「絵心のない芸人」というアメトークの時は下手な方の芸人さんの気持ちがわかる自分です。
見たまますら絵にできないので「~という状態を書きなさい」なんて無理ゲー・・・
絵の上手な人というか見たままを紙に書ける人が羨ましい人生を送ってきました。
似顔絵書くとかとかほんとできない・・・
そんな自分なので漫画を書く人なんて雲の上の人に思えてます。
なのでほんものの漫画家さんとお会いできる日が来ようとは夢にも思ってなかったですが実現しました。
ヤングチャンピオンに現在連載中の「公道ウルフ」という作品があります。
何度かこのブログでもご紹介したことあるのですが、いろんな偶然が重なって物語に出てくるお店の名前が
「双葉モータース」。
うちのお店の正式名称は「二葉モータース」。
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そんなこんなでご縁があり物語に一部背景にうちのお店が登場します。
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その上になんと作者の野口賢先生がはるばる関東からご来店!!!!
いろいろ車談義をさせてもらい、なんとサインまでいただいて超うれしい!
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物語にはいろいろ国産車が出てきてそれが自分の年齢とまるかぶりの車ばっかりでめちゃくちゃはまってます。
昭和生まれの車好きの「おっさん」ならはまること間違いなし。
ストーリーもほんと素晴らしい展開です。
現在単行本が1~6巻まで発売中。
ぜひぜひ購入してください!!
ワンシーンに出てくるうちのお店もよろしく(笑)
ご興味があればポチッとな
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1~6巻までまとめ買いして野口先生を応援してください
よろしくお願いします!!
投稿者「てんちょー」のアーカイブ
アルト ワゴンRなどのタイロッドエンドブーツ交換専用工具
アルト HA24S 平成21年式 走行100000㎞
車検でご入庫です。
オーナーさんが自ら消耗部品を管理されているので年式や距離の割にはとても手入れの行き届いたお車です。
なのでお仕事させていただく部位も日頃からいじる場所では無く10年に一度作業するとかの部位です。
何カ所か作業させていただきましたがその中のタイロッドエンドブーツの交換の様子です。
タイロッドエンドのナットを外すために割ピン外します。
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つぎにナットを緩めます。17mmです。
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テーパーの付いた軸で嵌合されているためナットを緩めただけでは外れなくて何らかの方法で嵌合を解き放たないといけません。
その方法は工具もいろいろ、整備士さんごとの方法いろいろ、なんですがうちではネジに締め込んでハンマーでたたくという工具を使ってます。
これを使うようになってからハンマーを使う力が減りなおかつ仕事が早くなりました。
ナットを外したネジ部分に専用工具をねじ込みます。
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1~2mm隙間を空けて取り付けたあと工具のおしりをハンマーで殴ります。
そうすれば嵌合が外れてくれます。
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ご覧の通り軸に少し傾斜が付いてますね。
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タイロッドエンドの軸が外れたらブーツを取り付けてるスプリングを外します。
細いドライバーでほじほじするか一旦ブーツごと外してスプリングを分離します。
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痛んだブーツをを外して中の古いグリスを拭き取り、新しいグリスを盛って入れ替えて新しいブーツを取り付けます。
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最後にまた外したスプリングを付け直しますが、これがまた付けにくい。
この取付方法もいろんな方法&整備士ごとに慣れた方法があります。
自分はスプリングのインサーターを持ってるのでそれを使います。
これが時間的には一番早いですね。
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内側の筒にスプリングをセットして外側の筒でスプリングを押し下げます。
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スプリングがはまったらあとは元通りにナットを締め付けて割ピンを装着して完了。
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このスプリングを取り付ける専用工具は結構昔からあったのですが高額でなかなか手が出ませんでした。
でもストレート社が結構気楽に買える金額で発売してくれたので購入のきっかけとなりました。
これがあれば早く確実に、そして「楽ちん」に作業ができるようになったのでブーツの交換が気楽に行えるようになりました。
時短もできるようになったので心に余裕ができましたのでひとつ買っておいてもいい工具だと思うのでオススメです。
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これ以外に車検作業として
カムカバーパッキンの交換
PCVバルブのパッキン交換
そしてスナップオン社製
カーエアコンサービスステーションによるエアコンガス規定量充填サービス
などなどを終えてアルトはユーザーさんの元へ帰って行きました。
末永く元気に走ってね!!
SNAP-ON カーエアコンサービスステーション DUALPRO 作業の様子

