自動車のバッテリーの寿命計測

こないだから活躍中の「アーガス社製バッテリーテスター」。
わかりにくいバッテリーの健康状態を数値化してくれる優れもので、バッテリー診断に大活躍中。
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バッテリーのおおまかな交換時期はうちのお店では
夏を3回通り過ぎたらそろそろ
と言う基準と、
もしバッテリーが死んでも、その場は代替手段でその場を切り抜けれるか?
の二つでお客様と相談します。
特に通勤用の車は、
バッテリー上がる→会社に遅刻→会社での立場
となるのなら「転ばぬ先の杖」ですね、ってアドバイスしてます。
国産乗用車の場合、ほとんどのお車がエンジンの横にバッテリーがあります。
普通に走行してると大丈夫ですが、夏場などは信号待ちしてる間のエンジンまわりの気温はとんでもないことになってます。
そのエンジンと同じ部屋にバッテリーがあるわけで、この熱でバッテリーは傷むもの、と自分では考えてます。
バッテリー液が完全なお湯になっては寿命に影響するやろうなあ、と思うわけです。
なのでそんな過酷な環境を3回くぐり抜けたら瀕死の状態になってる。
万全を期すなら3回夏を通り抜けたら交換してもいいのでは?と。
基本的には「蓄電池」は充放電の回数で寿命が決まるといわれてます。
温度が影響するというよりはそっちの方がたぶん原理的にも大事なのでしょうけど、経験則で「夏3回」と肌で感じてるわけです。
秋のだんじり祭の頃にバッテリーがへたることが多いです。
修羅場をくぐり抜けて涼しくなったときに力尽きるのかなあ、と考えてます。
このバッテリーテスターの「数値」と使用期間、車の使われ方などの因果関係のデーターをノウハウとしてこれから貯めていかねばと思ってます。

ガソリンメーターの三角マーク

豆知識。
Facebookページにも書きましたが好評なので転載。
燃料メーターあたりにある三角マークは、給油口が進行方向に対して左右どっちにあるかを示していること知ってましたか?
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自分の車は覚えてるでしょうけど、レンタカーや借りた車に給油するときは役に立ちます。
表示の無い車もありますが、このことを知ってるとGSに入るときに迷わなくて済みますよ。

リピート入庫していただきました。

前回の車検に引き続き2回目のご入庫いただきました。
複数回お店をご利用いただけることは整備するモノにとって最高の喜びです。
ありがとうございます。
ご報告を兼ねて内容をアップしておきます。
平成18年式日産キューブ。距離5万キロちょっと。
早速リフトアップ。
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ブレーキパッドの残量点検。
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残念ながらNGですね。
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いつもの新旧比較
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交換・組立完了。
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さて後ブレーキ。
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う~ん残量ぎりぎり。
費用を分散させるため今回は作業を見送り、次の点検では交換です。
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先月ご入庫いただいた時にベルトからの異音を聞いていましたので交換します。
エンジンアンダーカバーとタイヤの内側のカバーを外して交換準備。
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ベルトさんこんにちは。
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テンショナーを緩めて外します。
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交換時期が来てます。
これではキュルキュル音が出ます。
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新品を組み付けていきます。
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このテンショナーを矢印の方向にレンチで締め上げて張力を調整しますが・・・・
やりにくい _| ̄|○
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規定の張力になったら中心の固定ボルトを締めます。
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こういう作業でつきものなのがプラスチック部品の風化。
年数がたつと弾力が失われ分解時にポキポキ折れて割れます。
割れると再使用不可。
かといってこういう風にベルト交換時には外さないといけない。
これも消耗品です。
ご理解ください。
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組み立て完了でベルトの交換終わり。
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エアコンフィルターの交換なのですが、日産のこのあたりのお車は「非常にフィルターまでの道のりが遠い」(笑)
めったに交換しない部品ではなく定期交換部品なのですからもうちょっと交換しやすくできなかったのかな?
フィルター自体はグローボックスの裏にありますが、それを土台ごと外さないと交換できません。
ほとんどの車種はボックスを外すだけで交換できます。
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やっと土台が外れた。
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が、しか~し・・・・
まだフィルターには届きません。
ここからビス2本外して、なおかつ知恵の輪のようにフィルターを取り外します。
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フィルターさんこんにちは。
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と言うわけでやっと新旧比較できました。
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フィルター交換して組み立てた後は何事もなかったかのように普通の室内(笑)
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遠いよ・・・・・(工場の片隅での独り言)
などなど日々悪戦苦闘しておりますが、気温が下がってきたので熱中症の危険からはやっと解放されてきました。
泉大津市のY様
当店の再度のご利用ありがとうございました。
出費が重ならないように計画的にお車の消耗品は交換していきましょう。
できるだけお手伝いさせていただきますよ。

