日産ブルーバードシルフィー GC10 オイルパン交換

落石をまたいだ瞬間、車が飛び上がったと言うことで入庫。
飛び上がるほどのショックが有ったということはどんなことになってるのかとドキドキしてリフトをあげましたらオイルパンというエンジンオイルを貯めるに石が当たったらしく、それ単体で交換できるところで良かったです。
というわけで交換開始。
エンジンを支えてる「マウント」といわれる部分と、排気管をずらして取り外しますが、液体パッキンが塗られてるのでネジを緩めただけでは外れず四苦八苦。
それを切るカッターも持ってるのですがすきまが狭くて差し込めず、ドライバーなどでゆっくり剥がしていきます。
やっと外れた・・・
ss-P1050264.jpg
ss-P1050265.jpg
この部分は結構堅いのですがそれでも折りたたまれたようにヘコんでます。
かなりの力が加わったみたいです。
ss-P1050269.jpg
新しいオイルパンと比較。
ss-P1050270.jpg
新しいオイルパンを取り付ける前に古いパッキンをお掃除しないと、密着が悪くなってオイルが漏れてしまいます。
この作業がそれなりに時間かかります。
たぶん全作業時間の3分の1ぐらい。
ss-P1050288.jpg
めったに見れないオイルレベルゲージがエンジンないでどのあたりに存在するか。
マニア視線です(笑)
これでオイル量をみてますか?
教習所で見方を習ったはず・・・
ss-P1050277.jpg
オイルパンの底がヘコんだことでストレーナーと言われるエンジンオイルを吸い上げる部分がわずかながら曲がってます。
念のため交換しておきます。
ss-P1050293.jpg
新しいオイルパンに液体パッキンを塗って、所定の位置の取付ビスを締めて、マウント、排気管を元に戻して完成。
ss-P1050297.jpg
事故のような、故障のような部分の修理でした。
落石がたまたま微妙な大きさでオイルパンと道路の間にはさまった結果、走り抜けてしまいこのようなオイルパンの変形を起こしてしまいました。
これがもう少し小さい落石なら素通りできたでしょうし、もう少し大きかったらバンパーなどに接触してラジエーターまわりを損傷したかもしれませんね。
当たり所に寄ればエンジンそのものを降ろして周しなければならなかったぎりぎりのところでした。

一本タイプのベルトの交換

一昔前は、発電機、ウォーターポンプ、パワーステアリングポンプ、エアコンコンプレッサーなどなどは別々のベルトで回されてました。
こんな感じ
8.JPG
それが今ではコストダウンとか軽量化、あと製造メーカーでの行程省略、ついでにベルトの品質向上などもあってなが~いベルト一本で全てを回すという方式に変わってきてます。
例えばこんな感じ
9.jpg
交換するのにまずどのルートでベルトが掛かっていたかをメモするとか写真を撮らないと必ずベルトの経路がわからなくなります
一旦古いベルトを外して新品を付けるときに経路が複雑で「あれ?ここからどこへ行ってたかな?」となることうけあいです(笑)
それとどうしても一人は張力を作るテンショナーを支えつつ、この複雑な経路のベルトを復旧していくので手が4本ぐらい欲しくなります。
一人でやってるとへたすると数十分ぐらいかかるときがありますが、手が4本あると5分で済んだりします。
狭いスペースでこんなことになります。
ss-P1050527.jpg
この車はE25のキャラバンでしたが2人で15分ほどかかりました。
2人とはいえそれでも作業が終わったら筋肉プルプル状態でした・・・・

エアコンフィルターの汚れもいろいろ

車検から車検までの走る距離によってエアコンフィルターの汚れは比例するのが普通です。
単純に乗ってる時間=エアコンが動いてる時間なので走行距離が多い車はやはりエアコンフィルターもよく汚れます。
但しそれらは粉塵とか繊維のみじん汚れとかの場合です。
今回はそれに当てはまらずびっくりという例です。
2年間で5千キロぐらいしか走らない車の場合、フィルターを外して点検してもあまり汚れてなくて交換を迷うことが多いです。
今日入庫してたお車も4千キロ程でしたので、フィルターを外すまで交換を迷っていました。
「どうせ汚れてないやろうなあ」と外してみました。
ss-P1050508.jpg
外してびっくり!!
まあ見事な「たばこのヤニ汚れ」でした。
ちなみに右は新品のフィルターです、って書かなくてもわかりますよね(笑)
外した瞬間に「これぞ、たばこ」と言う匂いを感じました。
これで室内に芳香剤やら消臭材があったりするのですから、何をしてるのやらという感じです。
汚れのアップです。
ss-P1050509.jpg
ほとんどほこりとか繊維のくずなどは付いてませんので、空気の通過率というのは低下してないとは思いますが、なんの躊躇も無くあっさり交換しました。
というか交換したくなりました(笑)
車の数だけ車の使われ方があり、他の車より痛むところもその数だけあるんです。
お客さんのお車の「使われ方」を把握して記憶にしまい込むのも我々の日々の仕事の一部です。