エアコンのシステム内のガスの量は重さ、つまりは「グラム」で決められています。
自動車を設計したときにこの車のエアコンの能力を発揮するにはこれぐらいの重さのフロンガスが必要、となっているのです。
整備するときに実際その自動車にエアコンガスがどれくらい入ってるのかを計るのは、一度全部引っ張り出して(回収)してその重さを量ります。
こうしないとわからないんです。
ガソリンスタンドや設備が揃ってない整備工場ではマニホールドゲージというメーターが2個ついた工具を使っていちおう「診断」します。


マニホールドゲージでわかるのは「ガスの流れを推測」することです。
人間で言うと血圧計では血の流れを推測できますが体全体の「血液量」はわからないということです。
流れも大事ですがもっと大事なのは
量が規定量きっちり入ってることが前提条件で、まずそれが合格した上での流れ方はどうかな?
と言うのがエアコンガスの診断です。
デンゲン社のエコマックスもスナップオンのカーエアコンサービスステーションも基本的な動作は一緒です。
回収⇒量の計測⇒配管内の真空引き⇒規定量の充填
です。
エアコンサービスステーションデュアルは回収して重さを量り、真空引きのあとのガス充填の所に精製装置により純度の高いフロンガスを使う
ところが素晴らしい機能です。
134aと1234yfという2種類のエアコンガスに対応。
ハイブリッド車に使われている電動コンプレッサー対応のオイルも既存のオイルと混じること無く対応できるのが大きな特徴です。

実際の動作を見て見ましょう。
カーエアコンサービスステーションデュアルを接続

施工する車両のガスの種類やら使用するコンプレッサーオイルなどを選択

画面の一番上の動作表示が進んで行きます。
回収
全量回収した時点で初めてその車にガスがどれだけ入ってたがわかります。

つぎの工程の配管内の真空引き。
真空にするというのは配管内に空気が混じらず100%フロンガスを満たすという意味と、使用過程で発生する水分を蒸発させる(真空では水は100℃にならずとも蒸発します)ためです。
それと同時にDUALPROは回収したガス+新品のガスを精製し始めます。
再生というのがその表示です。

真空引きが終わるとエアコンの効率を高めるオイル添加剤などを注入
注入と言っても押し込むのでは無く「引き込まれる・吸われる」という感じが正しいですね。

そして純度の高められたフロンガスを設計通りの量をきっちり測って注入。
(これも真空の配管に吸われるという感じです)

これら一連の作業を自動的に行ってくれます。
もちろん単体作業をマニュアル動作で選ぶことも可能。
注入するコンプレッサーオイルの缶にもフロンガスが含まれているので充填するオイルはその分をひいて設定するというのも大事な工程。
でないと入れすぎになります。