フロントガラスの丸いステッカー

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時々、左上に貼ってるステッカーを車検期日のステッカーと間違って「車検期日が過ぎてる」と慌ててお電話を頂いたりしますが、丸いステッカーは「点検期日」のステッカーです。
法律的にいうと通常の車検というモノは「検査」+「点検」です。
普通の乗用車は12ヶ月ごとの点検が法律で決められてます。
検査を受けたら12ヶ月目に点検を受けてその12ヶ月後には点検と検査を受ける。
この点検と検査を受ける、が車検と呼ばれるモノ。
丸いステッカー自体は法定点検時期をお知らせするためのものですが、
実はこれを貼ることが出来ることが
プロの証
国土交通省から認証を受けたお店しか貼れません。
車検が終わってこのステッカーが新しく張り直されてなければ、未認証のもぐり業者かやる気のないお店、という判別がつきますよ。

日産クリッパー プラグ中心電極が抜けた??

日産のクリッパー(型式U71V 平成18年式 走行145000キロ)は三菱のミニキャブのOEM車。
つまりは三菱社製の自動車となります。
お客さんからの第一報は
「エンジンから変な音がする」
と言うことでしたので預かりに・・・
現場で掛けてみると普通に掛かるし音も変な音は出ていません。
けれども明らかにエンジンの調子が悪くアイドリングがとても不安定でしたので、「これを異音と勘違いしたかな?」と思い預かることに。
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エンジンが調子悪いときはまずは点火系統から点検するのが流儀。
プラグを点検しようと思って点火コイルを外すとプラグホールは流れ込んだエンジンオイルでプラグの半分以上浸かってました。
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オイルで点火がうまく行ってないのかと思いまずはこれを何とかするために吸引器でオイルを吸い出し、その上でプラグを外してみました。
そしてパーツクリーナーでオイル分を洗浄。
それがこの状態。
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オイルを処理して再度プラグと点火コイルを取り付けてエンジンを掛けてみましたが相変わらずエンジンはガタガタ揺れています。
「う~ん、オイルが原因でコイルが悪くなったのかな?」
どの気筒が調子悪いのか点火コイルの配線を外していくと2番目を外してもエンジンの状態が変わらない。
と言うことはこの気筒が死んでるな・・
んでプラグを外し再度観察。
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????
さっきは大丈夫と判断した2番のプラグ・・・電極のすきまがない。
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これでは火花が飛びませんからガソリンに点火できない。
エンジン不調の原因はここに有りました。
プラグを交換すればたぶん調子は良くなります。
とはいうもののプラグホールのオイル漏れも何とかしないといけないのでパッキンを交換します。
ホースやら配線など邪魔になるモノを取っ払っていきます。
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これがお目当てのプラグホールのパッキン。
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余談ですが、このエンジンもしっかりオイル交換してますので中身がきれい。
145000キロ走ってますがすばらしい!!
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あとはプラグホールのパッキンと、それを交換するために外したカムカバーのパッキンを変えて、元通りに復元。
もちろんプラグも新品に交換して試運転。
不調は完全に治りました。
めでたしめでたし。
さてついでなので悪くなったプラグの状態を確認してみました。
本来なら電極のすきまがあるはず
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ちょっとプラグを揺さぶってみました。
きれいにすきまがなくなります。
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接地側の電極をふんにゃと曲げて中心電極を引っ張ってみました。
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きれいさっぱり抜けました(笑)
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中心電極が抜ける大きな原因はプラグの「過熱」
軽自動車のワンボックスやらトラックは荷物の積載が多かったり高速道路を絶好調で走ったりするとどうしてもプラグが過熱気味になります。
この車もメーカーから規定よりも1段階冷えやすいプラグへの交換が情報として流されています。
つまりはあちらこちらで不具合が発生してる証拠です。
今回はオイルにプラグが浸かっていたのが原因とは断定できませんが、軽自動車のワンボックスカーだからこそ起こりうる故障かもしれません。
大人気の軽自動車ですが、こういう繊細な一面も持ち合わせています。
そりゃ普通車に比べれば「常に100%」の力を出して働いてるわけですから致し方ありません。
エンジンオイル交換を最優先にしっかりメンテナンスをしてあげながら軽自動車の税制などを存分に使ってかしこい自動車生活を送ってくださいね~
オイル交換をかまけてしまうとみすみすまだまだ乗れたはずなのに乗り換えを余儀なくされる故障まで進んでしまいますよ。
そうなると軽自動車にした意味が無くなります。
今回も数ある自動車修理工場から当店を選んでいただきましてありがとうございました。

