日産のクリッパー(型式U71V 平成18年式 走行145000キロ)は三菱のミニキャブのOEM車。
つまりは三菱社製の自動車となります。
お客さんからの第一報は
「エンジンから変な音がする」
と言うことでしたので預かりに・・・
現場で掛けてみると普通に掛かるし音も変な音は出ていません。
けれども明らかにエンジンの調子が悪くアイドリングがとても不安定でしたので、「これを異音と勘違いしたかな?」と思い預かることに。

エンジンが調子悪いときはまずは点火系統から点検するのが流儀。
プラグを点検しようと思って点火コイルを外すとプラグホールは流れ込んだエンジンオイルでプラグの半分以上浸かってました。

オイルで点火がうまく行ってないのかと思いまずはこれを何とかするために吸引器でオイルを吸い出し、その上でプラグを外してみました。
そしてパーツクリーナーでオイル分を洗浄。
それがこの状態。

オイルを処理して再度プラグと点火コイルを取り付けてエンジンを掛けてみましたが相変わらずエンジンはガタガタ揺れています。
「う~ん、オイルが原因でコイルが悪くなったのかな?」
どの気筒が調子悪いのか点火コイルの配線を外していくと2番目を外してもエンジンの状態が変わらない。
と言うことはこの気筒が死んでるな・・
んでプラグを外し再度観察。
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さっきは大丈夫と判断した2番のプラグ・・・電極のすきまがない。

これでは火花が飛びませんからガソリンに点火できない。
エンジン不調の原因はここに有りました。
プラグを交換すればたぶん調子は良くなります。
とはいうもののプラグホールのオイル漏れも何とかしないといけないのでパッキンを交換します。
ホースやら配線など邪魔になるモノを取っ払っていきます。



これがお目当てのプラグホールのパッキン。

余談ですが、このエンジンもしっかりオイル交換してますので中身がきれい。
145000キロ走ってますがすばらしい!!

あとはプラグホールのパッキンと、それを交換するために外したカムカバーのパッキンを変えて、元通りに復元。
もちろんプラグも新品に交換して試運転。
不調は完全に治りました。
めでたしめでたし。
さてついでなので悪くなったプラグの状態を確認してみました。
本来なら電極のすきまがあるはず

ちょっとプラグを揺さぶってみました。
きれいにすきまがなくなります。

接地側の電極をふんにゃと曲げて中心電極を引っ張ってみました。

きれいさっぱり抜けました(笑)


中心電極が抜ける大きな原因はプラグの「過熱」
軽自動車のワンボックスやらトラックは荷物の積載が多かったり高速道路を絶好調で走ったりするとどうしてもプラグが過熱気味になります。
この車もメーカーから規定よりも1段階冷えやすいプラグへの交換が情報として流されています。
つまりはあちらこちらで不具合が発生してる証拠です。
今回はオイルにプラグが浸かっていたのが原因とは断定できませんが、軽自動車のワンボックスカーだからこそ起こりうる故障かもしれません。
大人気の軽自動車ですが、こういう繊細な一面も持ち合わせています。
そりゃ普通車に比べれば「常に100%」の力を出して働いてるわけですから致し方ありません。
エンジンオイル交換を最優先にしっかりメンテナンスをしてあげながら軽自動車の税制などを存分に使ってかしこい自動車生活を送ってくださいね~
オイル交換をかまけてしまうとみすみすまだまだ乗れたはずなのに乗り換えを余儀なくされる故障まで進んでしまいますよ。
そうなると軽自動車にした意味が無くなります。
今回も数ある自動車修理工場から当店を選んでいただきましてありがとうございました。
レガシーご入庫いただきました。
泉大津に越してこられて整備工場を探してたので、とネットから入庫のご予約を頂きました。
レガシーとかスカイラインとか乗っておられるお客さんは、マニアとか趣味とまでは行かなくても「車好き」の方が多いと思います。
さりげなく車の維持管理にこだわりがある、という雰囲気です。
ネットからご入庫いただいたレガシーですが、97000キロほど走ってまして、そろそろブレーキパッドの交換時期かなあ?と言うお車でした。
ブレーキパッドの交換をお勧めし、ついでにローターの方も研磨されてはどうでしょうか?とお話しすると二つ返事で「お願いします」ということで作業させてもらいました。
前のブレーキ。
ローターを外すのでキャリパーも外します。