とまあこんな流れの作業です。
エアコンの配管にはゴムを使ってる部分があり、また接合部分にもゴムでできたパッキンがあるので自然に漏れていきます。
タイヤの空気と同じですね。
なので定期的に補充してエアコンの能力を低下させないようにするのが大阪の暑い夏を乗る越えるための必須条件です。
気になるお値段ですが
軽自動車や普通自動車などの134aガスを使った
ベルト駆動のコンプレッサー車 13200円
(補充ガス200g コンプレッサーオイルまで含む)
エアコンの効きを良くする添加剤(オプション)3850円
電動コンプレッサーを使ったハイブリッド車 16500円
(補充ガス200g コンプレッサーオイルまで含む)
エアコンの効きを良くする添加剤(オプション)3850円
1234yfガスを使ったベルト駆動のコンプレッサー車
16500円
補充ガス100グラムまで含む。
それを越えた場合10グラム770円。
エアコンの効きを良くする添加剤(オプション)4950円(1234ガス用添加剤2024年5月に入荷)
1234yfガスを使った電動コンプレッサーのハイブリッド車
19800円
補充ガス100グラムまで含む。
それを越えた場合10グラム770円。
エアコンの効きを良くする添加剤(オプション)4950円(1234ガス用添加剤2024年5月に入荷)
全て税込み価格です。
2022年5月21日現在、フロンガスやコンプレッサーオイルなどの価格高騰の折、価格改定の可能性はなきにしもあらずなことをご容赦ください。
1234yfガスは定価そのものが高いので驚かないでくださいね。
あとカーエアコンサービスステーションデュアルはエアコンの「配管内の洗浄」ができるのも大きな特徴です。
そのあたりもまたお知らせしていこうと思ってます。
またまた続く・・・・
続きは こちら
泉大津近辺でカーエアコンサービスステーションDUALPRO導入店お探しの方へ
もうそろそろ車のエアコンが活躍する季節です。
こういう時期になるとうちのお店のホームページのアクセス数が増えるんです。
ほんとに平均気温のグラフとほぼ同じ形でびっくりします。
というのも以前から当店は「エアコンガス規定量充填サービス」をとても大事にしてきてて、ホームページで施工例をたくさん上げてるのでググったときに近くのお店と言うことで引っかかるんでしょうね。
そしてページを見てもらえるというわけです。
以前からの機器もよく働いてくれたんです。
どんな機器だったかというと
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カーエアコン整備機器の名門 デンゲン製
そこが開発した
エコマックスジュニアⅡ
++全自動でエアコンガスを回収して再生して充填する装置++
—————————————
けど自動車の進化に伴って対応できない車も増えてきました。
たとえば
・ 電動コンプレッサーを使ったハイブリッド車
・ 最近出てきたあたらしい1234yfというガスを使ったエンジン車
・ 1234yfガスで電動コンプレッサーを使ったハイブリッド車
はだめだったんです。
でも対応できない車を見ると今後主流になっていく車ばかりなんですよね。
それが歯がゆくて思い切ってスナップオン社製
カーエアコンサービスステーションDUALPro
PSPPSDUALPRO
を導入しました。
エコマックスジュニアと同じように車のエアコンから一旦ガスを回収して不足分を足して設計通りの量をきっちり量って車に充填する機器には違いはないんですがこのデュアルプロの特徴は
134aと1234yfという2種類のガスに対応してる
電動コンプレッサーを使った車に対応してる
これを網羅することで今走ってる自動車のほぼ全てに対応できます。
あともっと特筆すべき所は
【売ってるフロンガスより純度の高いガスを精製する装置を内蔵してる】
ということです。
これにより回収したガスに含まれるエアコン配管内の異物や水分などを除去しながら純度の高いガスをメーカーの設計通りの規定量を充填することができるんです。
また販売されてるガスは純度99.7%以上と規定されています。
これを機器内で精製することで99.99%のフロンガスを作り出して車に充填するのでエアコンの性能をより一層上げることができます。
なので以前より提供させていただいてた作業をより一層緻密にご提供できるようになりました。
この暑い大阪でエアコンの効きがいまいちやなあ、と思いながら運転するのはほぼ拷問です(笑)
精神衛生上良くないですからあれっと思ったらぜひご相談ください。
機械的にエアコン壊れてるのはそれなりの対応が必要ですがその故障診断にもまず「ガスが設計通りの量があるか」がまずはスタートですからね。
動作などは続きをまたアップします。 後半へ続く・・・
後半はこちら
スズキ ワゴンR ラパン きっちりとしたブレーキパッドの交換方法 ローター研磨
自動車整備工場あるあるの1つに「同じような症例とか整備事例が続く」というものがあります。
全く別の場所で、別のオーナさんが、別の使われ方をしてるにもかかわらず、同じようなタイミングで同じような不具合で入庫するわけです。
オカルトチックに「誰かがコントロールしてる」と感じざるを得ないときがあります(笑)
間髪入れずに入庫したワゴンRとラパン。
どちらも
「あとわずかでブレーキパッド使い切る」
いいタイミングでの入庫でした。
もう少し遅かったら余計な部品代が掛かって「ざんね~ん」と言う状態でした。
どっちもお客さんは不具合を感じることなく車検と12ヶ月点検で入庫。
作業してるこちらはメーカーも同じと言うこともあって部品の形も含め「風景一緒やなあ」と思いながらの整備でした。
ワゴンR MH23S 平成23年式 走行18万㎞
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新旧比較
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普通のブレーキ整備ならブレーキパッドを交換して終了、てなもんですが自分はブレーキディスクの傷みも気になります。
