夏期休暇のお知らせ

勝手ながら下記日程によりお休みさせていただきます。
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当店は8月17日(土)からは営業いたしますが部品供給ルートはお休みのところが多いので対応できる範囲は狭いと思います。
なおお休み期間中、故障や事故でお困りの場合はJAFもしくはご加入されてる保険会社のレッカーサービスをご利用ください。
JAFは全国一律 携帯電話などから #8139 で繋がります。
損保ジャパンの電話は 0120-365-110 でセンターに繋がります。

初代アルトワークス 16回目の車検完了

マイカーですがいまとなってはコレクションかも・・
アルトワークス CA72V 昭和62年式
通称 「初代アルトワークス」 ですね。
何度となくこのブログでも掲載してますがこのたび32歳になりました。
16回目の車検を終えたので記念撮影しておきました。
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少しだけうんちく
軽自動車初のツインカムターボ車としてこの世に誕生。
550cc(当時の軽自動車の排気量)で64馬力。
バイクのようなエンジン回転数でタコメーターは9500回転からレッド。
まあとにかく走る走る。
ちなみに現在の軽自動車のターボ車の馬力が64馬力に横並びなのはこのワークスがたたき出した馬力が「これ以上はだめ」と当時の運輸省からの通達がいまでも生きてるから。
30年前の通達がまだ・・・

 

あとはただ記録代わりの写真を
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ディストリビューターとよばれる部品も現在ではほぼ絶滅部品
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究極の絶滅部品はこの『後付けパワーウィンドウ』
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普通にオーディオを付けるだけでもいろいろ工夫しなければならない時代でした。
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あとからいろいろ追加部品を取り付けたり、手作りで工夫をして自動車をグレードアップしていくのが当たり前の昭和時代でした。
自動車の「チューンナップ」という言葉も死にかけてますよね・・・・
車は時代とともに古くなったり壊れたら取り替える耐久消費財へ変貌していき、所有するより利用する、が現実化していこうとしてる令和元年です。
昭和生まれのおっさんの独り言。

 

最高の顧客が集まるブランド戦略、という題名の本

ボルボ(Volvo)という自動車メーカーをご存じでしょうか?
スウェーデンの自動車メーカーです。
知ってる人は知ってる有名な自動車メーカーで日本でも外国車として結構昔から流通してる会社です。
一昔前は車の上に車を載せるCMで「頑丈」「事故したとき安全」というイメージを振りまいていました。
ボルボカージャパンという日本法人から自動車が販売されているのですが、現社長はなんと我が町泉大津市出身の木村隆之さん。
自分とは同じ中学校出身で部活では後輩・・・・
なんとも身近な人物です。
トヨタでレクサスブランドを立ち上げる一員になり、ユニクロのファーストリテイリングに転職、その後ニッサンのインドネシア法人、などなど歴任してボルボカージャパンの社長に就任されました。
彼が5年前にボルボカージャパンの社長になってからボルボの業績はずっと上向きで功績はすごいものです。
そして今月、社長になってからの戦略をまとめた本が出版されました。

本の帯にも「4年間で売上1.6倍」と書いてます。
何度か講演会を聞かせてもらってまして、その戦略の一部は聞いたりしていましたが、この本を読んで限られた講演会では本に書いてる内容を割愛して割愛して10%位しかしゃべる時間が無かったんだなと思えるぐらい聞いていた話が肉付けされていかに会社の方針をかじ取りして、社員に伝え、実行させる、ということが改めて理解できました。
7月に発売されると言うことでこれは速購入せねば、と発売日にアマゾンで注文。
その注文した本が到着した日にボルボカージャパンからの宅配便も到着。
開けてみたらなんと社長自らその本をプレゼントしていただいてました。
というわけで一挙に2冊入手しました(笑)
お店にもおいてあるのでご来店の節は手に取ってください。
当店のような小さなお店でもこの木村社長の戦略は充分応用できる事が多くて「なるほど~」とうなずきながら一気に読んでしまいました。
お客さんの満足度、世に言う「CS」ですが、サービス業の根本を一から勉強できます。
CSは大企業であろうが中小零細企業であろうが個人店であろうが根本は同じだと再認識しました。
ぜひ興味がわいた方は直接購入して商売の参考書として読んでください。
きっと新しいアイデアが浮かんでくると思いますよ。

営業時間変動の知らせ

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7月1日(月)から7月5日(金)頃まで身内の入院のため営業時間がいろいろ変動します。
1日と2日は午後からお休みします。
ご不便をおかけしますが何とぞご容赦ください。

