条件です。
気になるお値段ですが
軽自動車や普通自動車などの134aガスを使った
ベルト駆動のコンプレッサー車 13200円
補充ガス200gまで含む
エアコンの効きを良くする添加剤(オプション)3300円
電動コンプレッサーを使ったハイブリッド車 16500円
補充ガス200gまで含む
エアコンの効きを良くする添加剤(オプション)3300円
1234yfガスを使ったベルト駆動のコンプレッサー車
16500円
補充ガス100グラムまで含む。
それを越えた場合10グラム770円。
1234yfガスを使った電動コンプレッサーのハイブリッド車
19800円
補充ガス100グラムまで含む。
それを越えた場合10グラム770円。
全て税込み価格です。
2022年5月21日現在、フロンガスやコンプレッサーオイルなどの価格高騰の折、価格改定の可能性はなきにしもあらずなことをご容赦ください。
1234yfガスは定価そのものが高いので驚かないでくださいね。
あとカーエアコンサービスステーションデュアルはエアコンの「配管内の洗浄」ができるのも大きな特徴です。
そのあたりもまたお知らせしていこうと思ってます。
またまた続く・・・・
続きはこちら

泉大津近辺でカーエアコンサービスステーションDUALPRO導入店お探しの方へ

もうそろそろ車のエアコンが活躍する季節です。
こういう時期になるとうちのお店のホームページのアクセス数が増えるんです。
ほんとに平均気温のグラフとほぼ同じ形でびっくりします。
というのも以前から当店は「エアコンガス規定量充填サービス」をとても大事にしてきてて、ホームページで施工例をたくさん上げてるのでググったときに近くのお店と言うことで引っかかるんでしょうね。
そしてページを見てもらえるというわけです。
以前からの機器もよく働いてくれたんです。
どんな機器だったかというと
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カーエアコン整備機器の名門 デンゲン製
そこが開発した
エコマックスジュニアⅡ
++全自動でエアコンガスを回収して再生して充填する装置++

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—————————————
けど自動車の進化に伴って対応できない車も増えてきました。
たとえば
・ 電動コンプレッサーを使ったハイブリッド車
・ 最近出てきたあたらしい1234yfというガスを使ったエンジン車
・ 1234yfガスで電動コンプレッサーを使ったハイブリッド車
はだめだったんです。
でも対応できない車を見ると今後主流になっていく車ばかりなんですよね。
それが歯がゆくて思い切ってスナップオン社製
カーエアコンサービスステーションDUALPro
PSPPSDUALPRO
を導入しました。

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エコマックスジュニアと同じように車のエアコンから一旦ガスを回収して不足分を足して設計通りの量をきっちり量って車に充填する機器には違いはないんですがこのデュアルプロの特徴は
134aと1234yfという2種類のガスに対応してる
電動コンプレッサーを使った車に対応してる

これを網羅することで今走ってる自動車のほぼ全てに対応できます。
あともっと特筆すべき所は
【売ってるフロンガスより純度の高いガスを精製する装置を内蔵してる】
ということです。

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これにより回収したガスに含まれるエアコン配管内の異物や水分などを除去しながら純度の高いガスをメーカーの設計通りの規定量を充填することができるんです。
また販売されてるガスは純度99.7%以上と規定されています。
これを機器内で精製することで99.99%のフロンガスを作り出して車に充填するのでエアコンの性能をより一層上げることができます。
なので以前より提供させていただいてた作業をより一層緻密にご提供できるようになりました。
この暑い大阪でエアコンの効きがいまいちやなあ、と思いながら運転するのはほぼ拷問です(笑)
精神衛生上良くないですからあれっと思ったらぜひご相談ください。
機械的にエアコン壊れてるのはそれなりの対応が必要ですがその故障診断にもまず「ガスが設計通りの量があるか」がまずはスタートですからね。
動作などは続きをまたアップします。 後半へ続く・・・
後半はこちら