アプリオ 四号機 レストア完成

四号機の組立が終わりました。
じゃじゃ~ん
ss-P1050456.jpg
当時からも話題になった赤色の冷却ファンがきりっと見えます。
試運転もなんの問題も無く、傷んだ部品を替えたらむしろ今までに中で一番力強くスムーズに走ります。
このあたりはやはり素材が新車だからでしょう。
思ったよりお金が掛かってびっくりしましたが、できあがってしまうとむしろそれ以上の満足が得られました。
今しばらくは駆動用のベルトのならし運転とかあるので加速もほどほどにゆっくり走り込んでますが、夜に1時間ほど20Kmほど走ってきましたが問題なしでした。
明日には初号機が通学用に枚方へ出向くので、その前に3台揃って「土俵入り」の様子です。
ss-P1050459.jpg
ss-P1050467.jpg
まあしかし掛けてる時間と愛情はすごいものがあるなあ、と3台並べて眺めて感無量&自己満足(笑)

ダイハツ車のO2センサー

ダイハツ ネイキッド 平成13年式 L750S ターボ付き。
エンジンチェックランプが点灯したということで来店です。
ダイハツの車でエンジンチェックランプが点くと聞いたら一番最初に思いつくのがO2センサー。
排気ガス中の酸素濃度を測ってガソリンの量の微調整をするためのセンサーです。
エンジンから出た直後の排気ガスにさらされてるので働いてる環境はかなりきつい環境です。
コンピューターに診断機を繋ぎ、故障歴を呼び出してみるとあっさり P0135 コードが出ました。
「フロントO2センサーヒーター回路」に故障、と言う意味です。
O2センサーそのものは一時は延長保証になってましたが、この車の場合登録後11年目なのでとうてい保証扱いは無理です。
では修理開始。
O2センサーは配線の出た点火プラグみたいな構造ですからこういう専用のレンチを使います。
切り欠きがあるので配線を気にせずしっかり回せます。
ss-P1050241.jpg
こうしてセンサーを緩めます。
ss-P1050242.jpg
あっさりと抜けました。
ss-P1050240.jpg
あとは新しいO2センサーを取り付けて配線の取り回しをしたらOK!
ss-P1050244.jpg
けどここで忘れてはいけないのが、コンピュータの故障歴は部品を替えただけではリセットされずにずっと覚えてます。
キーを切っても忘れません。
最後に診断機を使って故障歴を消去。
これをしないともし次に同じところが故障したときに判断できなくなってしまいます。
結構これをしないところが多いんですよ。
試運転後にもう一度故障コードが入力されていないかを診断機で確認して完成!

またアプリオをレストアすることに・・・・

最近バイク屋さんですか?と言われそうなぐらいバイクの分解ばっかりしてますが。
またしても・・・・・・・・・

決してコレクターになったわけではないのですがアプリオ四号機まで来てしまいました。
思えば一号機を譲ってもらってからアプリオばっかりで遊んでますね。

今回は次男の通学用に学校の最寄り駅に置きチャリならぬ置きバイクをするために一通りレストアできた整備の行き届いた一号機をそちらに回してバス代を節約。

嫁さん用に、とこれをまたしてもオークションで手に入れました。
車種を選ぶときについ整備し慣れた車種に目が行ってしまい結局またアプリオをゲットしてしまいました。

パクられたアプリオ二号機の再来か、と思わせる青色の四号機です。

ss-P1050144.jpg

これを選んだ理由がこの走行距離。

ss-P1050151.jpg

この年代のほとんどの原付バイクの場合一回りしてることが多いのですが、商品説明の「高齢のオーナーがほとんど乗らずに手放した」、という一文を信じて落札。

どっちみち自分の思い通りに手入れをして乗るのですからだまされてもええわ、と言う気持ちでしたが実車を見たらたぶん実走行では無いかと思えるぐらいの程度でした。
プラスチックの風化による変な変形もなく、日焼けもほとんど無く黒いまま。
マフラーの遮熱板が光ってる中古車って見たことないです。

ss-P1050147.jpg

タイヤの製造年月日は1995年製。
車体番号から推測する製造年月と一致します。
でもタイヤからまだ「ヒゲ」が出てますから走ってないタイヤです。
ひょっとしてほんまに実走行なんでは?、17年前に製造された現状ほぼ新車?? 、とちょっとワクワクしてます。
これから外装を分解して車体まわりを点検してどの程度の中古車なのかを見極めてレストアの開始です。

