トヨタ ウィッシュ エアコンの効きが悪い エアコンガス量をきっちり補充する

ゴールデンウィークが明けると、日本国中の人達が「エアコンが冷えない」という検索を始めるのでしょう。
エアコンガス規定量充填サービスのページがたくさんある当店のブログのアクセスが伸び始め、8月の終わり頃まで結構な方がブログをちらっと覗きに来られているようです。
エアコンが冷えない原因はいっぱい有るので単に
「エアコンが冷えないんですけど」
と電話やメールでお問い合わせ頂いても「推測」は出来ても確固たる原因診断は難しいです。
故障箇所が断定できないので
エアコンの修理代金はいくらか?ざっとでええねん・・・
とのお問い合わせに対するお返事も、「あえて言うなら1万円から20万円の間ぐらい」としか言えません。
エアコンが冷えないとなったら信頼の置けるお店へ現車を持って診断してもらいに行く方が結局時短になると思います。
はっきり言えるのは診断の第一歩はエアコンのガスが設計通りのグラム数で入ってるか?からですね。
今回のエアコンガス規定量充填サービスのお車はトヨタのウィッシュ。
ZGE20W 平成23年 走行約11万㎞。
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本来は別のお客様のご紹介でご新規さんご入庫。
ブレーキのディスクローターの研磨修整でお仕事を頂きましたが、エアコンガスの話になって
「新車から一度もエアコンガスに関わる点検も診断も受けたことないから」
ということで同時作業でお受けすることに・・・
ウィッシュのエアコンガスの規定量はシールに書いてあるとおり
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エコマックスジュニアⅡを接続
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規定量をセットしてスタート
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エアコンの冷えをよくする添加剤も作業中に同時注入できるので便利な機械です
当店ではPitwork性のNC200を使っています。
これはnutec社のOEM商品です。
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エアコンガス規定量充填サービスの動作は
ガス回収⇒精密はかりで回収量測定⇒
そのまま真空引き⇒規定量充填(添加剤同時注入)
という流れです。
この流れで真空引きした後に規定量注入が最重要点。
これによってメーカーが設計したとおりのガス量をきっちり注入できるんです。
これは普通にガスを注入、では重さがわかりませんから安易なガス補充は余計に冷えを損なう恐れがあります。
「ガスがグラム数でどれだけ入ってるか?」
がエアコンには重要なのです。
よく見るツインメーターのあのマニホールドゲージでは「重さ」はわかりません。
エコマックスジュニアⅡのガス充填工程の最後の方をYouTube動画としてリンク張っておきます。

最終的には規定量の半分ぐらいしか残ってなかったと言うことで、これでこの夏はギンギンに冷えた室内で快適な通勤をしてもらえると思います。
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ブレーキの異音も解消されてると思います。
Wさま 今後ともお付き合いの程よろしくお願いします。
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大阪府泉大津市本町5-23
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ヤマハ アプリオタイプⅡ ギヤオイル交換

ヤマハ アプリオタイプ2
嫁の普段の足用のバイク。
1997年式ですから製造から20年越え。
幸いなことにヤマハやらホンダの原付はアジア域ではまだまだ現役で、消耗部品も製造廃止と言うことも無く、またコピー品も結構出回ってるので維持管理には何の問題もありません。
自動車の方がいろいろ部品調達が困難なケースがちらほら・・・
走行は5500㎞ほどの2サイクルエンジンのバイク
エンジンオイルは補給するタイプですがギヤオイルは交換が必要。
ちょっと仕事に空き時間が出来たのでギヤオイル交換しとこうかな?と軽い気持ちで作業。
抜いてビックリ。交換して良かった。
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うわっと言う色
右は言わずともわかる新品
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使うオイルは「純正オイル」
と、このあたりはこだわります(自慢)