いつものように熱と錆で固着してるローターを取り外し用の穴にボルトをねじ込んで外します。
前ブレーキ

後ブレーキ

後ブレーキのローターの中にはサイドブレーキがあります。

というわけで外したローター4枚
これから修正します。

きれいになりました。

予想通りブレーキパッドも交換しても良いぐらいの摩耗量でした。


車にさりげなくこだわりのあるお客さんは車の維持管理を長いスパンで見ることが出来る方がほとんどです。
この段階でここまでお金を投じておけばしばらくは大丈夫とか計算されますね。
職人としてはあがめたくなるようなお客さんです。
「まさにその通り!!」
と相づちを打ちたくなります。
ふと思うに、自宅を見ると、大工さんに「この素人が」と言われるような感じです。
「家も適当なときに適当に手入れをして長持ちさせるもんじゃ」と・・・・
車の先は読めても家の維持管理は素人なのでなかなか先行投資はできないです。
車の維持管理が苦手な人も同じ気持ちなのでしょうね。
ただそんな人のためにお手伝いしたいと日々思ってるんです。
自分も家のことがわからないときに相談する先があると助かるので。
セレナの水漏れ
またしても同じような故障が続くジンクスです。
今度はセレナ。
こないだオイル漏れを修理した22万キロ走ってるお車です。
オーナーさんもブログ見て頂いてるそうなのでご報告を兼ねて。

日頃から愛車の機嫌を常に気にしてるオーナーさんですから、ボンネットを開けたときにエンジンルーム内に飛び散った冷却水の跡を発見。
この段階で発見できたのでオーバーヒートする前に修理ができて、お車の寿命が延びました。
オーバーヒート=廃車、っていうストーリーは多々あります。
さてどこから洩れて飛び散ったかをテスト。
圧力を掛けてみます。

予想通りの場所からの漏れです。
ラジエーターのアッパータンクという場所です。
昔は全部金属でしたがいまはこの部分は耐熱プラスチックです。
かなりの耐久性はありますが、高温・高圧・風化により破損します。


他の部分からの漏れはなさそうなので、アッパータンクだけを交換してできるだけ低コストで修理、あとはメインのホースも交換することでお客さんと話がまとまりました。
ラジエーター全体を交換すると高額になります。
ディーラーなんかではそういう見積になってしまうでしょうねぇ。
お車一台一台の使われ方を吟味してベストプライスを目指します。
車からラジエーターを外し、ファン関係を分解していきます。


この状態まで分解して、専門業者にアッパータンクだけを交換してもらうように依頼します。

というわけで修理が終わってラジエーターが帰ってきました。

車両に組み付けていきます。




ホース類を接続して、冷却水を注入。
CVTフルードもラジエーターの中を通っているので、減少分を補給します。
そして圧力テスト。

しばらく放置後圧力低下と漏れがないかを確認後、試運転。
無事作業完了


これでまた新しい故障箇所が出るまで(笑)ご機嫌よく走ってもらえるでしょう。
仕業点検(死語?)は大事ですね。
また一台お車の寿命が延びてゴミが減りました。
気に入ってる車をみすみすゴミにしないように日頃から愛ある点検をオススメします。
その車を買い換えたいならこの限りにあらずですが・・・
タントのドアミラーフラッシャー交換
車の小傷で本体の四隅角の次にキズが多いのがドアミラー。
飛び出してる分障害物との接触が多いのも無理からぬことで、普通のドアミラーなら根元から折れない限り、カバーに付いたキズなどはあんまり修理されないことも多いです。
けれどこのタイプのドアミラーはレンズが割れてしまうことが多く、修理が発生しやすくなります。
デザイン的にかっこは良いかもしれませんが・・・

一番接触しやすい部分が透明レンズなので皮肉なことに塗装されたカバーは無傷だったりします。

割れたら仕方ないので交換ですが、チョット手間が掛かります。
まずは「鏡」を外さないと表のカバーが外れません。


鏡が外れたら内側からカバーに爪を外していきます。
5カ所もあるのであっちを外してこっちを外したら最初の爪が元通り(怒)