ホンダ エリシオン スターターモーターの交換

ホンダエリシオン RR1 平成16年式 走行約12万㎞
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エンジンを掛けようと思って最初は3回に1回ぐらい反応がないときがあったけどその内全く反応がなくなったとのこと。
まだ始動できてたときにガソリンスタンドでバッテリーチェックをしてもらったら良好だった。
たしかに当店の整備歴でも2年前にバッテリーは交換してるのでそんなに早く傷むことはないだろうということで、これらの問診からセルモーター本体かセルモーターへの電気回路の故障と判断。
JAFにより牽引にてご入庫です。
では作業開始。
ところがセルモーターはなんと吸気管の下。
交換しようと思ったら吸気管あたり一式ごっそり分解コースでした。
意気消沈。
気合いを入れてレッツ分解!
組み立てるときの備忘録として記録した写真をただただ羅列しておきます(笑)
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吸気管が外れてやっとお目当てのセルモーターさんこんにちは!
セルモーター本体へのアクセスが出来たので本来の取り外しへ
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外した吸気管同士のパッキン類も再使用不可です
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配線外して最後のボルトを緩めてやっと分解作業のゴール
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外したモーターの新旧比較動画。
最初が新しいモーターであとが古いモーターです。
外したときは古い方は回転すらしなかったのですが、ショックを与えて固着が解放されたら取りあえず動くように。
けれど回転音がいかにも「機械的に軸がずれてる」、という音です。
消耗品としての寿命ですね。

新しい、とはいえ中古再生品のセルモーターを使ってコストダウン、お客さんの負担をできるだけ減らします。
元気いっぱい回るセルモーターが掛けるエンジンの始動はいたって快調。
通勤の足として活躍するためにエリシオンはユーザーの元へ帰って行きました。

臨時休業のお知らせ

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6月13日(木)は整備士の技術講習のため休業します。
ご不便をおかけしますがご容赦ください。

スズキ パレットの車検報告

スズキパレット MK21S 平成24年 走行約1万㎞ の初入庫車です。
車検整備内容をお知らせする報告用ブログです。
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他所で整備されていたお車はまず整備歴の探索からスタートです。
このとき「整備記録簿」といわれる履歴書が車検証入れなどに入ってると目安を付けるのには大変助かります。
車検の時は当店を含めてほぼ整備記録簿を搭載してお客様にお車を返します。
ある意味記入してお客様へ返すのは義務です。
でも車検代行業やら未認証の整備工場などで車検をすると搭載されていなかったり、書かれてる内容が、
さっぱり参考にならん程度の体裁を整えてるだけ
てなこともあります。
まあこのお車の場合なんといっても走行距離が1万㎞、そのうえ日光の当たらないガレージ保管のお車で極上の状態なので、あまり気負うこともないのですが・・・
とはいえ7年間でワイパーゴムやらバッテリー、ほか大きな消耗品も交換されたような記録がないのでそのあたりを重点的に整備しました。
他工場で整備されたお車でやはり気になるのはブレーキまわり。
当店は「ブレーキ機構成部品の各パーツがしっかり動く」を目指してますのでそういう整備方針で行います。
前ブレーキは簡易的にはホイールを外すとおおよそ雰囲気はつかめます。
分解清掃はあとでしっかり
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後ブレーキはパレットなどスズキのお車は車軸のナット(リヤハブロックナット)を外さないと残量の点検すら出来ません。
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この状態で初めて後のブレーキを「診る」わけです。
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前のブレーキの点検
分解は割と簡単です
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気になるのはこのブレーキパッドのホルダー部分。
グリースを塗ってブレーキの摩耗粉を呼んでぐちゃぐちゃになってるケースが多いです。
賛否両論ありますが自分はこの部分は「乾燥潤滑が正義」だと思ってます。
塗られていた油脂分をきれいに洗い流して乾いた状態で元に戻します。
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片方の同じ部分はグリースがあふれてました。
これは塗るとか塗らないとか言う以前に論外ですね~
同じ整備士としてちょっと悲しくなります。
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写真は撮り忘れましたが前ブレーキには「スライドピン」と言われる大事な部品もあり、ここへの注油は必須ですのでしっかりやっておきました。
いままで分解清掃された痕跡はなかったので7年目で初めてですが・・・
あとはブレーキフルードを入替。
エンジンオイル&フィルター
エアコンフィルター
ワイパーのゴム(なんと7年間替わってない)
バッテリー(これも7年間がんばりました)
エンジン冷却水強化材
などなど消耗品を交換。
当店はスズキ車専用診断機を備えてますので、最終的に車載コンピューターとパソコンでやり取りをして過去からの故障歴を車検時に診断しています。
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リモコンキーの電池の電圧低下の履歴が残ってますね。
初期化して消しておきましょう
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CVTの制御プログラムのバージョンが古かったのでアップデート
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アップデート中
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完了
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7年間清掃されたことがないであろうエンジンルームが気になったので小ぎれいにしておきましょう。
これはあくまでも「自分の満足」のための作業です。
俗に言う「気持ちの問題」(笑)
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というわけでパレットはお客様の生活の足&お仕事のお供として帰って行きました。
しっかり働いてね!
泉大津市からお越しのYさま
当店を選んでいただきありがとうございました。
またのご利用をお待ちしております!!