セレナの水漏れ

またしても同じような故障が続くジンクスです。
今度はセレナ。
こないだオイル漏れを修理した22万キロ走ってるお車です。
オーナーさんもブログ見て頂いてるそうなのでご報告を兼ねて。
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日頃から愛車の機嫌を常に気にしてるオーナーさんですから、ボンネットを開けたときにエンジンルーム内に飛び散った冷却水の跡を発見。
この段階で発見できたのでオーバーヒートする前に修理ができて、お車の寿命が延びました。
オーバーヒート=廃車、っていうストーリーは多々あります。
さてどこから洩れて飛び散ったかをテスト。
圧力を掛けてみます。
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予想通りの場所からの漏れです。
ラジエーターのアッパータンクという場所です。
昔は全部金属でしたがいまはこの部分は耐熱プラスチックです。
かなりの耐久性はありますが、高温・高圧・風化により破損します。
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他の部分からの漏れはなさそうなので、アッパータンクだけを交換してできるだけ低コストで修理、あとはメインのホースも交換することでお客さんと話がまとまりました。
ラジエーター全体を交換すると高額になります。
ディーラーなんかではそういう見積になってしまうでしょうねぇ。
お車一台一台の使われ方を吟味してベストプライスを目指します。
車からラジエーターを外し、ファン関係を分解していきます。
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この状態まで分解して、専門業者にアッパータンクだけを交換してもらうように依頼します。
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というわけで修理が終わってラジエーターが帰ってきました。
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車両に組み付けていきます。
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ホース類を接続して、冷却水を注入。
CVTフルードもラジエーターの中を通っているので、減少分を補給します。
そして圧力テスト。
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しばらく放置後圧力低下と漏れがないかを確認後、試運転。
無事作業完了
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これでまた新しい故障箇所が出るまで(笑)ご機嫌よく走ってもらえるでしょう。
仕業点検(死語?)は大事ですね。
また一台お車の寿命が延びてゴミが減りました。
気に入ってる車をみすみすゴミにしないように日頃から愛ある点検をオススメします。
その車を買い換えたいならこの限りにあらずですが・・・

タントのドアミラーフラッシャー交換

車の小傷で本体の四隅角の次にキズが多いのがドアミラー。
飛び出してる分障害物との接触が多いのも無理からぬことで、普通のドアミラーなら根元から折れない限り、カバーに付いたキズなどはあんまり修理されないことも多いです。
けれどこのタイプのドアミラーはレンズが割れてしまうことが多く、修理が発生しやすくなります。
デザイン的にかっこは良いかもしれませんが・・・
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一番接触しやすい部分が透明レンズなので皮肉なことに塗装されたカバーは無傷だったりします。
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割れたら仕方ないので交換ですが、チョット手間が掛かります。
まずは「鏡」を外さないと表のカバーが外れません。
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鏡が外れたら内側からカバーに爪を外していきます。
5カ所もあるのであっちを外してこっちを外したら最初の爪が元通り(怒)
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試行錯誤してやっとカバーが外れました。
これで交換するレンズ自体にアクセスできます。
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ネジを3本外し、配線外して分離できました。
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外れたレンズ。
タントのこの部分は約5000円。
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この部品交換するの使われてるネジはたった3本。
後は全てプラスチックの弾力性を活用した「組立」です。
部品交換した後の組立は約3分でした(笑)
現在の車は組立の効率を追求しまくってますからこういうことです。
ただ我々は分解するのが仕事です。
プラスチックの
「爪を外す」
この作業がとても神経を使います。
冬場の気温であればドライヤーは必須。
力の入れ加減に神経を使わないと「パキッ」って折れたら余計な部品代が掛かってしまいます。
気温以外に車が古くなってくるとプラスチックが風化してもろくなります。
こんなときも「分解=爪折れ」は覚悟の上で、交換する部品以外に作業中に外さないといけない部品も包括して手配をしないといけない場合もあります。
車をボルトやネジで組み立てると分解は用意ですが新車の組立コストと重量が増えるんですよね。
修理屋さんの願いは「折れない爪」を考慮して欲しいものです。