今までなら専門業者に外注してブレーキディスクを修正してもらって・・・という手順だったのでどうしても時間的に遠回りが必要でそうなると急ぎの仕事なら「残念ながら省略」ということがあって悔しく思っていました。
そんな折ディスクローターを自社で修正できる工具をゲットできたので思ったときに自社内で修正できるようになり、質の良いお仕事を提供できるようになりました。
ブレーキパッドのように目に見えて摩耗するわけでないですが、表面がでこぼこに、レコード盤(死語)のような線傷、そして厚いところと薄いところができて均一な状態ではなくなってます。
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それを専用の工具で均一に削ります。
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これでブレーキパッドとブレーキローターが100%なじみ始めるので設計通りの制動力が得られるようになります。
大阪は凍結防止剤などの塩害の影響はほぼありませんがやはり使われ方によってはブレーキローターに錆が発生するので耐熱塗料でお化粧しておきます。
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全てを組み立てて完成
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続いてラパン HE22S 平成26年式 走行6万㎞
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これも見事に使い切る寸前
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ブレーキディスク表側
見た目は正常
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でも裏側は外周から錆が侵食してきててブレーキパッドの接触面積(接触幅)が減ってます。
こうなると止まる力が減ってしまってます。
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同じようにディスクを研磨修正
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ディスクの摩耗限度は10.00㎜
研磨修正終わった段階でまだ残量は確保できています。
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うちではディスクブレーキの整備をするときはブレーキのピストンを脱落寸前まで押し出して錆の確認と滑りをよくするため清掃と注油を施します。
これをするだけで足で踏んだ力が100%ブレーキパッドに伝わってブレーキの効きとして反応します。
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写真はありませんがスライドピンへの注油、パッドサポートの磨きなども必ず行います。
そして各パーツの整備が終わったら組み付け
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スズキはブレーキ廻り消耗部品、このあたりのお車はほぼ全車種使い回しの共通部品です。
コストダウンするために部品をできる限り使い回すんですね。
その車種だけの部品とすると製造コストが上がりますからね。
軽自動車は庶民の車、というスズキの方針がよく見える部分です。
なお当店ではスズキ車のフロントブレーキパッドは純正品を使います。
パッドに付属する異音止めのプレートがセットされてるのでその部分も同時にリフレッシュできます。
メーカのわからないようなパッドも格安で販売されていますがせっかく整備するのですからきれいさっぱり消耗部品とすべての構成部品を交換したほうが結果的にリーズナブルな部品価格だからです。
それにしても写真を眺めてると誰のどの車の写真やったかなと思うぐらい同じ風景、同じ痛み方の整備でした。
G/Wのお休み予定
キャリイのエアコンが効かない エアコンスイッチの分解修理の仕方
DA63Tあたりのキャリイはエアコンのブロアファンスイッチ、つまりは風量を調整するスイッチが調子悪くなって風が出ない、エアコンのスイッチは押し込まれてるのにエアコンランプが点かない、などなどの症状が出ます。
エブリイを含めたりすると「風が出ない」となるとファンモーターという原因も考えられるのでそのあたりの診断は必要です。
とはいえどっちにしても我々がお客さんから連絡ををもらう段階では
「エアコンが効かない」
という連絡をもらいます。
現車を見たら「冷やすとか言う以前に風が出ない」ですよね~というオチが付いたりします。
このケースでのエアコンランプが点かないのはファンスイッチが働いてないのでコンプレッサーをまわすとか言う以前の段階でこけてるのでランプが点かないんです。
診断は取りあえず乱暴にエアコンファンスイッチをガチャガチャ動かす(笑)
というわけでこのキャリイも平成18年式です。
でも走行距離は18000㎞。
こんな条件でもエアコンスイッチが不良になるので経年劣化の一言では片付けられない事象ではありますが、自動車はいっぱいの部品が組み合わさってるわけですから完璧な商品というものはこの世に存在しません。
まあこんなこともあるわな、と修理します。
一番簡単なのはスイッチの交換です。
以上おわり・・・・
なのですけれど割と症例のある故障でネット上でも過去に見たことあったので分解修理ができることは知ってましたから修理を選択。
ちょっと器用な人なら素人さんでもDIYも可能でしょう。
普通のプラスドライバーと短いプラスドライバーがあればスイッチを外すところまではいけます。
後述しますがこの故障の原因はスイッチの接点グリスということなのでそこは別途購入が必要かも。
コネクターが2個接続されているのが今回のターゲットのスイッチ。
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スイッチ自体はビス一本で止まってるだけなのでビスを取るとスイッチは外れます。
外れると言ってもちょっとコツが要りますね。