試行錯誤してやっとカバーが外れました。
これで交換するレンズ自体にアクセスできます。

ネジを3本外し、配線外して分離できました。

外れたレンズ。
タントのこの部分は約5000円。

この部品交換するの使われてるネジはたった3本。
後は全てプラスチックの弾力性を活用した「組立」です。
部品交換した後の組立は約3分でした(笑)
現在の車は組立の効率を追求しまくってますからこういうことです。
ただ我々は分解するのが仕事です。
プラスチックの
「爪を外す」
この作業がとても神経を使います。
冬場の気温であればドライヤーは必須。
力の入れ加減に神経を使わないと「パキッ」って折れたら余計な部品代が掛かってしまいます。
気温以外に車が古くなってくるとプラスチックが風化してもろくなります。
こんなときも「分解=爪折れ」は覚悟の上で、交換する部品以外に作業中に外さないといけない部品も包括して手配をしないといけない場合もあります。
車をボルトやネジで組み立てると分解は用意ですが新車の組立コストと重量が増えるんですよね。
修理屋さんの願いは「折れない爪」を考慮して欲しいものです。
ことしのつばめ
抽選希望ナンバー
自動車のナンバープレートの4桁は申請をすれば自分の好きな番号をもらえる制度が始まって久しいです。
でも縁起のいい数字や語呂合わせのしやすい数字などは希望が集中してしまうのであらかじめ発行する枚数に制限が掛けられています。
原則的には1週間に1回抽選を行い、その週の当選者がもらえる仕組みです。
つまりは1ヶ月に4~5枚だけ出るようにして4桁の前の「ひらがな」を温存してるわけです。
その抽選が必要な番号は地域性とかで人気に偏りあるんです。
各陸運支局(ナンバープレートの最初の文字が支局名)単位で毎年「出過ぎてる番号」を調べて抽選番号としたり、人気が無くなった番号を抽選無しにしたり見直しをします。
今年もその時期になり大阪府内の登録自動車(俗に言う普通の白ナンバー)の抽選番号が発表されました。
以下に新聞記事を転載します。
諸選対象に移行した番号〓大阪府下
◆大阪ナンバー=「1010」、「5678」、「8000」、「9999」。
◆なにわナンバー=「111」、「8008」。
◆和泉ナンバー=「5」、「11」、「77」。
【週ごとの抽選による交付個数を2つから1つに変更】
また、次の番号については、抽選希望ナンバーの交付個数を変更する見直しを図った。
◆大阪ナンバー=「123」。
◆和泉ナンバー=「8」。
新しく抽選希望ナンバーに移行した番号については、5月16日から払い出しを開始する予定としている。
今回の見直しの結果、登録自動車の抽選対象希望ナンバーは次の番号となっています。
【全国一律の抽選対象番号(従来通り)】
1、7、8、88、333、555、777、888、1111、3333、5555、7777、8888。
【大阪府における特定の抽選対象番号】※は今回抽選希望ナンバーに変更
された番号
◆大阪ナンバー=3、5、11、33、55、77、111、
123、1000、1001、※1010、1122、1188、
2525、※5678、7788、※8000、8008、※9999。
◆なにわナンパー3、5、11、55、77、※111、※8008。
◆和泉ナンバー=3、※5、※11、※77、8008
◆堺ナンバー=全国一律の番号(13通り)のみ。
ちなみに当店のお客さんで和泉ナンバーで「3」の方が居られますが平成16年当時この数字は抽選ではなかったので、普通にもらえました。
今なら抽選しないといけない数字になってますね。
富士山あたりの人気ナンバーは3776と聞いたことがあります
いろいろ地域性を感じますね。
2台目のご入庫
以前にタントで初めてお取引頂いた方に併有車でもお取引頂けました。

今回はヴォクシーでした。
再度ご利用頂くのは前回のお取引に不満がなかったいうことで当店としてはすごくありがたく、やりがいが生まれることです。
今後ともよろしくお願いいたします。
雨が降ってるのに気の毒でした。
今日はチョット仕事量があふれてシャッターを閉めるのが遅くなった。
そしたらこんなときにも修理屋さんの同じような仕事が続くという連鎖のジンクスが・・・
やっと終わったとシャッターを閉めようとしたら、若者が原付バイクを押しながら「ガソリンありませんか?」と聞く。
「ガソリンはおいてません」ということで近くのスタンドを紹介。
オイルやら灯油は許可取ってますが、ガソリンに関してはうちは一般家庭と一緒の基準なので保管してはいけません。
そしてシャッターを閉め終わる頃、また続いて別の若者が、「原付バイクのエンジンは吹くけど前に進まない」と飛び込んできた。
お友達らしい子に自転車で引っ張ってきてもらってた。
「ごめんね、きっとドライブベルトが切れてるのかなとは想像できるけど、うちはバイク屋さんと違うから部品の在庫はないよ」と。
どういうわけか同じような話が連鎖する。
今日は10分以内に連鎖した。
不思議。
時間が遅かったと言うことやら自動車修理屋さんにバイク持ち込み、という要素があるにせよ、困ってる若者二人の手助けできなかったことに対してなにかすっきりしません。
なんかしてあげられることはなかったのか?と自問・・・・
スバルレガシーアウトバック 走り始めに何か音がする。
スバルレガシーアウトバック 型式BP9 走行93000キロ
エンジンを掛けて走り始めに後の方から音がする、と言う症状。
走ってると収まってしまうということで診断が難しい。
少し前にこのお車の12ヶ月点検時にも自分自身試運転中にもなにか音がしたのはキャッチしてて、ユーザーに
「この先、音が大きく鳴り始めるかも」
とお伝えしてました。
ただその時はあまりにも音が小さくまた短時間だったため診断まで至らず、原因不明でした。
その後のユーザーから「音がしてる」という報告を受け、診断開始。
けどいつものように一筋縄でいかないのが「異音の診断」。
ユーザーからの情報では、
・朝から走り出しの時にしばらく鳴ってるけどその後収まる。
・鳴ってる時間がだんだん長くなってきたけど、暖かい日は短い。
・一旦収まるとだいたいそのあとは大丈夫。
とのこと。
これもそれまでにいろいろ情報交換をさせてもらってだいたい整理したのが上の情報。
それまでレガシーの場合4WD車なのでタイヤの減り具合とか位置とかで音が出たりするので、位置替えをし直してみたり、デフオイルを交換したりして、音の原因を消去法で絞り込んでいき、ユーザー情報を加え、お休みの日に一緒に同乗してもらって走ったりしました。
それでわかったことは、音が収まったあとでも車が車線変更する時みたいな遠心力の掛かり方をしたときに音がでかくなるということ。
ぴかっ!!
整備の神様(笑)が降りてきてくれました。
耳元で「ハブ(車軸)のベアリング、それも右後ろ・・・・・たぶん(笑)」と聞こえました。
あくまでも神様も「たぶん」といってますのでまあとりあえず交換してみましょう。
診断のための消去法の原則です。
まずはリフトアップ