来たときにエンジンを掛けてみましたがやはりそれだけ製造から年月のたったバイクです。
エンジンの吹け上がりなどは全然緩慢でキャブレータ-とか点火系統とかを点検しないとすっきり走りそうにはありません。

三号機もまだレストア半ばですがこれも含めてまたしばらく趣味の時間が楽しめそうです。

爆弾低気圧の風でこんな災難が

トヨタのパッソです。
風に煽られて「何か」が走ってる直前に道路に転がってきたそうです。
とっさのことで避けきれずそのもの左後輪で「踏んだ」と思ってそのまま自宅へ帰ってきて、気になったので車の下をのぞいてみると、なにか「電線」が絡まってる、と言うことでご入庫です。
電線でも何でもありません。
自車のサイドブレーキのワイヤーです。
偶然にもこのワイヤーに異物が引っかかったようです。
ss-P1040660.jpg
しかしながらまともに引っかかったようでかなりに力で引っ張られたようですね。
取付の金具は曲がりワイヤーが完全に外れてます。
ss-P1040661.jpg
ここが引っかかった場所でしょう。
被服も全部削れて中のチューブが見えてます。
実際ブレーキを掛ける芯線はこのチューブの中を通ってますのでブレーキそのものには影響はなかったんです。
ss-P1040662.jpg
本当はこの金具でワイヤーをくるっと巻いて止めてるのですが延びきってます。
ss-P1040664.jpg
本当ならワイヤー本体を交換すべきなのでしょうが、ユーザーのご要望により今回は取付自体を修正だけすると言うことで作業は終わりました。
車検時にはワイヤーを交換しないと将来的に錆が回ってワイヤー切断に発展する可能性がありますと言うアドバイスを差し上げました。
大風で人が怪我をしたとか、家の屋根が飛んだとか、トラックが風に煽られて転んだりしていろいろ報道されてましたが身近なところではこんな事件も起こってましたよ・・・

短距離走行の繰り返し シビアコンディション

 短距離走行の繰り返しは「シビアコンディション」と呼ばれ、エンジンオイルの交換距離を早くしないといけないと言われます。

 その理由は暖機運転中に余計に送り込まれたガソリンでエンジンオイルが希釈されて、本来の粘りけを維持できなくなるとか、ガソリンが燃えたときの水分がエンジンオイルと混じり、その水分が蒸発しない間にエンジンを止めると言うことの繰り返しにより、だんだんオイルと水の混合物がエンジン内にたまると言うことです。
 なので、早い目にエンジンオイルを交換してそれらの「混じり物」を排出しないと、そのままのエンジンオイルではエンジンが傷んでしまうのです。
水分が蒸発しないとどうなるかと言いますとこんなことに
 
ss-P1040590.jpg
  ss-P1040589.jpg 
 2キロ(約10分)の通勤走行を毎日朝晩半年間続けた状態の車です。
水と油の混合物、まさに 乳液 状態です。
 この状態のエンジンオイルがエンジン内を駆け巡るとエンジンに致命的なダメージを与えることになります。 
 この混じった水分は2時間でも走行するとエンジンオイルの温度が上がって水分だけ蒸発していくのですが、用事もないのにただただ走ってください、と言うわけにもいかないのでこういう使用状況であればまめにエンジンオイルを替えるしか方法はないですね。
 お買い物車として短距離しか走らない車はシビアコンディションのまっただ中に居ると言うことを覚えておいてくださいね!

消耗したスパークプラグ

 最近の自動車はメンテナンスフリー化が進んで、一昔前から比べるとかなり「定期的に交換しないといけない」と言う部品が減ってきました。

 とはいいつつメンテナンスフリーにするには各部品の質を上げたり高価な原料を使わなければならないことが多いため、コストの掛けられないコンパクトカーや軽自動車は相変わらず消耗品は昔のまま、という場合も多々あります。
 スパークプラグという部品・・・・
最近若い人に
「スパークプラグって知ってる?」 
 というと30代の人で7割ぐらいの人は
 「知らない」 
 「何をしてる部品かわからない」 
 と言う返事が返ってきます。
 スパーク=火花 プラグ=盲栓
(点火プラグという表現もありますが)
直訳するとなんのこっちゃわかりませんが、
 「火花を飛ばしてそれを火種にエンジン内のガソリンと空気の混合気に点火するもの」 
 