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ちょっと揺すってみますが金属粉もそれなりに混じってメタリック色
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小排気量車はどうしても常に全力で走るので消耗品は痛みがち。
軽自動車のエンジンオイルやらプラグなんかも普通車に比べたら早い目早い目の交換が必要。
まさに原付にとっても同じ事ですね。
今回まだ5500㎞やし予防整備のつもりで交換しとこ、って思ってスタートしましたが、むしろ「えらいことになってるやん」状態でちょっと反省。
やはりバイクの整備は素人レベルなのを自覚。
これからは早い目に交換します(笑)

アルト ワゴンR MRワゴン セルボ ラジエーターサブタンクの割れ

エンジン冷却水を一旦貯めておく予備のタンクを我々はラジエーターサブタンクと呼びますが、2台ほど続けて登録13年越えのアルトとMRワゴンで割れてるのを発見。
とはいえ全車種で起こってるかというとみんながみんなそうなるわけでもない。
平成15年式のワゴンRは同じ形をしてるんですが割れていない。
走行距離はあまり関係なくMRワゴンは平成19年式で15万㎞超えでしたがアルトも同じ年式で13年間でなんと8000㎞・・
でもひび割れしたのでそのあたりの年式の部品ロットが怪しいのかもしれません。
バッテリー側にステーがあってそこにたんに「刺さる」という構造なのですが、エンジンの振動やら走行時の振動などで硬化したプラスチック本体のタンクが割れるのでしょう。
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平成18年~頃登録されたお車は一度確認した方がいいかもしれませんね。
部品さえ手に入れば自分でも出来ますよ。
この写真のHA24Sのアルトは純正番号 17931-58J01
価格は2500円(税別)

ガレージで助手席側にLLCの垂れた跡があるとか、減ってる冷却水をいくら補充して「Lレベル」まで減ってしまう。けどそこで減るのが止まる、と悩んでる貴方にはぴったりな症状かも。

アプリオ ジョグ90 マイバイクのベアリングやらピストンリング交換

アプリオの姿をしたエンジン&駆動系はジョグ90のマイバイク。
2012年にこのままの姿で仲間入り。
そのまま2種登録できたので便利に乗ってましたが、クラッチスプリングが折れて修理が必要に。
スプリングだけ替えれば良いか、と軽い気持ちでミッションケースを外してクラッチを外そうと回転軸に触ると軸がガタガタ・・・
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ベアリング逝ってるやん _| ̄|○
というわけで残りのベアリングを点検するもみんなそこそこゴロゴロな手触り。
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まあしゃーないかと全部の交換を決めて部品待ち。
部品が揃って組み立ててこの部分はおしまい。
ゴールデンウィークは暦通りの営業してますが、Stay Homeたらなんたらで出かけることもない。
とはいえ我が家はゴールデンウィークを含め国民大移動の時期に出かけたことないのでいつもと変わらぬ連休なのですが・・・
たまたま時間が空いたのでStay Garageで、かなり前から部品だけ入手してたピストンリングの交換も慣行。
やろうやろうと思いながらおっくうになってた交換に重い腰を上げてやっと着手。
普段の仕事プラスアルファで自分の乗り物の手入れは後回しになりがち・・・・
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2サイクルエンジンはナット4個でシリンダーヘッドとシリンダーも外れるのですぐにピストンやコンロッドともご対面できます。
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ニードルベアリングも交換しとこう
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そして本命のピストンリングを2個
ピストンもちょっとかじってるから修正・・
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シリンダーは全く大丈夫
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このバイクを売ってもらった前オーナーが
「BSCというメーカーのヘッドとシリンダーが組み込まれてるのでこのバイクはハイオク運用です」
とおしえてくれていたのを約8年たって初めて確認。
この「BSC]というメーカーはいまはあるんやろか?
とバイクと一緒にもらったヘッドとシリンダーの説明書に書かれてる住所をストリートビューで見てみたら郵便ポストにはBSCとシールは貼ってるけど見た目普通の家(笑)
自宅でシリンダーのポートとかヘッドの研磨してたんやろかと思いをはせる。
ネットで検索しても会社名も商品としても引っかからんから廃業なんかなあ??
刻印が彫ってあった。
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説明書通りにベースガスケット3枚
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ヘッドガスケット2枚を組み合わせて取付
ハイオク入れないとノッキングするらしい・・
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しばらくはリングとシリンダーがなじむまでまったり慣らし運転やなあ。
※ちなみにバイクの関しての作業はあくまでも趣味の範囲であり一般的なバイクの修理はノウハウも部品の入手ルートもないので受け付けておりませんのでご容赦を。