ラパン CVTF交換と車検作業

スズキ HE22S 平成22年式 走行11万㎞
車検をご依頼いただきました。
きっかけはホームページを見つけていただいて初めてのお取引が前回の車検。
それから懇意にしていただいてずっとメンテをお任せいただいています。
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車検作業はブレーキローター研磨
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ブレーキフルードの交換
ワイパーゴムの交換
タイヤローテーション
もろもろ
あとはエアコンガス規定量充填サービス
70グラムほど減ってましたね。
ちょうど残量は2年で80%なので定番な減り方です。
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10万㎞超えてることと、中古車で買われているのでメンテ状況がユーザーさん自身がわからないのもあってCVTフルードの交換作業フルセットコースをオススメしたところ快諾いただいたのでそれも作業しました。
まずフルードをドレンボルトから抜き取ってオイルパン(フルードパン?)を外します。
その時作業後に補充するフルード量が大事なので何㍑抜けたかを把握するため 「はかりマス」 で一旦測定。
この はかりマス はほんと便利(笑)
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オイルパンに鉄系の異物を吸着するための磁石が備わっています。
機械的に削れた異物を除去するためにありますが大量にひっつくと飽和してしまいそれ以上キャッチできなくなるので定期的なメンテは必要かなと思います。
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CVT内部にも鉄粉やら摩耗粉がひっついていますのでパーツクリーナーで洗浄します。
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内部のストレーナー(フィルター)を交換
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このときOリングが残ってしまったりするので要注意
確認するのを忘れると「二重パッキン」になって走行不能に陥ったりします。
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磁石を洗浄、ストレーナーを新品の交換、オイルパンの底も洗浄。
オイルパンガスケットを新品にして元通りに復旧します。
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このCVTの場合、横にもう一つフィルターがついてるのでそれも交換します。
余談ですがこのストレーナーや横のフィルターはスズキの車なのにスズキの部品ルートではスムーズに購入できないという業界内では有名な部品です。
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交換が終わったらいよいよトルコン太郎を接続して圧送交換にて内部に残った残りのフルードも一気に交換します。
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作業後のフルードの状態。
奥のガラスモニターが新油、真ん中のモニターが交換して今車の中を循環してるフルードの状態です。
幸いなことにオイルパンが復旧し終わったときの初期補充が補充が4リットル。
交換時に6リットルほどでほぼ新油と同じになったのでここで完了です。
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交換途中は動画の方がわかりやすいのでYoutubeにアップしましたのでお時間があればご覧ください。
2分半ほどの動画です。

試運転した結果変速ショックがへって、最初の一転がりがとてもスムーズで、加速が力強くなりました。
スズキのCVTはフルード交換の効果がわかりやすいと思います。
泉大津市のT様
当店のご利用ありがとうございます。
このさきも末永いお付き合いの程よろしくお願いします。

エアコンガス規定量充填サービス キューブとWRX インプレッサ

令和3年8月17日(火)より平常通り営業再開しました。
きっちりお休みをいただいてリフレッシュできました。
また年末までしっかりお仕事します!
お盆休み前にはエアコンのガス補充でご新規さんが2台おいでいただきました。
どちらの方も
「今は冷えてないとかでは無いけど効きが甘いかも」
「中古で買ったので自分の管理下に置くためにもエアコンのガスはきっちり充填した、整備した、という実績を作りたい」
ということでネット検索の結果うちにたどり着かれたという感じでした。
1台はニッサン キューブ
良い車だと思うのですが今は製造中止ですね。
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施行した日の外気温は33.4℃
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作業前に吹き出し温度を計測すると16℃
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デンゲン社製エコマックスジュニアⅡを接続。
お車に入っていたガス量を回収して計測。
430グラムの所回収出来たのは300グラムで130グラム不足していましたのでおおよそ75%のガス量でした。
規定量充填と同時により一層冷やす効果がある添加剤を注入。
エコマックスジュニアⅡは自動で注入できるのが利点。
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施工後の吹き出し温度は同条件で計測して14.9℃
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わずかな差に見えますが走行するともっと冷えますので数字以上の冷感を味わえると思います。
そして2台目はスバル WRX (インプレッサ)
スバルブルーのかっこいいお車です。
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同じように作業。
作業前には17.4℃
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ガス量は規定量500グラムの所300グラムで200グラム足りませんでした。
残量60%というところでしたね。
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これも同じくガスを充填すると同時に添加剤を注入。
結果は13.2℃まで冷えるようになりました。
WRXはまだもうちょっと冷える余裕があるように思えましたが作業時間の兼ね合いからこのあたりで計測終了・・
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エアコンが冷えないとかを訴えるとよくこの2メーターの機械を持って判断されることが多いですが、これで見える(判断できる)のは「ガスの流れ」です。
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ガスの流れも故障診断の手がかりにはなりますがそれは
ガス量が規定通りきっちり入ってるか
の前提条件が整ってからの話です。
ガスをきっちりの量に合わしてからこのメーターでガスの流れを見る、というのが正式な手順です。
その前提条件が整ってない段階でこのメーターを読んでも極端な故障以外は判断できないことが多いです。
まずはガスの量を合わしてそこから故障診断が鉄則です。
冷えないというと「ガス入れてみましょう」と安易に作業するお店が多いみたいですが「どれくらい入れる」を無視すると余計に悪くなります。
ガスは多くても足らなくてもいけないデリケートな材料ですからまずは規定量、ということが大事です。
全く冷えないというのと冷えが足りないでは診断ルートが大きな分岐点になります。
ちょっと冷えが足りないかなと言う方はぜひご相談ください。
※ 2022/05/22 追記
ガスの規定量充填を純度の高いガスで行えるスナップオン社製カーエアコンサービスステーションDUALPROという整備機器を導入しました。