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スイッチがパネルから外れたらコネクターを外してスイッチ単体にします。
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スイッチの下側の台形型のパネルを外します。
はめ込まれてるだけなので細いマイナスドライバーなどでこじると外れます。
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レバーを止めてるネジを外すと、レバーと動く側の接点が外れます。
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変色したグリスをせっせと拭き取ります。
パーツクリーナーが役に立ちます。
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いろんな情報をまとめると、この最初に塗られてるグリスは白色で通常の接点グリスとのこと。
これが接点に発生した緑青(銅が変質してできる一種の錆)と混じってこんな色になり、この緑青の混じったグリスが悪さをして接点と接点の間で電気が流れなくなりスイッチ不良になるとのことです。
そのためこのグリスを除去して、接点を磨き、ちゃんとした接点グリスを塗り直すとスイッチは復活するので部品交換の必要ななくなる、とのストーリです。
今回は接点グリスとしてトヨタ部品共販経由で仕入れた日本バーズ社製のコネクタールーブを使うことにしました。
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ラジコンで遊んで時のタミヤの接点グリスなども使いました。
少量でいいならこっちの方がリーズナブルかもしれません。
本来はヘッドライトコネクターなどに部分に塗って防水と抜き差しするときの滑りの良さを確保するためのものでグリス自体に導電性を持たせてあるというものです。
H4タイプのヘッドライト球のコネクターやキツキツでなかなか抜けないパワーウィンドウスイッチのコネクターなどにあらかじめ塗っておくと後日簡単に抜けるのでうちに入庫したお車には気がついたときには塗るようにしてます。
この後は来た道を戻り元通りに組み立てたら完成。
最初はかろうじて2速だけ、それもガチャガチャやってやっと廻っていた室内ファンもちゃんと1~3速で調整できるようになり確実のエアコンランプも光るようになりました。
もうすぐ暖かい日がやってくるので先回りできて良かったです。
暑くなってから風が出なかったらイライラして事故の原因にもなりかねませんからね~
スズキ アルト ワゴンR スペーシアなどのフロントブレーキキャリパーオーバーホール作業
現車は日産ピノ つまりはスズキのアルトです。
平成19年式 走行65000㎞。
車検で入庫ですが以前からオーナーさんが整備時にはフロントブレーキのオーバーホールを希望されていたので作業しました。
1年前にフロントバッド交換とローター研磨は終えているので今回は割愛。
それ以外の消耗品に手を入れていきます。
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キャリパー取り付けボルトを2本緩めたら(このときは取りはずない)ブレーキホースとキャリパーとつないでるバンジョーボルト(ユニオンボルト)と呼ばれるボルトを外してホースを分離。
外すとブレーキフルードが垂れ落ちるので洗濯ばさみ式のフルード止めで垂れ落ちを回避。
外す前にブリーダーを緩めながらブレーキペダルを目一杯踏み込んで木材などでそのまま固定する方法でもOK。
但し作業中ブレーキランプは光ったままなのでそれに対する手当は必要かも。
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ホースが外れたらブレーキキャリパーを外してオーバーホール作業へ。
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まずピストンを抜くためにボルト穴からゆっくりエアガンでエアーを吹き込みます。
ピストン側にはウエストか段ボールとかゴム板などを用意してピストンに傷がつかないように。
なおかつエアーの入り具合でピストンが大砲の弾のように押し出されてきますから指を挟まないようにしないと危険です。
できるだゆっくり・・・
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抜けたピストン。
キャリパーシールが接してるところは黒いはちまきが。
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ピストンが抜けたブレーキキャリパー
摩耗したシールゴムとブレーキフルードが混じり合った状態です。
これ見たら2年に1回ぐらいはブレーキフルードを交換した方がいいに決まってる、と断言できます。
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この一本の輪ゴムでブレーキフルードが外に出てこないわけでディスクブレーキを設計した人はすごいなと感心します。
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スズキはシールとピストンのセット部品を注文してもシールだけを注文してもさほど金額に差が無いので、うちではピストンごと替えます。
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組立方は整備士それぞれ自分のやり方を持ってますが自分はエアを吹き込むこの方法。
内部のシールリングをセット。そしてダストブーツをキャリパーにセット。
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ピストンを押さえながらフルードの穴よりエアを吹き込む。
するとアーラ不思議(笑)ダストブーツが膨らんでピストンに巻き付きます。
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この方式を始めた頃はなかなかコツがつかめませんでしたが一旦習得すると一番短時間で作業できます。