スバルレガシーアウトバック 走り始めに何か音がする。

スバルレガシーアウトバック 型式BP9 走行93000キロ
エンジンを掛けて走り始めに後の方から音がする、と言う症状。
走ってると収まってしまうということで診断が難しい。
少し前にこのお車の12ヶ月点検時にも自分自身試運転中にもなにか音がしたのはキャッチしてて、ユーザーに
「この先、音が大きく鳴り始めるかも」
とお伝えしてました。
ただその時はあまりにも音が小さくまた短時間だったため診断まで至らず、原因不明でした。
その後のユーザーから「音がしてる」という報告を受け、診断開始。
けどいつものように一筋縄でいかないのが「異音の診断」。
ユーザーからの情報では、
・朝から走り出しの時にしばらく鳴ってるけどその後収まる。
・鳴ってる時間がだんだん長くなってきたけど、暖かい日は短い。
・一旦収まるとだいたいそのあとは大丈夫。
とのこと。
これもそれまでにいろいろ情報交換をさせてもらってだいたい整理したのが上の情報。
それまでレガシーの場合4WD車なのでタイヤの減り具合とか位置とかで音が出たりするので、位置替えをし直してみたり、デフオイルを交換したりして、音の原因を消去法で絞り込んでいき、ユーザー情報を加え、お休みの日に一緒に同乗してもらって走ったりしました。
それでわかったことは、音が収まったあとでも車が車線変更する時みたいな遠心力の掛かり方をしたときに音がでかくなるということ。
ぴかっ!!
整備の神様(笑)が降りてきてくれました。
耳元で「ハブ(車軸)のベアリング、それも右後ろ・・・・・たぶん(笑)」と聞こえました。
あくまでも神様も「たぶん」といってますのでまあとりあえず交換してみましょう。
診断のための消去法の原則です。
まずはリフトアップ
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さて右後ろの車軸のナットを取り外し。
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ブレーキまわりを分解。
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ブレーキローターが固着してるので取り外し用の穴にボルトをねじ込んで浮かして外します。
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この車のサイドブレーキ(駐車ブレーキ)はローターの中にあります。
戻し忘れて走るとこのブレーキシューがあっと言う間に摩耗してしまいます。
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ベアリングは見えてる白いボルト×4本で外れます。
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ボルトを緩めて車軸のシャフトを押し込めばベアリングユニット分離。
色でわかりますが右側が新品、左が使用済み。
車種によってはベアリングだけを交換したりしますがこの車は非分解の構造なのでひとかたまりの交換です。
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といわけで新品を取り付け、分解した部分を復元していきます。
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こういう狭いところのボルトを締め付けるときに使うソケットレンチの延長棒。
こういう風にチョット傾いてくれるだけで作業性10倍です。
これ考えた人 えらい!!
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それはさておきブレーキ復元。
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というわけでホイルを取付リフトから降ろして試運転。
走行開始から気になる音は聞こえません。
しばらく走って、いつもの試運転コース(汐見埠頭あたり)で左右に車を振っても音は出ません。
ひょっとしてこれで大丈夫なんと違う?と一人ニヤニヤ・・・・
ユーザーにお返しして、数日後「音は止まりました」とメールを頂きました。
一件落着。
ま、理想をいうと左側のベアリングも同じだけ使用してるわけですからこのあたりの部品は左右同時交換が原則です。
ただハブベアリングの場合消耗も原因なら、駐車場の輪留めなどに継続的にぶつけるのも音の原因となります。
たった1回激しくぶつけただけでその後ベアリングから音が出たときもあります。
そういう観点も含めてユーザーさんと相談して今回は右側だけの交換で作業終了です。
車の足回りって鶴の足みたいに図体の割には細くて弱々しいものです。
1~2トンある物体を輪留めにガン!ってえ当てるとそりゃどこか痛みますよ。
輪留めに当てて止まるまでバック、は避けましょうね。
度重なれば決していい結果は産みません。
自分としては
「輪留めには寸止め」
が、かっこいい駐車の仕方、だと思いますよ。