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ホンダ ザッツ ライフ イグニッションコイルの交換

エンジンがガタガタ震えていまにも止まりそうなんです、と駆け込み来店のお客さん。
車は何かなと見せてもらうと ホンダ ザッツ
年式は?? 走行は8万㎞ぐらい。
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ザッツでもライフでもアクティでもバモスでもこの時代のエンジンはほぼ一緒なのでどんな車にも当てはまる症状です。

明らかに3気筒のうちどこかがちゃんと着火してなくて2気筒状態。
エンジンは不安定ながら回ってるのですがこの状態で経験上一番心当たりがあるのはイグニッションコイル。

とはいえ確実に「これ」とは言えないので確定のための診断あれこれ。
圧縮系・燃料系・点火系のエンジン3原則に則って可能性を一つ一つ消していきます。
このあたりのカンは当たると診断は短期間に、外れると苦難の時間がスタート(笑)
幸い第一印象の通りイグニッションコイルの不良と確信を得たので交換。
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確固たる証拠、今風にいうとエビデンス(笑)はつかんでないですがイグニッションコイルが壊れる要因に

「プラグの摩耗」

があります。

経験則でイグニッションコイルが壊れたお車のプラグは概ね消耗してしまってる場合が多いので因果関係は間違いないと思っています。
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なのでよっぽどご予算をいただけない場合、などを除いて3個全部のイグニッションコイルとプラグの同時交換を強くオススメしてます。
このあたりを思い切ってやっておかないと「二度手間」になってしばらくしたらまた不調で立ち往生とか、工賃2回分払い、とかお客さんにとってもデメリットばかりになります。

同時交換をご提案しても「とりあえずわるいところだけにして」と受け入れてもらえない場合は、再修理が発生するかもとかその旨を丁寧にご説明いたしますが、了承を得られない場合は少し寂しいです・・・(全国の自動車整備士の叫び)

イグニッションコイルという部品は純正部品の場合1個あたり1万円オーバーとか割と費用の掛かる部品です。

しかしながら距離を乗ると壊れる消耗部品なのでどうしても安く修理したい人があふれる市場の要求もあり、中国製の安価なコピー品流れ込んできています。
自分の車に使われてるイグニッションコイルが特定できればAmazon等の通販で手に入ります。

ところがこのイグニッションコイル。
コピーするのが難しいのかちゃんとした商品はほぼ見られません。
取り付けたときは良いのですが耐久性がさっぱりで少し乗るとすぐに不良になります。

これも何台もの再修理車を見てきた上でのお話しです。
何もコピー品や純正部品以外の部品がだめと言ってるわけでは無く、純正部品でなくてもちゃんとした部品をチョイスしないといけないなということです。

我々プロでも決して高額な修理を望んでるわけではなく、同じ効果を得られるなら少しでもリーズナブルな修理方法と提案できたら「ええ仕事した」と満足するわけです。
なので純正部品を使わない修理方法を提案したりすることはいくらでもあるわけです。

イグニッションコイルの場合、純正部品で予算が合わない場合せめて国内ブランドの無印良品、的なNGKのイグニッションコイルを提案させてもらってます。
安価なコピー品よりは安心のブランドですし、交換させてもらったお車は車本体が天寿を全うするまで再度のイグニッションコイルの修理は今までなかったです。

こんなデザインの箱に入ってます。
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メーカー自体も全数同時交換を提案してますね(笑)
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同時交換用の3個セットもありますね

プラグもこれを機会にちょっといいプラグを付けてあげると車がより一層元気になって燃費も助かるかも

ちょっと腕に覚えのある方ならホンダのこのあたりのエンジンならすぐにコイルもプラグも外せますからチャレンジしてもいいかもしれません。

というわけでザッツは元気を取り戻してオーナーさんの通勤の足として帰って行きました。
いつまでも調子よく走れると良いですね!

