トヨタパッソ KGC10 平成19年式 走行5万㎞
走行中ごつごつとショックが有るにもかかわらず何かとふわふわ感があるということでショックアブソーバー交換のご依頼です。
国産車で高級なショックアブソーバー以外の選択肢は純正かカヤバ社製のNewSRあたりに落ち着きます。
今回もNerSRをお客さんの希望でチョイス。
一昔前は純正以外のどこかの外品、が定番でしたがいまは純正部品の性能もそれなりなので足まわりをリフレッシュするには純正も充分選択肢に入ります。
では交換していきます。
パッソの作業をするのは初めてで、さてどこから外すのかとみるとアッパーマウントのナットは2個。
でも工具が入らない。
組み立てたときはどう組み立てたのかを考えるとそれらしい構造が見てきました。
はは~ん、なるほど。
あらすじが見てきたので作業を進めます。
まずはカウルトップと言われるワイパーの下のカバーから外します。



そうしたらここに黒いキャップが。


そこから工具が入る構造です。

あとは下のボルト・ナットをはずせばショックアブソーバー本体の取り外し完了。

このとき水準器を分解前にセット。
交換終了時に分解前の角度に戻せるようにしておくと最終調整がとても楽ちんになります。

外れたら今度はスプリングを特殊工具で縮めて各部品に分解。
本体と同時にゴムでできた部品は全てこの機会にリフレッシュです。
お客さん曰く、他所で相談したらショック以外交換する必要ないですよ、といわれたそうですが、自分は??と思います。




組み替えが終わったので車の装着。
このとき最初にセットした水準器を元に取り付けると分解前に元通り。

この作業を前側で左右とも行ったら次は後側ですね。
後側もスプリングの上下にゴムのサポートが使われてるので同時交換。
足まわりをジャッキで支えて一旦下げきります。





あとはイケヤフォーミュラー(ikeya formula)製のホイルアライメントテスターを使って最終微調整。
車は違いますが同じ作業風景



あとはアライメントの調整結果が正しいかどうかを実走行して自分の感覚でチェック。
数字と感覚の両方面で自分が納得するまで・・・
こうしてパッソはリフレッシュされた足まわりでお客さんの手元に戻っていきました。
大事に末永く乗ってくださいね!!
「トヨタ」カテゴリーアーカイブ
ラウム ヘッドライトがハイもローも点かない
トヨタラウム 平成19年式 走行76000㎞
お客さんからの第一報は「ヘッドライトが点かないんです」
おおよそその時点で自分の頭の中の診断コンピューターは「球切れ」
をはじき出しますが、そこでさらに問診
「片方ですか?両方ですか?」
「両方です」とお客さん。
この時点でちょっと診断ルートが変わってくる。
「ハイビームにしたらどうですか?」
「ローもハイも点きません、ただパッシングしたらは点きます」
今までの材料で思いつくのは
・ ヒューズ
・ 配線切れ
・ ヘッドライのスイッチ
・ ややこしい思いもかけない原因
と最悪なコースを想像して暗くなります(笑)
とりあえず入庫してくださ~い・・・
お客さんが来るまで回路やら配線図を用意して備える。
ついでにインターネットで同じような症状がないか調べる。
調べるコツは「ラウム」で調べると販売台数が少ないので、同じような車格のメジャーな奴で調べる。
例えば「カローラのヘッドライト点かない」とか。
そしたら症例を発見。
ヘッドライトスイッチの接点焼け
先駆者のおかげでちょっと診断のショートカットさせてもらいました。
ありがとうございます!
入庫してきたラウム。
お客さんの言うとおりの症状です。
というわけでショートカットさせてもらったスイッチを外して点検してみます。

スイッチにたどり着くにはエアバッグを外さないといけません。
外すためには配線を切り離すわけですがこの作業が大っ嫌い。
エアバッグの「誤爆」を想像してしまって恐いんです。
誤爆しないためにこの黄色の安全レバーをまず引き起こして回路から遮断。