ネットからご来店でブレーキ整備

インターネットからご来店で車検からお付き合いさせていただくことは頻繁にありますが、まずは整備からというのは珍しく、またとてもうれしいことです。
お車はステップワゴン 型式RE3 平成13年式 距離105000キロ
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ブレーキパッドの消耗とブレーキローターの研磨をどうしようかという相談をメールで頂きました。
それから実車を見せていただき、ローターは今回見送り、パッドを前後交換ということでお話しがまとまりました。
前と後のパッド交換済みの部品です。
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残量もタイミングバッチリ。
わざとやろうと思ってもなかなかこうはいきません。
手で持ってる部分が残量が無くなったときに「キー」とか「チー」とかに表現されますが警告音を出す部分。
ここがブレーキパッドの残りが2ミリぐらいになるとブレーキローターに直接触るようになっていて音が出るようになってます。
でもこれは全ての車に付いてるわけではありません。
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後のパッド。
これも残量がきっちり警告音が出る直前でした。
少しですがローターと警告音出す部品が接触した跡がありました。
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というわけでブレーキ4輪リフレッシュ完了。
ブレーキパッドが新品になるとブレーキがよく効くようになります。
新品のパッドはやっぱりローターへの食いつきがいいのです。
またお帰りに当店オリジナルのオイルチケットも購入していただきました。
数ある自動車修理屋さんから当店を選んでいただき、ご利用ありがとうございました。
またのお越しを待っております。

日産セレナ カムカバーパッキンオイル漏れ修理

型式PC24 平成12年式 走行22万キロ
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オイル漏れの箇所を探してみるとエンジンのカムカバーとシリンダーヘッドとの間のパッキン部分からのオイル漏れでした。
車の修理からするとオーソドックスな症状。
いつもものごとく熱でパッキンが劣化して堅くなり密閉できなくなったのです。
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これなら寿命でも何でも無く洩れてる場所を修理しても致命的な金額が掛かるほどでもありません、
と説明するとお客さんはホッと一安心といった様子で「じゃあ修理してください」とお車を預かりました。
カムカバーを外すため付属品を分解していきます。
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そしてお目当てのカムカバーが外れました。
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外れたカムカバーを見て特筆すべきことは
きれい
オイル焼けがしていない
シリンダーヘッドにスラッジがない

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これは22万キロ走ったお車にしては抜群の状態。
新車からずっと愛車を大事に手入れして、定期的にエンジンオイルを交換してきた努力というか愛情の現れです。
う~んすばらしい!
というわけで肝心のパッキンを交換します。
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プラグホールのパッキンは外すともうばらばらになってしまいました。
下が新品の部品です。
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この車のエンジン(SR20DE)ではデストリビューター付け根のこのパッキンも変えておく方がいいです。
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パッキンを全て組み替え、外した部品を元通りに組み付けほぼ完成。
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これほど愛情を持って手入れされたお車でも時間がたてばパッキンなどは劣化します。
オイルが漏れ出し始めたこの段階で気付くというのは日頃から車を大事にしてるその愛情の表れでもあります。
こういう細かい修理を積み残していくと最後は手の付けようが無いコテンパンな車ができあがります(笑)
人間でたとえるなら「不養生を重ねた結果の手遅れ状態」。
そうなると「このあたりでそろそろ乗り換えを」ということになるんです。
正直、車もこれくらい乗れば「よく働いてくれた」といえますが、10年足らずで「手遅れ」な車ができあがったりするんですよね。
正直もったいない。
セレナはまた通勤の足として活躍するためにオーナーの元へ帰って行きました。