です。
 身近なものではガスコンロの「パチパチ」と点火したり、電子式ライターなどが原理は同じです。
 あれをエンジンの中でやってるわけです。
 それもエンジンが動いてる間はとんでもない回数を・・・・ 
 一度火花を飛ばすとそのたびにわずかながら電極が「蒸発」して減っていきます。
 ついでに点火した混合気は一瞬数千度になりますのでその温度でも消耗していきます。
 なので決まった距離を走ると交換が必要になるのです。
 その交換推奨距離は軽自動車で2万キロ、2000CCクラスで3~4万キロと言われています。
 このスパークプラグは軽自動車でなんと7万キロ無交換で走ったものです。
電極のすきまが広いと火花が飛ばなくなって点火できなくなるのですが、何とか走っていました。
 
ss-P1040479.jpg 
 ものの見事に「消耗」してます。 
 これで普通に走ってたのですから驚きです。
 これだけを見ると
「推奨交換距離って何なん?」
「エンジン調子よく動いてたで」
ってな感じです。 
 けれど、このすきまに火花を飛ばすために高電圧の電気を作る「点火コイル」と言う部品があります。
 それにかなり負担が掛かっていたと推測できます。
 近い将来点火コイルがくたばってしまう可能性大です。
 
プラグはそんなに値は張りませんが点火コイルは値が張ります。
 全ては自動車を動かすトータルコスト、と言う観点からするとやはり推奨交換距離は大事だと思いますよ。

アルトのアイドリングストップ車

スズキの販売店をしてる当店は時々スズキからデモカーとして新車を貸してもらいます。

一年間のリース車という扱いです。
当然費用は発生しますが(笑)
今所有してる代車用のサービスカーも大半が10年越えになってきたので、ここら辺でニューフェイスを導入しようと思ってたところへ燃費が30.2km/Lというアルトが発売されたので研究も兼ねてリースを受けることにしました。
アイドリングストップ機能、CVT(無段変速機)、エンジンの見直し、ガソリン搭載量を減らす、転がり抵抗の少ない専用タイヤ、などなどを工夫して燃費をたたき出してます。
 ダイハツが30でスズキが30.2と言う数字遊びみたいなところは??ですが・・・・
たまたまうちで普通のアルトとアルトエコが並んだので外観だけでも比べてみようと2台並べて写真撮ってみました。
 
ss-P1040491.jpg 
いろんな燃費低減の努力のひとつがバンパーの形状。
正直この膨らみのある・なしで燃費が?と思いますが、整備士向けの解説書には堂々と書いてあります。
 従来車
 
ss-P1040494.jpg 
 エコ
 
ss-P1040495.jpg 
 アイドリングストップすると言うことですが、停車してエンジンが止まってる間もヘッドライトやらの灯火類は点灯したまま停車することになるので各部において発光ダイオード(LED)を使って車全体の消費電力を抑えるようになってます。
 従来車
 
ss-P1040505.jpgss-P1040506.jpg
ss-P1040507.jpg 
 エコ
 
ss-P1040501.jpgss-P1040503.jpg
ss-P1040504.jpg 
外観ではこんな感じです。
実際乗ってみるとおもしろいぐらいエンジンが止まります。
そしてブレーキを離したり、ハンドルをちょっと動かすと即行でエンジンが掛かります。
再始動のタイムラグで走り出しが遅れると言うことはあんまり感じません。
ハンドルを動かして再始動はするのは右折時に不安を覚える人向けの対策だそうです。
ハンドルを再始動スイッチと見立ててるのです。
ちょっとしたアイデアですね。
アイドリングストップ車としてメカニック的に一番不安なのはバッテリーとセルモーターなのですが、バッテリーは専用バッテリー、セルモーターは専用品までは行かないですがギヤが噛みやすいように電気回路が普通のセルモータより余分にある、となってます。
ちなみに18万回エンジン始動すると交換推奨でコンピューターにより始動回数は管理されてます。 
車載の燃費計によると平均燃費はいまのところ16~24キロぐらいです。
当たり前ですが乗り方で大幅に変化します。
変化の幅が従来車よりも幅がある感じです。
総じてエコカーはユーザーにとってトータルコストを考えると「金が掛かる」もんです。
アルトエコのバッテリー一つにしても通常のバッテリーより数倍高いものを使わないといけません。
1回交換したら今まで節約したガソリン代があっと言う間に吹っ飛んでいくのも事実です。
プリウスに代表されるハイブリッドカーもいずれしなければならない走行用のバッテリーの交換。
日々の浮いたガソリン代はどれくらいバッテリー交換に吸収されてしまうのかはまだ誰もわかりません。
私はまだ実費でバッテリー交換したことのある人の話を聞いたことないんです。
電流制御用の部品が壊れて修理に40万かかったというのは聞いたこと有りますが・・・・