そして本体からコネクターを抜く

たったそれだけなんですが、何か起きないかといつもビクビクしてます。
そのコネクターの処理が終わればあとは機械的な分解。
ステアリングホイール(ハンドル)を外します。


そして附属品やらカバーやら




そしてお目当てのヘッドライトスイッチ

先駆者のページで見たのと同じように透明なカバーの左上が黒く焦げてます。

カバーを外してみたら3個ある接点の一番左がライト全体の電気が流れるメインの接点でこれが経年劣化で接触不良を起こしてヘッドライトのロービームもハイビームも点かなくなったのでした。
パッシング動作は別回路を通るので点灯したんですね。

と原因がわかれば後は新しいスイッチに交換して元通り組み立てれば一件落着。
先にカローラの記事をあげてくれた人に敬意を払って、「ラウムのヘッドライトが点かない」、と検索した人がこの記事にたどり着きますようにブログに書いときます。
夜に走らないといけないことがあったらどうしようとドキドキしてました
と喜んでくれたお客さんの大事な足となって活躍するためラウムは帰って行きました!
トヨタ ウィッシュ エアコンの効きが悪い エアコンガス量をきっちり補充する
ゴールデンウィークが明けると、日本国中の人達が「エアコンが冷えない」という検索を始めるのでしょう。
エアコンガス規定量充填サービスのページがたくさんある当店のブログのアクセスが伸び始め、8月の終わり頃まで結構な方がブログをちらっと覗きに来られているようです。
エアコンが冷えない原因はいっぱい有るので単に
「エアコンが冷えないんですけど」
と電話やメールでお問い合わせ頂いても「推測」は出来ても確固たる原因診断は難しいです。
故障箇所が断定できないので
エアコンの修理代金はいくらか?ざっとでええねん・・・
とのお問い合わせに対するお返事も、「あえて言うなら1万円から20万円の間ぐらい」としか言えません。
エアコンが冷えないとなったら信頼の置けるお店へ現車を持って診断してもらいに行く方が結局時短になると思います。
はっきり言えるのは診断の第一歩はエアコンのガスが設計通りのグラム数で入ってるか?からですね。
今回のエアコンガス規定量充填サービスのお車はトヨタのウィッシュ。
ZGE20W 平成23年 走行約11万㎞。

本来は別のお客様のご紹介でご新規さんご入庫。
ブレーキのディスクローターの研磨修整でお仕事を頂きましたが、エアコンガスの話になって
「新車から一度もエアコンガスに関わる点検も診断も受けたことないから」
ということで同時作業でお受けすることに・・・
ウィッシュのエアコンガスの規定量はシールに書いてあるとおり

エコマックスジュニアⅡを接続

規定量をセットしてスタート

エアコンの冷えをよくする添加剤も作業中に同時注入できるので便利な機械です
当店ではPitwork性のNC200を使っています。
これはnutec社のOEM商品です。


エアコンガス規定量充填サービスの動作は
ガス回収⇒精密はかりで回収量測定⇒
そのまま真空引き⇒規定量充填(添加剤同時注入)
という流れです。
この流れで真空引きした後に規定量注入が最重要点。
これによってメーカーが設計したとおりのガス量をきっちり注入できるんです。
これは普通にガスを注入、では重さがわかりませんから安易なガス補充は余計に冷えを損なう恐れがあります。
「ガスがグラム数でどれだけ入ってるか?」
がエアコンには重要なのです。
よく見るツインメーターのあのマニホールドゲージでは「重さ」はわかりません。
エコマックスジュニアⅡのガス充填工程の最後の方をYouTube動画としてリンク張っておきます。
最終的には規定量の半分ぐらいしか残ってなかったと言うことで、これでこの夏はギンギンに冷えた室内で快適な通勤をしてもらえると思います。

ブレーキの異音も解消されてると思います。
Wさま 今後ともお付き合いの程よろしくお願いします。
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