今と昔のカローラを衝突させてみると

具体的な数字はさておき交通事故における死亡者数が減ってるのはいろんなところで取り上げられてるから聞いたことは有ると思います。
ちまたで言われてるのは、
事故数そのものが減ってる
医療技術の発達により以前は死んでた人がなんとか生き延びてる
飲酒運転が厳罰化された
などなど。
けれどこの動画を見ると自動車そのものの乗員を守る技術も相当進んでると実感。
衝突安全ボディー採用!とかいう文字がカタログには並んでますが
年代の違う同じ車で実験
技術の進み方がよくわかるので画期的な実験だと思います。
開始1分30秒から

エアバッグの効果もここまでの衝突になると大活躍と思うけどやっぱり運転席の空間確保がすごい進歩を遂げてるなあ~、と感動。
自分からは事故しないのが誰もが目指す目標で有り安全優先は当たり前ですが、もらい事故は避けられませんからね~
やはり備えあれば、の一言ですね。

車から降りるときのドアの安全な開け方

教習所でも車から降りるときは
「後方確認して自転車やバイクがきてないかを確認して開けるように」
って習いましたよね。
けれどついうっかりしたり急いでたりするといきなり「ガバッ」ってドア開けてしまい、後ろから走ってきた自転車に当たりそうになってひやり、ってな経験は誰でもあるはず。
ドア開けるときちょっと気をつけると後方確認できてドアもゆったり開ける方法を見つけたので参考にしてください。
キーワードは
「反対の手で開ける」
です。
YOUTUBEから引用しました。
開始44秒からスタートです。

ドアを開けたことによる事故の責任比率はとても重いものですから加害者として相手に対して立場はありません。

ひたすら謝罪しないといけないでしょう。
これだけで事故を未然に防げるのならほんとに儲けものです。
運転に慣れている人はミラーで後方確認してドアを開ける癖がついていますけど、子供さんやらお年寄り、特に運転免許を保持していない人に降りるときの心得、として伝えておくとかなり効果的だと思います。
自分もできるだけ実践してますよ。
 

猫は簡単にエンジンの上でくつろぎます

お客さんにエンジンルームに猫が入った跡ありますよ
とお伝えするとほとんどののお客さんは
「!!」
とびっくりされます。
そして次に出てくる言葉は
「どこから入るの?」とか「入れるの?」
とかいう疑問文。
一般の方が思うほどエンジンルームというのは密閉されたものでは無いので我々からするといたって「入っても不思議で無い」というのが正直なところ。
入るだけならそれでいいのですが、エンジンルームの中で寝ぼけてる猫がエンジン始動音に驚いて逃げようとするときに回転部分に巻き込まれて悲惨な結果になる事件があとを絶ちません。
入庫してきたお車ですが浸入どころかまったりとお食事した跡がくっきり
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入ってきた経路で逃げようとする部分にベルトによって駆動される発電機などがあるので巻き込まれます。
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うえからエンジンルームを覗くとしっかり画面中央に「地面のアスファルト」が見えてます。
簡単に猫は浸入してきます。
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走行してしばらく経ったエンジンルームはほこほこと暖かく、猫にとっては最高のパラダイスになります。
この季節は特に猫がエンジンルームの中でぐっすりなんて言うことは多々あります。
日産自動車は「ねこバンバン運動」というのをやってます。
乗る前にボンネットを叩いて猫を追い出してからエンジンを掛けましょう、ということです。
なかなか習慣にしないと出来ないことですが、青空駐車だけで無くご自宅のガレージあたりに猫を見かけたら「こいつら絶対浸入してるよな」という疑いを持って間違いないです。
猫を巻き込んでしまうと、ユーザーさんは気分悪いでしょうし、我々整備する側もいたたまれない気持ちと悲惨な現場の清掃が待ってます。
出来るだけ事件が起きないように「猫は簡単にエンジンの上で寝る」と思って扱ってくださいね。

燃費表示が新しくなるそうです

ネットのニュースに
車の燃費、18年度から新表示に 実態に近い数値に
という記事が載ってました。
実質的な燃費の表示に近づくのは悪しき慣習にピリオドを打つためにもいいでしょう。
昔と違ってインターネットの燃費比較や燃費報告サイトなどの普及で顧客の「横の繋がり」ができたら、実質的な燃費を確実に把握出来るようになりました。
カタログデーターというのは国土交通省に対しての自動車の製造・型式認定の過程におけるひとつに数字でしか無いわけで、顧客に向けた数値では無いのですが、せっかくだから載せておきましょう、程度のことです。
さてこれで、
無段変速の軽自動車とプリウスが実はだいたい燃費が一緒
という実態の表示がきっちりと伝わるようになるのでしょうか?
楽しみですね。