こちらへどうぞ
595-0063
大阪府泉大津市本町5番23号
二葉モータース

スズキ アルト エアコンが効きにくい 冷えない

先週ぐらいから「夏本番」という気温と日差しになってきました。
去年に比べると本格的な暑さは遅い目ぐらいか?とも思いますが。
先週から急に当ブログのアクセス数もうなぎ登りで、エアコンガス規定量充填サービスの記事が検索されているようです。
そんな暑い中ご来店は アルト HA24S 平成17年式 走行45000㌔
エアコンの冷えにパンチがない
日中は全く冷えてる気がしない
夜間は何となく冷える
というご依頼です。
全く冷えない、という場合は故障の可能性が大きいですが、冷えにくい場合はまずガスの量から点検。
そして大半がガス量が規定量に戻ると何の問題も無く回復します。
・冷却水の量
・エンジンオイルの量
・タイヤの空気圧
などなども使用過程において少しずつ減っていくもので、エアコンガスも一緒です。
大事なのは減るスピードですね。
このスピードによって、故障レベルなのか手当てをするのかしないのか、判断は分かれます。
さてこのアルトさん
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まずはエアコンシステム自体が動いてるかどうかを診てみるとそのあたりは普通に動いてそうなので入り口は合格。
吹き出し温度を測ってみます。
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外気温33度に対して5度しか冷やせてない。
これではさすがに『冷えてる』とは言えないのは間違いないです。
では一体ガスがどれくらい残ってるのか?
これがいままでは『圧力計』で推測していたわけで、慣れればある程度のエアコンの状態は推し量ることはできますが、残ってる重量を計測することは出来ません。
しっかり『重量計』で測る以外は・・・
エアコン整備機器の老舗 デンゲン社製エコマックスジュニアⅡ
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自動車からエアコンガスを全量回収→回収されたガスの重さを量って規定量との差を計算→そしてリフレッシュされたガスを設計時の規定量ぴったしに充填。
それらを自動的にやってくれる優れた機械です。
エコマックスジュニアをアルトさんに接続
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接続してから圧力計でおおよそのエアコンシステムの雰囲気をつかみます。
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経験と理屈から『ガスの量が少ない』ことはわかりました。
ではリフレッシュ作業開始
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結果は
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規定量320グラムのところ130グラム回収。
つまりは規定量の40%しかガスがなかったということです。
これではさすが冷やす能力は発生しないでしょう。
規定量充填した結果吹き出し口の温度は
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となりました。
いつからいつまでで40%まで減ったか、は把握できないため、
・ガスが漏れているのか?
・自然に減ったのか?
は現時点では判断できません。
漏れ箇所を探すための『蛍光剤』を同時に注入しておきました。
この先わずかな時間でまた減ってしまうようであれば再度診断時に配管などを紫外線ライトで照らすと漏れてる場所がわかる一種の添加剤です。
このまま数シーズンを無事に過ごすことが出来ればそれで良し。
短期間でまた漏れてしまったのなら次のステップへ診断のコマを進めないと駄目でしょうね。
オーナーさんは「これで済むことを祈ってます」とおっしゃってました。
もちろん当店もそれを願ってますよ!!
エアコン以外でも不具合があればまたどうぞご来店ください!!
あとエアコンにエンジンパワーを持って行かれる軽自動車にはこういうエアコンガスに追加する添加剤は効果大です。
エアコン使用時のパワーダウン防止とエアコンの効きUPにオススメです。

nutecのOEM商品がこれ

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