ま、人それぞれ慣れた自分のやり方が一番早いとは思いますが・・・
ピストンが入ったらなめらかに出たり入ったりするかのテストをして(これは結構重要)キャリパーは完成。
あとはせっかくオーバーホールしたのでパッドスプリングなども新調。
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ブレーキパッドをセットしてオーバーホールしたキャリパーを取付。
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ブレーキホースを取付。
このとき2枚のガスケットは必ず新品にしましょう。
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ホースが繋がったらこぼれたブレーキフルードをクリーナーで洗い流して完成。
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これをもう片方も同じ工程を繰り返してフロントブレーキキャリパーオーバーホール作業は終了。
最後は配管内のエア抜きを兼ねてブレーキフルード交換まで。
実際の整備作業はこれ以外にもちろん後のブレーキメンテも。
そして補機類を駆動するベルトなども交換しました。
それ以外の消耗品類はオーナーさんが自己管理されているので当店ではここまで。
予防整備を兼ねた作業を重ねられているピノ(アルト)はほんとに快調です。
これでこそ自動車整備の見本のようなお車です。
お手伝いさせていただいてる当店も気持ちよく納車できます。
日本中の自動車がこう言う整備で快適に走って欲しいと常々願っています。
スズキキャリイDA16Tのベルト交換
スズキキャリイ DA16T 平成25年 走行距離5万㎞
車検でご入庫。
距離はそこそこですが8年目なのでベルト交換。
16系キャリーからエンジンがR06Aに変わったのでベルト交換は17系のエブリイとだいたい一緒になりました。
まずはゴムのプロテクターを外します。
別に外さなくても作業はできますが6㎜のボルト3本なので手元が明るくなるので自分は外します。
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ベルトを覆ってるカバーを外すのですが配線とコネクターが2本通ってるのでまずはそれを処理。
青いコネクターを外して配線止め3箇所カバーから外します。
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そしてグレーのコネクターがカバーの真ん中あたりにあるのでこれも外します
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配線が外れたらカバーを止めてるナット2個とボルト一本外して時計回りに90度回転させて下に引き下げると外れます。
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16キャリイのエアコンベルトは調整が必要のないストレッチベルトです。
外すときは汎用の脱着工具で外れます。
オルタネーターを回してるベルトの方はテンショナーの左側にアジャストボルトがあるのでテンショナーを左に動かせて緩めて取ります。
テンショナーの真ん中のナットを緩めて、アジャストボルトを右回転でねじ込む方に回すとアジャスターが左に動きます。
普通に右ネジです。
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このベルトは来た道を逆に戻って取り付けて張力を音波張力計で合わします。
アジャスターの真ん中のボルトは
「着座した位置から80°から100°緩めてアジャスターボルトで調整する」
とマニュアルに注意書きがあります。
2023年6月 追記
真ん中のボルトを締め付ける方法が新たに通達されてます。
手順① トルクレンチを用い、40N・mで締め付ける。
手順② 12角の工具(ソケットまたはレンチ)を用い、腕が垂直に近い状態でボルトにかける。
手順③ 工具に合わせ見やすい位置にマーキングをする。
手順④ ソケットまたはレンチをボルトから外し、1角分反時計回りに回転した位置でボルトにかける。
※12角の1角分は30°である。
手順⑤ マーキングの位置まで増し締めする。
つまりは40Nmで締め付けてあと30度角度締めということですね。
念のため張力計データーを書いときます。
音波式張力計U-507のインプットデータ
MASS:75.0
WIDTH:1.0
SPAN:274
ウォータポンプ/ジェネレータドライブベルトの張力
音波式張力計U-507使用時
新品時:650~750
再調整時:475~575
オルタネーターのベルトが付いたら次はエアコンのベルト。
取り付けるときに特殊工具が必要です。
どんな車でもそうですが取付にはその車種固有の工具を揃えた方が早く綺麗に確実に取り付けることができるので結局それの方がベルトを傷めたりしなくて楽に取り付けられると思ってます。
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この特殊工具はスズキの部品ルートで手に貼ります。
部品番号は 09991–07420 です。
そんなに高くないので揃えておいた方がいいと思います。
モコ MRワゴン セルボ ワゴンR オルタネーター交換の方法
今回作業したのは日産モコ 平成20年式 MG22S
スズキだとMRワゴンでMF22Sあたり。
セルボのHG21Sとかもだいたい一緒の構造ですがとにかくオルタネーターを摘出するのに単体では物理的に無理な構造になってます。
整備士さんによりそれぞれ方法は持って居られると思いますが自分はリヤマウント外しが一番近道かなと思います。
マフラーをずらさないで済むのでエキマニとフロントパイプのボルトを緩めなくていけます。
ちなみの当方の地域は雪は振らないので4WD車がどうなるのかはわかりません。
オルタネーター交換の方法はこんな感じです。
タイヤを外します。
この時点でオルタネーター交換なのにどんな作業するのかという感じですよね。