臨時休業のお知らせ

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勝手ながら今度の土曜日 5月18日(土) は工具の展示会に行くのでお休みさせていただきます。
ご不便をおかけしますがなにとぞご容赦ください。

今どきの車はブレーキ痕は残りません 大津市の事故や池袋の暴走事故

どんなことでもそうなんでしょうけど、その分野に明るいと新聞やらニュースで伝わることに「えっ?それはないわ」と言うことが増えてきたような気がします。
自分たちで言うとやはり自動車関連の事故の検証とか、自分が好きな鉄道のことやらをまことしやかに報道されると「うそばっっかり言うてる」って気付きます。
建設業界の人から見ればその話題とか、経済に明るい人ならその方面とか、きっとそれぞれの人が得意なジャンルでの報道のおかしい部分に腹立たしい思いをしてるのでは?と思います。
最近自分なりに気になったのは、大津市の保育園児の痛ましい事故の報道でも、池袋の暴走事故の報道でも、
現場にはブレーキ痕がなく
っていう一文です。
神戸のバスの事故の時、後から捉えたドラレコの映像が流れ、あれを見たときは
ブレーキ踏んでないまま走った
と職業柄直感的に思いました。
あきらからにブレーキランプが光ってなかったことを凝視してたから。
そういう客観的な事象を確認できたのなら、ブレーキ踏んでない、と言えるのでしょうけど、現場のブレーキ痕がない、は大きく違います。
というのも最近の車は「ABS」(アンチロックブレーキシステム)が付いてるから。
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画像がよくできてたのでネットから借りました。
池袋はプリウス、大津市はそれなりに新しいダイハツ車。
これらの年式の車にはもれなくと言っていいほどABSは装着されてます。
昔レーサーの方が主催する講習会に行ったとき、
教習所では、ポンピングブレーキを利用してロックさせないように車を止める、という指導を行ってるので日本人は、「タイヤをロックさせる=悪」、と言うイメージで運転してるのでブレーキを踏みきれない人が多い。
ほんとの急ブレーキは、ブレーキペダルを足で踏み折る、ぐらいの気持ちで踏むのが正解。
と教えてもらいました。
なので
ほとんどのドライバーが
ブレーキを踏み切れていない=ロックしない

仮に完全にそんな感じでブレーキを踏み切れてもABSが付いてる車はロックしてる時間が短いので「ブレーキ痕」が残らない。
と思うのです。
過去からの書き方を踏襲してるのか、実際取材記者の文章の引き出しの中には、
ブレーキ痕がないからブレーキを踏んでいない、これはすごい過失だ。
と言う定型文しかないんでしょう。
被害者の年齢とか遺族の悲痛な思いを感じるとこれら連続して起こってる事故の痛ましさはとんでもなくひどいのに、報道はなにか見ないといけないところを見ず、むしろミスリードしてあらぬ方向へ導いてるのが何とも歯がゆく残念。
と思えるのも自分がその方面に明るいからでてくる不満です。
これが専門外ならニュースをあたまから信じてしまい変なところへ連れて行かれそうです。
新聞記者もなにかしら専門分野で振り分けた方がいいのでは?と思います。
それとも記者も人手不足で使い回し??(笑)

暴走事件のニュースで思うこと

職業柄、暴走事件のニュースを見るたびに思うけど
高齢だから運転でミスを犯す
というのは事故処理という面倒なことには蓋をする警察の免許返納作戦の一環だと思うのです。
被害者を減らすためでもあるんですが自分たちに立場を守るためと仕事を減らすため(笑)
若い頃から運転上手なお年寄りはいつまでも運転はうまい。
マナーもルールもわきまえてむしろ下手の人に文句を言いながらしっかり運転なさってる。
また極端にびびりながら運転してる人もこれまたなんとか事故を起こさず走ってる。
動作が慎重すぎて若干世間の迷惑になってるかもしれませんが・・・
けれど「返した方がいい人」は間違いなく一定数存在して、踏み間違いなどを起こす人はそのグループの人達なのでは?と日々思う。
そういうグループの人達は若い頃から、なにかしらアクシデントを起こしたり巻き込まれたりしてる。
根拠はないけど経験則でなにかしらトラブルメーカーは決まってるように思います。
でもそんな人に限って自分の運転技量に関心が無いという事実。
そんな中、ネットで話題に上がってるツイート


もう老いたから免許を返そう、と自ら行動に移す人ほど、実はまだまだ運転してていいと思ったりもします。