ダイハツ ハイゼットのエアコンフィルター交換

ダイハツのハイゼットカーゴ S321V 平成26年式

エアコンフィルターの交換(今回は新設取付)
我々整備士は遙か昔、エアコンフィルターがこの世に存在しなかったときから車のエアコンとつきあってきてます。
過去のエアコン修理で「風量が足りない」という修理はエアコンを全部分解してエバポレーターと呼ばれる部分を単体にして水洗い。
が定番の修理でもちろん相当な作業量となり費用も工賃としてお客さんに降りかかるという悲しい現実でした。

そういう声を反映してか徐々にエアコンフィルターという商品がいろいろな車に設定され始め、いまでは軽自動車に至るまでほぼ標準装備品となり、定期的の交換することでエアコン内部までほこりなどが入らないようになりました。
そしてエアコンフィルターを定期的に交換することで、エアコン内部が汚れず、詰まることもなく、ちゃんと保守できるようになったのです。
このあたりのハイゼット(トラックもバンも)最初の設計では濾紙式のエアコンフィルターが設定されてなくて取り付けようとしても部品そのものがない、という状態でした。

しかしながらダイハツも世論を受けて開発したのか数年前から専用のエアコンフィルターが部品として設定されたんです。
ハイゼットはエアコンフィルターが付かない、というのが当たり前でしたから発売されたと聞いたときはよかったよかったという感じでした。
お客さんも快適になるしエアコン内部が汚れるのを軽減できて費用も助かるからです。

今回車検で入庫してきたハイゼットは過去の整備歴を見ても多分エアコンフィルターは取り付けられていないと思ったので部品発注。
分解してみたら案の定設置されていなかったので今回取り付けました。
ただ設計上設定されていないエアコンフィルターなのでかんたんには設置できずそれなりの手順が必要です。

グローボックスを外してまずはコントロールユニットのボルト3本外す
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コントロールユニットの配線を逃がしてファンモーターをビス3本緩めて外す
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外すと内部はこんな感じ
内部の内気循環用のプラスチックの網についたほこりはエアブロー
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そしてこれが新しく設定されたフィルター
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これを所定に位置にセット
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あとは来た道を戻って元通りにして作業完了
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コントロールユニットに配線を逃がすのに配線止め2箇所の取り外しとファンモーターのビスを外すのに短いマイナスドライバーが必要です。
そのあたりがちょっと工具と技量が必要かも。

というわけで次の車検まではこのフィルターにがんばってもらって車検ごとに交換していくと快適な車内空間が得られるでしょう。
そして取り付けられてないお車にお乗りの方は今すぐにでも取り付けましょう。
エアコン内部の汚れがたまらないうちに・・・

2023/01/06追記
ハイゼットカーゴのS3##系でも2017年(平成29年)11月以降のハイゼットカーゴはエアコンフィルターは以下の形に変わります。
いわゆる普通のエアコンフィルターになりますね。

 