長期間乗らないときのバッテリー上がり対策

自動車は乗らずに駐車したまんまでも、ナビ、時計、ドラレコ、自動車のコンピューターのメモリー保持、盗難防止装置、などなど微量ながら常に電気を使っています。
微量ながら電気を消費すると車のバッテリーの貯められた電気は無くなってしまいます。
なくなってしまうというと語弊が有るかもしれません。
無くならないにしても次にエンジンを掛けるときのスターターモーターに必要な分の電気が足らなくなるのでエンジンを掛けることが出来なくなります。
エンジンが廻ってると発電機をまわすことが出来るので自動車は自給自足で電気を使えます。
エンジンさえ廻っていれば実はバッテリーは必要ないのです。
ヘッドライトを付けてエアコン使って信号待ちなどの時、エンジン回転が低いときにちょっと電気を補う程度です。
バッテリーの主な役割は「余った電気を次の始動時に為の電気」を貯めること、です。
なので長い期間自動車を使わないでずっと止めておくと、始動のための電気、が足りなくなるのでそこを何とかしよう、としたのがソーラーチャージャーです。
こんな奴です

車のダッシュボードの上に太陽電池を置いて、ナビやら時計に使う電気のぶんだけを枯渇しないように補う装置です。
青空駐車のお車ならこれで全て解決。
長時間乗らなくても次に乗るときにエンジンが掛からなかったらそれはバッテリーの寿命か、モーターなど何らかの故障ですね。
問題なのはシャッター付きのガレージに入ってるお車。
ソーラー式が通用しません。
うちの代車達も数台シャッター付きのガレージに入ってるので良くバッテリー上がりを起こしてました。
なのでソーラーチャージャーを屋外に設置しようとチャレンジ。
本来既存のソーラーチャージャーは室内に置くのが原則なので防水されてません。
前回は自分でケースをつくって屋根の上に設置しました。
バッテリー上がり対策 その1
http://282828.sblo.jp/article/35403605.html
バッテリー上がり対策 その2
http://282828.sblo.jp/article/35425154.html
そして6年。
充電性能が落ちてきたのかケースがくすんできたのか充分に充電できなくなってきていざ乗ろうとするとバッテリーが瀕死の状態に。
どうしたものかと思案してるとamazonで
防水型ソーラーチャージャー
を発見。
これならいろいろ工夫しなくてもポンと設置するだけでOK!
ということで早速購入して設置しました。
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普通のドライバーと並べてみるとこれくらいの大きさ
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配線をさくさくと引き込んで車両側に接続コネクターを。
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設置して一週間
乗ってない車のバッテリー電圧は充分です。
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ほとんど日が差してないくもりの日でしたが充電電流は文句なし
晴れた日であれば倍ほど流れてます。
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ちなみに今回amazonで見つけて購入したのはこれ!
車載用の接続配線キットとかワニ口クリップとかすぐに使える付属品がてんこ盛りで助かりました。
http://amzn.to/2dHCEwd

軽自動車であればもう一回り小さいのでもいけそうです。
http://amzn.to/2dsxpyP

本来はバイクとか船舶用に使うのが主な目的みたいな宣伝ですが、ちゃんと設置するスペースがあれば自動車にも充分使えます。
もちろんこのシリーズの小さいタイプを室内に置くのも良しですが室内に置くなら別にこれでなくても 笑
家庭用の屋根に乗せるソーラーチャージャーは何となく「元が取れる」という面においては眉唾物が多いですが、自動車なら1回バッテリー上がりを回避できたのなら出張費やらバッテリー交換費用を考えると間違いなく元は取れると思いますよ!
何よりも使いたいときに使えなくてイライラしたりレッカーサービスが来るまでの無駄な時間やらを考えると値打ちは有り、です。

自動車修理に粗悪コピー部品を使うと・・・・

自動車修理用補修部品は、過去において「純正部品ルート」以外では手に入らなかったのですが、最近は髙価な部品ではあるけど、消耗品なので使用過程において交換が必要、という部品は「純正部品のコピー品」が出回るようになってきました。

しかし、メーカーの刻印の無いだけの「無印良品」ならいいのですが、安くて悪い粗悪品が出回ってまして、整備士がお客さんの「低価格修理してほしい」、のプレッシャーで少しでもコストを下げようとする心理につけ込んできます。
そして、つい「価格につられてつまみ食い」してしまうんですね。