どう見てもドライブシャフトを外さざるを得ないのが見えてきます。

とりあえず上からオルタネーターのアジャスターあたりを緩めていきます。

そして前後してますがバッテリーのマイナス端子を外しましょう。
オルタネーターの配線を外すのですから基本中の基本ですね。

ドライブシャフトを抜くのであらかじめATFは抜きましょう。
ちなみのこのATはドレンボルトがないのでレベルゲージから「上抜きで抜き取る」のが床を汚さないですよ。


オルタネーターとエンジンの結合を解いていきます。
支点のボルトを緩めますがフレームと当たって抜けないので、支点となってるアルミブロックも3本のボルトを外さないといけません。
外れたら支点のボルトを抜いて、バールでアルミブロックとオルタを分離ですね。

このとき使うバールは先端の角度が調整できるプライバーという工具が何かと便利
とりあえずオルタネーターをそこらに載せておいて(笑)ドライブシャフトをミッションから抜く準備。
足回りのナックルをずらしてシャフトを抜きます。
事前にATFを抜いてるのでミッションからはこぼれてこないはずです。



ナックルを外すときは磁石式のキャンバーゲージを取り付けておくと最後に組み立てて復旧させるときに元のキャンバーに戻せるのでアライメントのずれを抑えることができます。
そしたらリヤのマウントステーを外します。
エンジンを下から支えないとエンジン落ちてきます(当たり前)
フレーム側にマウント本体は残しておいてマウントステーだけを外した方がいいでしょう。





このステーが外れたらいとも簡単にオルタネーターの抜け道が完成して難なく摘出完了。

今回もリビルト品のオルタネーターを使います。
当店では信頼の置ける日産部品販売ルートの「グリーンパーツシリーズ」を使っています。
星の数ほどあるリビルト屋さんから迷いながら発注するよりメーカールートの信頼性と不具合が起こったときの窓口一本化のためです。
価格は高めですがやり直すリスクやお客さんへの信頼確保には失敗できませんからね。
リビルト品の不良による二度手間の作業はほんとに泣きたくなります。
あとは来た道を元に戻って作業完了。
そしてモコは通勤のため待ちわびるユーザーさんの元へ帰って行きました。
末永くはたらいてね~