またハイゼットカーゴは2021年12月にフルモデルチェンジしてS700Vという型式になり、エアコンフィルターは変わってそうです。




エルグランド ベルト交換 音波式張力計

エルグランドのベルト交換
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エンジンにより発電機やエアコンコンプレッサーやパワステポンプなどの補機類に動力を伝えるのにベルトを使います。
ベルトは消耗品で、使っていくと摩耗して痩せ細っていき、いつが寿命が来ます。
いきなり破断するときもあれば最近の複数の山をもつベルトは「輪切り」になって寿命を迎えます。
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ベルトが摩耗すると交換が必要になります。
このエルグランドもベルトが寿命を迎えていたので交換します。
ベルトを交換するときの最大の山場は交換したあとの張力を調整すること。
貼りすぎでは補機類のベアリングが痛んだり、張りが足らなければスリップして加速度的にベルトが摩耗して寿命が短くなります。
このさじ加減がなかなか・・・
一昔前までは10キロの力で押して〇mmたわむのが設計時の値、という基準でした。
けれどそういう基準は
「人によって感覚違う」
「指で張りを感じて合わせろ」
「慣れたら出来る」
というまさに、職人のカン、整備士の技量、で合わしていました。
ま、それも整備士個人の技術力と言えばそれまでで、出来る出来ないは個人差の範疇です。
が、いまだに行われているのも事実です。
うちのお店ではデジタル式の張力計を使ってベルトの張りを合わしています。
原理は「ギターのチューナー」と同じでベルトを指で弾いてその音程により張りの強さを数値化するというもの。
つまりは周波数を測ってそれを張力に置き換えます。
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その変換する公式があって(めんどくさいので詳しいことは省略w)その公式に当てはめる数値が3個あります。
その3個の数値は整備マニュアルに載ってるのでそこから入力して測定。
張力を所定の数値に合うまで微調整して作業完了。
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数値として測れるので確実かつばらつきなく出来るので整備品質は抜群です。
これくらいでええかな?は一切なくなります。
エルグランドの場合、整備マニュアルには「周波数」が記載されています。
これがとても助かります。
音程=周波数が全ての源ですからそれがわかれば3個の数値は必要ないです。
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周波数で測定したエルグランドのベルト交換は完璧に終了!
これからこの方式でよりいっそう確実な整備をしていきたいと思っています。
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スズキ スペーシア ハスラー ワゴンR ISGベルト交換 オルタネーターベルト交換手順

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Sエネチャージと呼ばれるスズキの燃費改善システムは、発進時や加速時にISGと呼ばれる発電機とモーターを兼ね備えたものでベルトを介してエンジンを補助します。
ISG(モーター機能付き発電機)
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リチウムイオン補助バッテリー
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電動自転車に乗ったことがある人ならわかりますが、電動自転車も常にモーターで走ってるわけでなく、発進時、加速時など力が必要なときだけモーターで補助してくれますよね。
つまりはあれを自動車ででもやってるんです。
モーターを補助にエンジンを助けるのでこれもハイブリッドのひとつの方式なのでスズキの場合これを「マイルドハイブリッド」と呼びます。
ニッサンのセレナも一部車種は同じ方式をとっています。
発電機をモーターのように使って走るための力を伝えるのですから、今までの補機類のベルトよりも力を伝える必要があり、ベルト自体の強度もベルトの張力を維持するのにいろいろ工夫があります。
裏返すと修理するには大変・・・
ということです(笑)
というわけでISGベルトの交換をします。
エンジンサイドカバーを外します。
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エアコン側のベルトは調整機構のないストレッチベルトなので外すときは切断するか専用工具で外します。
この写真の白い工具が「外すための専用工具」です。
高いものでもないのでスズキの部品ルートを通じて注文するといいでしょう。
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ISGベルトの張力を維持してるテンショナーを緩める専用工具です
これがないとテンショナーを壊す恐れがあるので揃えてありました。
(結構な投資)
テンショナー部分に六角形のいかにもメガネレンチが掛かりそうな部分がありますが、実際そこにレンチをかけると折れてしまうそうです。
折れてしまったらこれはまたテンショナー交換とか大変なことになるので工具は揃えておくほうが良さそうです。
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当店はハスコー社製の工具を使っていますがリーズナブルなストレート社製工具もあります。