その実態はゆる~く肌で感じてましたがダイアモンド社の記事にもしっかり載ってます。
中国製粗悪コピー品が日本の自動車部品市場を蝕む
http://diamond.jp/articles/-/94012/

同業さんから診断依頼されたスズキエブリイワゴン DA62W 距離16万㎞
エンジンオイルの管理不良からエンジン乗せ替えて、それから約10ヶ月、加速時とか登坂中にエンジンが失火を起こしてガクガクして加速しづらい、との話。

とりあえず自分でも試運転。
最初は調子よく走るので、「これはまた症状つかむのが辛いかも」など思いながら泉大津大橋を行ったり来たり。

汐見埠頭といい泉大津大橋といい埋め立て地は当社にとって最高のテストコースです(笑)
走行してるとだんだん失火がひどくなってきましたので「あ~これは明らかにガソリンが完全に燃えてない」というのは直感でわかりました。

エンジンが高温になるとより顕著になります。

帰ってきてまずは点火系統を見て見ようとカバーを外したら
でました~
うわさのコピー品がでんと構えてました
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これはイグニッションコイルと言って、点火プラグに火花を発生させる装置で、これがへたるとガソリンに点火できなくなります。

加速不良の時は入庫時に当然のことながらご同業に

「プラグは交換してる?」
「イグニッションコイルは交換してる?」

と言う問診をしてまして、どちらも

「最近交換した」

とのお返事を頂いてました。
が、これはかなり有名な粗悪品(笑)

「いろんなコピー品はあるけどイグニッションコイルは使たらあかんよなあ~」
が見識のある修理屋さんでは通説になりつつあります。

見た目は全然大丈夫な上、新しいだけあってまだまだ光ってます。
交換して10ヶ月で壊れました、というかもとから所定の性能が出てなかったん??
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でも見た目、中身の構造も見た目のコピー、だけでは当然のことながら所定の性能や寿命を維持できるはずありません。
典型的なイグニッションコイルのコピー品です。(但し価格は約1/6)

イグニッションコイルテスターを当てると2番シリンダーのコイルが、出力が変動してまともに働いてません。

泉大津大橋を越えたところで道ばたに止まって、中古車からテスト用に予備にとってあった「純正の中古品」に差し替えるとエブリイは何事も無かったかのように坂道を登っていきます。

帰ってからその診断を確実にする裏付けのためにもプラグの摩耗と圧縮圧力とチェック
距離相応の圧力とばらつきですね。
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ある意味「一番ベタベタな基本的故障原因」が現れたようです。
それも新品部品不良というおまけ付き。

というわけでご同業にイグニッションコイルは信頼できる商品を選ばないとお客さんからの信頼なくすよ・・・
とアドバイスして車はお返ししました。
後日談ではイグニッションコイルを買った業者さんが「新品送るからもう一回使ってくれ」と泣きつかれて同じものを代品としておくってもらい取り付けて納車したとのことで、「大丈夫か?」と思っています(笑)

予算に制限や他社との見積などで競争があるのなら純正じゃなくてもせめて
日本の会社のNGKのイグニッションコイル
を選択するのが無難かもと思ってます。

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日本特殊陶業(NGK)
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最近思うのは、
この先もっとコピー品は増えていくでしょうし、品質も上がっていくのでしょうがいまは過度期ですね。
ただ「純正じゃ無い優良部品」を使っての修理は外国では既に普通の作業になっています。
リーズナブルな修理を提案するにあたって、
使っていいコピー品と使ってはいけなコピー品を見極めて、お客さんに提案する
のが整備士、また、そのお店の技量、のひとつになっていくのではと思っています。

そりゃ予算が許せば純正部品を使うのが一番ですが・・・・(笑)
安いけど使っていい部品を知ってる、が売れる整備士になっていくかも。

595-0063
大阪府泉大津市本町5-23
二葉モータース
TEL 0725-32-1741
ホームページはこちら

9月からのヘッドライト検査基準変更で大混乱

9月1日から車検の基準の一つであるヘッドライト光軸(向き)の検査方法が変更になって車検場は大混乱。
Facebookページでそのあたりを書いてみました。

https://www.facebook.com/futaba.motors
— 2015/09/18 追記 —
あまりの全国的な混乱に暫定処置でました
詳しくはこちら

スペアタイヤは省略されてる??