さて右後ろの車軸のナットを取り外し。



ブレーキまわりを分解。





ブレーキローターが固着してるので取り外し用の穴にボルトをねじ込んで浮かして外します。


この車のサイドブレーキ(駐車ブレーキ)はローターの中にあります。
戻し忘れて走るとこのブレーキシューがあっと言う間に摩耗してしまいます。

ベアリングは見えてる白いボルト×4本で外れます。

ボルトを緩めて車軸のシャフトを押し込めばベアリングユニット分離。
色でわかりますが右側が新品、左が使用済み。
車種によってはベアリングだけを交換したりしますがこの車は非分解の構造なのでひとかたまりの交換です。


といわけで新品を取り付け、分解した部分を復元していきます。




こういう狭いところのボルトを締め付けるときに使うソケットレンチの延長棒。
こういう風にチョット傾いてくれるだけで作業性10倍です。
これ考えた人 えらい!!


それはさておきブレーキ復元。



というわけでホイルを取付リフトから降ろして試運転。
走行開始から気になる音は聞こえません。
しばらく走って、いつもの試運転コース(汐見埠頭あたり)で左右に車を振っても音は出ません。
ひょっとしてこれで大丈夫なんと違う?と一人ニヤニヤ・・・・
ユーザーにお返しして、数日後「音は止まりました」とメールを頂きました。
一件落着。
ま、理想をいうと左側のベアリングも同じだけ使用してるわけですからこのあたりの部品は左右同時交換が原則です。
ただハブベアリングの場合消耗も原因なら、駐車場の輪留めなどに継続的にぶつけるのも音の原因となります。
たった1回激しくぶつけただけでその後ベアリングから音が出たときもあります。
そういう観点も含めてユーザーさんと相談して今回は右側だけの交換で作業終了です。
車の足回りって鶴の足みたいに図体の割には細くて弱々しいものです。
1~2トンある物体を輪留めにガン!ってえ当てるとそりゃどこか痛みますよ。
輪留めに当てて止まるまでバック、は避けましょうね。
度重なれば決していい結果は産みません。
自分としては
「輪留めには寸止め」
が、かっこいい駐車の仕方、だと思いますよ。
ネットからご来店でブレーキ整備
インターネットからご来店で車検からお付き合いさせていただくことは頻繁にありますが、まずは整備からというのは珍しく、またとてもうれしいことです。
お車はステップワゴン 型式RE3 平成13年式 距離105000キロ

ブレーキパッドの消耗とブレーキローターの研磨をどうしようかという相談をメールで頂きました。
それから実車を見せていただき、ローターは今回見送り、パッドを前後交換ということでお話しがまとまりました。
前と後のパッド交換済みの部品です。

残量もタイミングバッチリ。
わざとやろうと思ってもなかなかこうはいきません。
手で持ってる部分が残量が無くなったときに「キー」とか「チー」とかに表現されますが警告音を出す部分。
ここがブレーキパッドの残りが2ミリぐらいになるとブレーキローターに直接触るようになっていて音が出るようになってます。
でもこれは全ての車に付いてるわけではありません。

後のパッド。
これも残量がきっちり警告音が出る直前でした。
少しですがローターと警告音出す部品が接触した跡がありました。

というわけでブレーキ4輪リフレッシュ完了。
ブレーキパッドが新品になるとブレーキがよく効くようになります。
新品のパッドはやっぱりローターへの食いつきがいいのです。
またお帰りに当店オリジナルのオイルチケットも購入していただきました。
数ある自動車修理屋さんから当店を選んでいただき、ご利用ありがとうございました。
またのお越しを待っております。