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まずは白い工具を使ってエアコンベルトを外します。
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次が本命作業でテンショナーを緩めるための工具を取り付け、ISGベルトを外します。
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外れました。
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新旧のベルトです。
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新旧で部品番号が変わってました。
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外してじっくり点検しました。
すると2箇所ほど亀裂が見つかりました。
距離にすると4万㎞ですが・・
噂には聞いていましたがISGベルトは日頃からとてもよく働いているので消耗が激しいとのことが実感できました。
一箇所亀裂が入ると加速度的に痛んでいきなり破断してしまうのでISGベルトはしっかり点検、早い目の交換が必要ですね。
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新しいベルトを着けるために来た道を折り返します。
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エアコンベルトを取り付けるためには黒い方の専用工具を使って取り付けます。
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エアコンベルトの張力は取り付けた時点で一定に保たれるためのストレッチベルトなので測る必要は無いのですが自分の知識のために音波張力計で規定値内に入ってるか測っておきます。
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ISGベルトの専用工具を外して交換は完了です。
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専用工具(SSTともいいます)は手元に有るとほんとに良い働きをしてくれます。
短時間できれいにそして確実に作業が出来るのでとても重宝します、がそれには投資が必要です。
全ての職業で言えることなんでしょうけど良い仕事をするには良い工具ですね。
というわけでスペーシアはこれ以外のもろもろの車検作業を終えユーザーさんの元へ帰って行きました。
そしてまた通勤の足としてしっかり働いてくれるでしょう。

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パワーウィンドウスイッチ 粗悪コピー品のリカバリー

一昔前は自動車修理の補修部品というのは純正ルートのみ,という時代でしたがいまや通販でいろんなコピー品がかんたんに手に入る時代です。
とはいえしょせんコピー品なので品質はいまいちなのが多く、使用目的を間違うと満足を得られないことになります。
イグニッションコイルなどの精密性を求められる部品はこの粗悪コピー品により「再度のトラブル発生」により信頼を失ったりしますので、中古車にお化粧してその場限りの修理をするにはいいのかもしれませんが、ちゃんと修理をするには「どうかなあ??」と思います。
その事例は以前にブログで書きました

自動車を修理するとき、メーカー系のディーラーは失敗できないので必ずと言って純正部品を使います。
失敗すると鬼の首を取ったようにお客さんに責められるので自衛をします。
これは当たり前のことです。
できるだけ安く直したいというのはお客さんの要望でもあり、またお客さんのお役に立ちたいという零細自動車整備業の親方も同じ事を考えています。
零細な修理屋さんはお客さんとの距離も近く、「あかんかったらまた次を考えてみよう」という相談が出来たりしますので、安いコピー品を使うことに対してお客さんに了承を得てチャレンジできる点ではとても心優しいお客さんに包まれて感謝しております。
私、失敗しない”つもり”です、ぐらいのイメージ?(爆)
アルト HA24S 平成16年式 約5万㎞
定番のパワーウィンドウスイッチの不良によるガラスの開け閉め不能でご入庫。
今回は
・助手席ドアガラスが下げられるけど上げられない。
・助手席のスイッチでは両方できる
ということでメインのスイッチの接点不良は確定です。
この症状の場合ほとんどはスイッチレバーの摩耗による事です。
ダイハツ系はスイッチの「支点」部分の割れが多いです。
というわけで車も古いしそんなにお金かけたくないし・・・
といういつものご依頼ですのでこれで大丈夫かなとコピー品をチョイス。
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しかしながらパワーウィンドウスイッチはコピー品の中でも割と当たり外れの多い商品でちゃんと動かない物が多いです。
不具合が多いのは「AUTO機能」で、ちゃんと働かなかったり、スイッチの基板が熱で暴走してガラス自体が動かなくなるケース。
最初から品質を疑ってるので(笑)単体でハーネスの接続してテスト。
すると
嫌な予感
はバッチリ当たりました。
AUTOモードではリレーがチャタリング(接点がくっついたり離れたりを早い周期で起こす)。
テスト中に反応しなくなる。
などなど・・・
通販先にクレームを行って取り替えてもらうか?、
とはいえ品物自体設計が悪ければいくら新しいのを送ってもらっても結果は一緒か?
送り返して新しいものが届くまでまた部品待ちが延びるなあ・・・
どうしようかなあ~
と、思案してるとふとひらめきました。
そうだスイッチをコピー品から取り出して基板は純正を使おう!
痛むのは接点を押す突起が発熱した部品で溶けるからそこだけ使おう ♪
こういう風に溶けます
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大丈夫な場合と比較するとこんな感じ
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純正部品(左)とコピー品(右)を並べて移植開始。
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移植後全部を元通りにして再度単体テスト。
無事正常なパワーウィンドウスイッチの動作に戻りました。
あとは車輛に取付
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内装を外さないと爪とかビスで留まってるのでじゃまくさい
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一旦ピンチを迎えましたが無事修理完了。
お客様の要望もかなえつつ部品を待たないでなんとかお車をお返しできました。
コピー品を使うリスクを覚悟して作業しないと痛い目に遭いますからこれも経験の一つですね
┐(´д`)┌ヤレヤレ ホッとしました。
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ウィングロード サーモスタット開き不良の修理