panku.jpg
クリックするとちょっと大きくなります。
ここ3~4年以内に新車を買われた方は納車時に説明を受けて知ってるとは思いますが、最近の新車、特に軽自動車とかコンパクトカー、プリウスやらアクアなどのハイブリッド車は車両重量を軽くするためにスペアタイヤは搭載されてなかったり、オプション部品として購入しなければならなかったりします。
その代わりと言っては何ですが、車に接続する電動空気ポンプとパンク修理剤がセットで載っています。
もし釘などを踏んで空気が抜けた場合、
1,釘が刺さったままでパンク修理剤をタイヤに注入
2、ポンプで空気を入れ、応急的に修理できるとこまで走る。
3、しかるべき場所で本格的に修理してください。
という手順です。
まあしかしこの手順を知ってるいる人がどれくらい居るかとっても心配です。
その上、冒頭にも画像を載せましたがパンク修理剤に有効期限があります。
あまりにも古くなると固まってしまったり量が減ったりしていざという時に役に立たないという場面に出くわしてしまいます。
パンクするというのは災害に遭うのと同じようなもので、いつどこで繰り掛かってくるかわからないものです。
そういうものへの先行投資というのはなかなかピンと来ないですが、5年に1回はパンク修理剤の交換をお勧めします。
参考までに、スズキが売ってる純正品で2600円+税です。
自分的にはスペアタイヤがないという状態はとてもでは無いですが避けたいのものです。
どうしてか言うとタイヤがパンクして走行不能になり得るケースは「タイヤの横を切る」というケースの方が多いからです。
縁石などにこすってタイヤの横の部分に穴が開く、という表現の方がわかりやすいでしょうか?
そうなったらパンク修理剤は全く役に立ちません。
「釘やらビスを踏んだときだけ」助けてもらえるのです。
タイヤの横を切ったらその時点でレッカーサービスのお世話にならないと自走は不可能です。
燃費のための引き替えのリスクとしてはちょっと大きすぎますよね~
もう一つ裏を読むと、燃費のため、と言いながらスペアタイヤ分のコストダウンを図ってるというメーカーの本音がちらほら・・・・

日産の「あなたの企画買います」って

ふと思ったのがトヨタのCM好感度が上がった、と言う話。
自動車そのもののコマーシャルがあまり見なくなったと思ったらREBORNたら実写版ドラえもんなどを放映してる。
すると好感度がアップしたという何とも皮肉な話。
ソフトバンクは犬のお父さんでここ数年ずっとランキング上位を続けてる。
商品の説明よりもドラマ的なコマーシャルが受けるというこの現象。
実りあることなのかいまいちよくわからない。
それとは別に日産のあなたの企画買いますと言う企画。
日産ファンである自分としてはぜひ日産に復活して欲しいので、「走る、曲がる、止まるがダイレクトに伝わるのが日産車のイメージだからそのイメージ通りの車の復活」、と投稿してみました。
売れてきた歴代の日産車を振り返るといつの時代でも「そのクラスで一番加速がよく、ハンドルがクイックな走る車」が売れて来たような感触です。
小さい車ならマーチターボ、中クラスならシルビア、ブルーバードのターボ車、プリメーラ、スカイライン、大きい車ならシーマのドッカンターボ車(笑)、などなど共通のイメージを持ってると思うのですが・・・
NISSAN=スポーティーセダン、が大事なアイデンティティー。
これがおざなりにされてるから売れない。
とはいうもののメーカーの設計者達はそんなことはプロなんですから十二分に知ってるとは思います。
作りたい車作らせてもらえないジレンマに陥ってるのでは、とも思います。
その理由が温暖化防止という世界的な宗教ににらまれ続ける自動車メーカーにとってある意味いまは暗黒の時代かもしれません。
よく走る=ガソリンを使う=悪
と言う構図が意図的にできあがってしまってます。
F1などのモータースポーツですら燃費やらハイブリッドとか言い始めてます。
1990年ごろはメーカにとってもいい時代だったのかもしれませんが、今のエコカー一辺倒ではクルマ選びがおもしろくない時代になりました。
若い人は決して車離れはしていない。
欲しい車、手が届く車が出てこないだけ、
が持論です。

もう準備ですか?

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もうレンタカー屋さんは事前準備に入ってるのでしょうか?
確かに9月には市長選がありますが、その時のため?
ひょっとしたら上層部では解散総選挙の情報でも流れてるのでしょうか?
チラシをもらっていろいろ考えてしまった・・・