ニッサン ウィングロード 平成13年 走行22万㎞ GA15エンジン
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12ヶ月点検と言うことでご来店。
お店の前から作業場に車を移動しましたが、この気温なのにずっと冷却ファンが回ってます。
エアコンのスイッチが入ってるのかな?と確認するもオフ。
「あれ~?ずっとラジエーター冷却ファン回ってるのはおかしい」
となにか異常が起こってる、と第一印象。
お客さんは「じゃあお願いします」と帰られそうだったので「ちょっと待って!」と呼び止めて、なにかしら重大な故障が潜んでるかもしれないので時間があるのならお待ちを、と引き留めてとりあえず診断開始。
その時頭に浮かんだ選択肢は
・ファンをコントロールするセンサーの故障
・サーモスタットが開ききっていない
・ラジエーターが詰まってしまって能力低下
などなど。
サーモスタットというのはエンジンが冷えてるときはエンジン内だけで冷却水を流して、熱くなるとラジエーターへ水の流れを切り替えてエンジンの温度を一定に保つ「弁」です。
エンジン回転上げてしばらく水が流れるホースの温度を手触りやら非接触温度計などで点検。
水温センサーあたりの配線やら接触不良確認。
診断機を繋いで水温センサーが出力している温度を実測。
診断機からファンそのものをオンオフして水温の状態を観察。
そして導き出した答は
・サーモスタット開き不良
・ラジエーターのつまり
の二つ。
ラジエーターのつまりを確認するにもサーモスタットの開き具合の確認も取りあえず冷却水を一旦抜くという作業は一緒なので、両方同時に点検。
冷却水を抜いてラジエーターの中を目視。
見たところOKっぽい。
なので今度はサーモスタットを。
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これがサーモスタット現物
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テストは熱湯風呂で(笑)
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温度計を見ながら開弁温度になったらちゃんと開くかどうかをチェック
熱湯風呂テストの様子

新しい(右側)サーモスタットとの比較。
明らかに弁の開き具合が違います。
これぐらい症状がきっちりわかると安心して症状断定できますね。
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新しいサーモスタットを取り付けてエンジン始動。
水温が上がってファンがonになったらすぐに温度が下がりファンが停止。
無事サーモスタットの交換のみで設計通りの作動に戻りました。
お客さんも出費が最低限で済み喜んでいただけました。
オーバーヒート⇒廃車、という最悪のケースに至らないで延命できました。
12ヶ月点検しないとね、というユーザーさんの心がけが大きな出費を防ぐことが出来ました。
こうしてウィングロードはユーザーさんの通勤の足として活躍すべく帰って行きました。